5部
夢小説設定
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ギアッチョはソファに座りながら雑誌を読んでいた。その背後から近づく影に気づきながら無視を決め込む。
「わぁっ!! ビックリした?」
「…」
「無視なんて酷い…」
「くだらねぇ」
ギアッチョに悪戯をしたのは暗殺チームのメンバーである夢主だった。子供っぽい所があり度々メンバーに悪戯を仕掛けていた。今回のターゲットは“ギアッチョ”だ。だが失敗に終わったせいで彼女はソファに突っ伏して拗ねている。
「…最近誰も反応してくれない…悲しい…」
「仕方ねぇだろ? 子供の遊びに付き合ってる暇ねーよ」
「ギアッチョは優しい、ギアッチョは優しい、ギアッチョは優しい…」
「念じてんじゃあねぇーよ!!」
「だって…構って欲しいんだもんッ」
ギアッチョは雑誌を閉じて机の上に置くと、夢主の側に寄って彼女の脇をくすぐった。
「いやぁーーーーッごめんなさいッ」
「構って欲しいんだろォ?」
「違う違う違う…こんな構い方じゃあないの!」
暴れる彼女にくすぐる手は止めずギアッチョは悪い笑みを浮かべながら続けていた。夢主は最初は笑っていたが段々と涙を溢しながら嫌がっているのでギアッチョは手を止める。すると彼女はぐったりと床に座った。
「これで懲りたか?」
「…」
「懲りたなら別の楽しみを見つけるんだなァ」
夢主は涙を流しながら睨み付ける。その目を見てギアッチョは笑いながら再びくすぐり始めた。それはリゾットが帰宅して止められるまで続いた。