5部
夢小説設定
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※名前変換無し
1人の青年が建物の影からお洒落な花屋を見ていた。そこで働く1人の女性を目で追っている。青年、ペッシは恋をしていたのだ。
「おいペッシ何してんだ?」
「あっプロシュート兄ィ!? べ、別に何も…」
「隠し事か?」
眉間にシワを寄せて凄む兄貴の圧に負けてペッシは全てを白状した。
「恋だぁ?」
「…」
「好きなら告白してこい」
「オ、オイラには無理だよ…」
「ペッシ、ペッシ、ペッシ、ペッシよォ~~~~~~少しは自信を持て…いつも言ってるだろう?」
「…」
自信の無さ気な弟分を励ますように額と額をコツンと合わせる。だがペッシの表情は変わらない。そんな彼を放置してプロシュートは花屋へと足を向けた。ペッシは慌てて兄貴の後を着いていく。
花屋へ入るとペッシが恋をしている店員にプロシュートは声をかけた。
「グラッツェ、オススメの花は何だ?」
「グラッツェ、今の時期にオススメなのはラナンキュラスですね」
「じゃあそれを花束にしてくれるか? アレンジは任せる」
「かしこまりました。少々お時間を頂きますね」
彼女の手際は良く赤いラナンキュラスを花束にしていく。数分で出来上がった物をプロシュート受け取り料金を払った。その後、彼女へと花束を渡す。
「え?」
「君にプレゼントだ」
「あ、ありがとうございます。嬉しいです…」
彼女は頬を赤く染めて喜んでいる。ペッシはそれを見て心の中にモヤモヤとしたものが渦巻き歯を食い縛った。
「じゃあな、また来る」
「お待ちしております」
プロシュートは手を振りながら、ペッシは暗いまま花屋を出た。少し離れた場所に行くと2人は立ち止まった。
「あ、兄貴…オイラ心がもやもやするんだ…」
「誰かに盗られた後で後悔しても遅いんだぜ、ペッシ」
「…告白…じゃあなくて声をかけてみるよ、彼女に」
「その調子だ、ペッシ。俺は応援してるからな」
「プロシュート兄ィ…」
次の日から花屋の前をうろつくペッシが暗殺チームのメンバーに目撃されるようになった。それをメンバーに揶揄われてもペッシはめげずに彼女へ声をかけようと頑張った。
ペッシが彼女に声をかけられる日は来るのだろうか…
1人の青年が建物の影からお洒落な花屋を見ていた。そこで働く1人の女性を目で追っている。青年、ペッシは恋をしていたのだ。
「おいペッシ何してんだ?」
「あっプロシュート兄ィ!? べ、別に何も…」
「隠し事か?」
眉間にシワを寄せて凄む兄貴の圧に負けてペッシは全てを白状した。
「恋だぁ?」
「…」
「好きなら告白してこい」
「オ、オイラには無理だよ…」
「ペッシ、ペッシ、ペッシ、ペッシよォ~~~~~~少しは自信を持て…いつも言ってるだろう?」
「…」
自信の無さ気な弟分を励ますように額と額をコツンと合わせる。だがペッシの表情は変わらない。そんな彼を放置してプロシュートは花屋へと足を向けた。ペッシは慌てて兄貴の後を着いていく。
花屋へ入るとペッシが恋をしている店員にプロシュートは声をかけた。
「グラッツェ、オススメの花は何だ?」
「グラッツェ、今の時期にオススメなのはラナンキュラスですね」
「じゃあそれを花束にしてくれるか? アレンジは任せる」
「かしこまりました。少々お時間を頂きますね」
彼女の手際は良く赤いラナンキュラスを花束にしていく。数分で出来上がった物をプロシュート受け取り料金を払った。その後、彼女へと花束を渡す。
「え?」
「君にプレゼントだ」
「あ、ありがとうございます。嬉しいです…」
彼女は頬を赤く染めて喜んでいる。ペッシはそれを見て心の中にモヤモヤとしたものが渦巻き歯を食い縛った。
「じゃあな、また来る」
「お待ちしております」
プロシュートは手を振りながら、ペッシは暗いまま花屋を出た。少し離れた場所に行くと2人は立ち止まった。
「あ、兄貴…オイラ心がもやもやするんだ…」
「誰かに盗られた後で後悔しても遅いんだぜ、ペッシ」
「…告白…じゃあなくて声をかけてみるよ、彼女に」
「その調子だ、ペッシ。俺は応援してるからな」
「プロシュート兄ィ…」
次の日から花屋の前をうろつくペッシが暗殺チームのメンバーに目撃されるようになった。それをメンバーに揶揄われてもペッシはめげずに彼女へ声をかけようと頑張った。
ペッシが彼女に声をかけられる日は来るのだろうか…