悠久の時を生きる
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夢主の思い虚しくも柱の男と人間の戦いは避けられなかった。単身エア・サプレーナ島に乗り込んだエシディシがジョセフに敗北した。脳味噌だけになってもスージーQの身体を乗っ取っていたエシディシはジョセフとシーザーの合わせ技によって体外へ追い出された。その時を狙って夢主はエシディシを保護する。エシディシが受けた波紋の傷は深く夢主の能力リベルテを使って回復を促しているが時間がかかっていた。
「サンタナ、やっぱり吸血鬼を食糧にしないと回復は出来ないのかな?」
「だろうな俺達は吸血鬼を吸収しないと…」
「…私、カーズとワムウの所へ行ってくるね。サンタナはエシディシの側に居てあげて」
「わかった」
カーズとワムウの元へと行く為にエイジャの赤石が送られたスイスへと向かった。吹雪の中、歩いて行くのは骨が折れた。途中車を持っている人にお金を払っ車で国境を目指す。国境付近ではドイツ軍が検問を張っており夢主はドイツ軍に捕まってしまった。
「あの、解放してもらえませんか…私何もしていませんよね?」
「…久しぶりだなぁ」
「誰ですか?」
「メキシコで会ったのを忘れたのか?」
「シュトロハイム…?」
「そうだ。お前には我々と共に来てもらう」
ドイツ軍の車両に乗せられてから少しするとジョセフ達が乗った車が来た。やはりエイジャの赤石を追って来たのだろう。場所を移動して一軒の家へと連れてこられた。
「ジョセフ達も来たんだね」
「夢主…」
「ごめんね。エシディシは大切な仲間だから、生きていてほしいの」
「たがな、俺達はエシディシに殺されたロギンスの事は許すことは出来ない」
「…わかってる」
ジョセフの仲間を殺してしまった。それは許されないことだ。その事実は変えられないと夢主は深く理解していた。
「あなたが吸血鬼の?」
「ええ、私は夢主。あなたは?」
「リサリサよ」
「吸血鬼だからといって私はあなた達に危害を加える事はしない。他の人間にもね」
「変わった吸血鬼もいるのね…」
2階で長い時間待たされていたジョセフは文句を言いながら1階へと降りていった。それから少しして1階が騒がしくなったので全員で見に行った。ドイツ軍人の遺体が転がっており、壁は無くなっている。外には胴体を切断されたシュトロハイムが居て驚いたが無事に生きている様子だ。
「カーズ!!」
カーズは振り向き夢主の方を見たが何も言わなかった。
エイジャの赤石は雪の上を滑りながら崖の方へと向かっている。ジョセフとカーズは走り出した。結果、ジョセフによってエイジャの赤石は無事だった。
それを見届けた夢主はカーズの後を追って崖下へと飛んだ。
「おい! 夢主ーッ」
上からジョセフの声が聞こえたが崖下へと飛んだ今、もう戻ることは出来ない。
「カーズ! 待って!!」
カーズは振り返りもせずに歩いていく。
「エシディシは生きてるよ」
「来るんじゃあない!! 夢主お前は邪魔な存在に変わりつつある、この場で殺されたくなければ去れ!」
夢主はカーズの言葉にショックを受けた。だが黙って去るような性格ではないので言い返す。
「邪魔…? 私は貴方達と人間達が共存していける道を必死で探しているの!! それを邪魔だと思うのなら勝手にすれば良い…そんな事よりもカーズ、今はエシディシの為に吸血鬼が欲しいの」
カーズは懐から石仮面を取り出してこちらに投げ行ってしまった。夢主は地面に落ちた石仮面を手に取りカーズの背中を見送った。
「サンタナ、やっぱり吸血鬼を食糧にしないと回復は出来ないのかな?」
「だろうな俺達は吸血鬼を吸収しないと…」
「…私、カーズとワムウの所へ行ってくるね。サンタナはエシディシの側に居てあげて」
「わかった」
カーズとワムウの元へと行く為にエイジャの赤石が送られたスイスへと向かった。吹雪の中、歩いて行くのは骨が折れた。途中車を持っている人にお金を払っ車で国境を目指す。国境付近ではドイツ軍が検問を張っており夢主はドイツ軍に捕まってしまった。
「あの、解放してもらえませんか…私何もしていませんよね?」
「…久しぶりだなぁ」
「誰ですか?」
「メキシコで会ったのを忘れたのか?」
「シュトロハイム…?」
「そうだ。お前には我々と共に来てもらう」
ドイツ軍の車両に乗せられてから少しするとジョセフ達が乗った車が来た。やはりエイジャの赤石を追って来たのだろう。場所を移動して一軒の家へと連れてこられた。
「ジョセフ達も来たんだね」
「夢主…」
「ごめんね。エシディシは大切な仲間だから、生きていてほしいの」
「たがな、俺達はエシディシに殺されたロギンスの事は許すことは出来ない」
「…わかってる」
ジョセフの仲間を殺してしまった。それは許されないことだ。その事実は変えられないと夢主は深く理解していた。
「あなたが吸血鬼の?」
「ええ、私は夢主。あなたは?」
「リサリサよ」
「吸血鬼だからといって私はあなた達に危害を加える事はしない。他の人間にもね」
「変わった吸血鬼もいるのね…」
2階で長い時間待たされていたジョセフは文句を言いながら1階へと降りていった。それから少しして1階が騒がしくなったので全員で見に行った。ドイツ軍人の遺体が転がっており、壁は無くなっている。外には胴体を切断されたシュトロハイムが居て驚いたが無事に生きている様子だ。
「カーズ!!」
カーズは振り向き夢主の方を見たが何も言わなかった。
エイジャの赤石は雪の上を滑りながら崖の方へと向かっている。ジョセフとカーズは走り出した。結果、ジョセフによってエイジャの赤石は無事だった。
それを見届けた夢主はカーズの後を追って崖下へと飛んだ。
「おい! 夢主ーッ」
上からジョセフの声が聞こえたが崖下へと飛んだ今、もう戻ることは出来ない。
「カーズ! 待って!!」
カーズは振り返りもせずに歩いていく。
「エシディシは生きてるよ」
「来るんじゃあない!! 夢主お前は邪魔な存在に変わりつつある、この場で殺されたくなければ去れ!」
夢主はカーズの言葉にショックを受けた。だが黙って去るような性格ではないので言い返す。
「邪魔…? 私は貴方達と人間達が共存していける道を必死で探しているの!! それを邪魔だと思うのなら勝手にすれば良い…そんな事よりもカーズ、今はエシディシの為に吸血鬼が欲しいの」
カーズは懐から石仮面を取り出してこちらに投げ行ってしまった。夢主は地面に落ちた石仮面を手に取りカーズの背中を見送った。