※軽く性描写あり



　暗殺チームに新人が入った。

　『こんにちは、私の名前は夢主です。宜しくお願いいたします』そう言って礼儀正しそうに頭を下げるのはアジア人の女だった。

　「女ァ？　大丈夫かよ…」
　「イルーゾォ静かにしろ」
　「私は女だとか男だとか気にしません。貴方達の足を引っ張らないように努力します」

　第一印象はにはなかった勝ち気な性格が垣間見える。そして新人の担当となったのはソルベとジェラートだ。

　「俺はジェラート、こっちはソルベよろしく」
　「はい！　よろしくお願いします」

　夢主の初任務は政界の要人だった。3人でチームを組んで暗殺を行った。夢主のスタンドは強力で暗殺向きだった。それに夢主の動きは新人らしからぬ見事な物で初任務は大成功と言っても良いだろう。

　「お前凄いな、一瞬だった」
　「…一応認めてやるよ」　

　ソルベとジェラートに認められた夢主は少しはにかみ『ありがとうございます』と言った。
　
　「お前住む所あるのか？」
　「いえ、アジトに数日泊まって住む所を探そうと思ってるんです」
　「じゃあ俺達の家に住む？」
　「え、良いんですか？」
　「ソルベも良いよな？　少し位なら」
　「あぁ」

　任務が終わってから夢主はソルベとジェラートの自宅へ荷物を持って向かった。
　2人の自宅は漆喰の壁が白く光る古いアパートメントの1LDKだった。中へ入ると意外に広くお洒落でシンプルなインテリアが置かれていた。

　「どこで眠れば良いですか？」
　「俺達のベッドで眠れば良い」
　「へ？」
　「嫌か？　結構ベッド広いから大丈夫だ」
　「お二人が良いなら、お邪魔します」

　3人で眠るのは夢主にとっては初めての経験で数日間は殆ど眠れなかった。だが慣れてくると夢主はジェラートに抱きついて、ジェラートはソルベに抱きついて眠った。
　アジトではソルベ、ジェラート、夢主は3人で1つのソファに座るようになった。

　「ソルベ、窮屈じゃあないのかい？」

　メローネがそう聞くとソルベは『普通だろ？』と言ったので、それ以上彼に聞くのはやめた。

　今日も任務が終わり3人は自宅に帰った。それからベッドの上でお互いにキスをする。

　甘く蕩けるような行為に夢主はソルベとジェラートに身体を預けた。