悠久の時を生きる
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ジョセフと夢主はドイツ軍の施設に忍び込んだ。入り口ではジョセフが女装姿で侵入しようとして失敗、結局は2人で力ずくで突破した。内部に入ると夢主は毛布を取って身軽になった。あとは地下へと向かう道を探すだけだ。
「ジョセフ…言っておくけど私は柱の男サンタナの味方だからね」
「あぁ、わかってる。それよりも地下へ行く道が分からねえ」
「…あの扉じゃあないの?」
エレベーターを見つけて地下へと向かった。地下に到着した2人は見張りを気絶させてから、息を殺して聞き耳を立てる。大きな鉄板の扉の向こうから多数の人の声が聞こえてきた。
「ここだな」
「…なんか急に静かになった?」
「確かにな…中でヤバい事が起こってる可能性がある」
「どうする?」
ジョセフは見張りのドイツ軍人から軍服を2人分剥いだ。
「私も着るの?」
「あったり前だ、変装しなきゃバレるだろうが」
「…分かった」
軍服に着替えた2人はヘルメットを深く被り扉の中へと入った。夢主は軍服のズボンの裾を引きずっている。
「奴は空気供給菅の何処かに潜んでいる!!」
拘束具を装着されたまま車椅子に座っている老人が言った。
「おいっ貴様、空気供給菅の側に立っているんじゃあない!!」
一人の軍人が空気供給菅の中を覗いた瞬間…サンタナは軍人の目から体内へと入った。この場にいた人間全員が驚き戦慄した。シュトロハイムと呼ばれていた男はサンタナに向かって銃撃を命令する。勢いよく何発も撃たれたサンタナは一度は倒れたが起き上がり手を銃の形にして構えた。
「ジョセフ!!」
「あぁ」
ジョセフはスピードワゴンの元へと向かい夢主はサンタナの目の前に出た。
「な、なんだぁ貴様らはっ!!」
「サンタナ久しぶりだね。その指を下ろして」
「…夢主か?」
「うん」
夢主はヘルメットを脱いでサンタナに顔を見せた。後ろではシュトロハイムとジョセフが言い争っている声が聞こえたが夢主は無視をする。
「俺の眠りを邪魔したやつらだ」
「ごめんね。眠りの邪魔をして…人間達には悪気はなかったんだよ、多分」
「…」
夢主はシュトロハイムに「サンタナは私の仲間だから引き取る」と伝えた。だがシュトロハイムは「部下を一人殺されたんだぞっ」と怒っていた。
「こんな事は言いたくないんだけど…貴方達が無理矢理起こしたからじゃあないの?」
「な、なんだと!!」
「まぁまぁ2人とも落ち着いて~」
ジョセフが間に割って入ってきたがシュトロハイムと夢主の睨み合いは続いていた。両者とも一歩も引かない。
「夢主そいつらを殺すか?」
「手は出しちゃあ駄目だよ」
「我々はサンタナを野放しにする事は出来ない!」
「…人間からすればね、殺すのなら好きにすれば良い。でも私達に向けて攻撃をするのなら私は貴方シュトロハイムを殺す!!」
「…」
「はいは~い、皆さん落ち着いて! 話し合いで解決しましょうよ~」
「「…」」
ジョセフの計らいによって話し合いに持ち込まれた。
シュトロハイム、スピードワゴン、ジョセフ、夢主、サンタナは向かい合っていた。誰も一言も発せずに重い沈黙が流れている。先に口火を切ったのは夢主だった。
「私の名前は夢主。サンタナは人間を、吸血鬼を食糧としなければ生きて行けない。私も元は人間なので人間側の気持ちも理解できる、理解が出来るからこそ悩ましい問題で…私もどうすれば良いのか…」
「人間の脅威となるのならばここで2人とも始末せねばならん!!」
「まぁ落ち着けって…死刑囚なら食っても良いんじゃあないか? 非人道的だが罪のない一般人を襲われるよりマシだと俺は思うね」
「ジョジョ…お前の意見も分かるがシュトロハイムの意見も分かる。難しい問題だ…」
長い間、話は平行線のままだった。
「それよりもだ。柱の男はサンタナ以外にもいる」
「な、なんだってぇ!!」
「カーズ、エシディシ、ワムウの事?」
「やはり知っていたか…お前の仲間なんだな?」
「そう…大切な仲間よ」
ジョセフ以外は柱の男が他にもいる事を理解していたので冷静だった。
「仕方がない…我々SPW財団が人間に代わる食糧を開発しよう!! やってみなければ分からないが…人間を食糧にされるよりも平和的な解決方法だと思わないか?」
スピードワゴンの提案に全員の意見が一致する。サンタナと夢主はSPW財団に保護される事となったのだった。
「ジョセフ…言っておくけど私は柱の男サンタナの味方だからね」
「あぁ、わかってる。それよりも地下へ行く道が分からねえ」
「…あの扉じゃあないの?」
エレベーターを見つけて地下へと向かった。地下に到着した2人は見張りを気絶させてから、息を殺して聞き耳を立てる。大きな鉄板の扉の向こうから多数の人の声が聞こえてきた。
「ここだな」
「…なんか急に静かになった?」
「確かにな…中でヤバい事が起こってる可能性がある」
「どうする?」
ジョセフは見張りのドイツ軍人から軍服を2人分剥いだ。
「私も着るの?」
「あったり前だ、変装しなきゃバレるだろうが」
「…分かった」
軍服に着替えた2人はヘルメットを深く被り扉の中へと入った。夢主は軍服のズボンの裾を引きずっている。
「奴は空気供給菅の何処かに潜んでいる!!」
拘束具を装着されたまま車椅子に座っている老人が言った。
「おいっ貴様、空気供給菅の側に立っているんじゃあない!!」
一人の軍人が空気供給菅の中を覗いた瞬間…サンタナは軍人の目から体内へと入った。この場にいた人間全員が驚き戦慄した。シュトロハイムと呼ばれていた男はサンタナに向かって銃撃を命令する。勢いよく何発も撃たれたサンタナは一度は倒れたが起き上がり手を銃の形にして構えた。
「ジョセフ!!」
「あぁ」
ジョセフはスピードワゴンの元へと向かい夢主はサンタナの目の前に出た。
「な、なんだぁ貴様らはっ!!」
「サンタナ久しぶりだね。その指を下ろして」
「…夢主か?」
「うん」
夢主はヘルメットを脱いでサンタナに顔を見せた。後ろではシュトロハイムとジョセフが言い争っている声が聞こえたが夢主は無視をする。
「俺の眠りを邪魔したやつらだ」
「ごめんね。眠りの邪魔をして…人間達には悪気はなかったんだよ、多分」
「…」
夢主はシュトロハイムに「サンタナは私の仲間だから引き取る」と伝えた。だがシュトロハイムは「部下を一人殺されたんだぞっ」と怒っていた。
「こんな事は言いたくないんだけど…貴方達が無理矢理起こしたからじゃあないの?」
「な、なんだと!!」
「まぁまぁ2人とも落ち着いて~」
ジョセフが間に割って入ってきたがシュトロハイムと夢主の睨み合いは続いていた。両者とも一歩も引かない。
「夢主そいつらを殺すか?」
「手は出しちゃあ駄目だよ」
「我々はサンタナを野放しにする事は出来ない!」
「…人間からすればね、殺すのなら好きにすれば良い。でも私達に向けて攻撃をするのなら私は貴方シュトロハイムを殺す!!」
「…」
「はいは~い、皆さん落ち着いて! 話し合いで解決しましょうよ~」
「「…」」
ジョセフの計らいによって話し合いに持ち込まれた。
シュトロハイム、スピードワゴン、ジョセフ、夢主、サンタナは向かい合っていた。誰も一言も発せずに重い沈黙が流れている。先に口火を切ったのは夢主だった。
「私の名前は夢主。サンタナは人間を、吸血鬼を食糧としなければ生きて行けない。私も元は人間なので人間側の気持ちも理解できる、理解が出来るからこそ悩ましい問題で…私もどうすれば良いのか…」
「人間の脅威となるのならばここで2人とも始末せねばならん!!」
「まぁ落ち着けって…死刑囚なら食っても良いんじゃあないか? 非人道的だが罪のない一般人を襲われるよりマシだと俺は思うね」
「ジョジョ…お前の意見も分かるがシュトロハイムの意見も分かる。難しい問題だ…」
長い間、話は平行線のままだった。
「それよりもだ。柱の男はサンタナ以外にもいる」
「な、なんだってぇ!!」
「カーズ、エシディシ、ワムウの事?」
「やはり知っていたか…お前の仲間なんだな?」
「そう…大切な仲間よ」
ジョセフ以外は柱の男が他にもいる事を理解していたので冷静だった。
「仕方がない…我々SPW財団が人間に代わる食糧を開発しよう!! やってみなければ分からないが…人間を食糧にされるよりも平和的な解決方法だと思わないか?」
スピードワゴンの提案に全員の意見が一致する。サンタナと夢主はSPW財団に保護される事となったのだった。