悠久の時を生きる
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1938年ーーーーーー
夢主は1人の青年と街で出会った。
「俺の名前はジョセフ・ジョースター。君の名前は?」
「…」
「って無視ーーーッ」
だが夢主は青年ジョセフを無視して横を通り過ぎた。
「君はどこの国の出身~?」
「…」
「ねぇねぇ」
「…」
ひたすら軽いノリのジョセフを無視して歩いた。
「君は…なんで牙が生えてるの?」
ジョセフは低い声で問いかけた。夢主は立ち止まりゆっくりと振り向いてジョセフの目を見る。
「…質問に答えたら解放してくれる?」
「それは答え次第だぜ!」
「牙が生えているのは吸血鬼だから…」
「!!」
「貴方は吸血鬼が何かを知ってるんでしょ?」
ジョセフはどうすれば良いのか考えていた。この女が嘘を言っているようには見えなかったからだ。
「私は人間を襲わないよ」
「信じられねぇーぜ」
「はぁ…じゃあどうしたら良いの?」
「…俺にも分からねぇ」
「怒って良い? 私はそこのホテルの201号室に滞在してるから良い考えが浮かんだら来て。それじゃあね」
夢主はジョセフを置き去りにしてホテルへと入った。階段を使い2階へと向かって自室へと入る。そのままベッドにダイブをしてから溜め息をついた。
「何か疲れた…」
カーズ達が眠りに就いてから長い時1人で旅を続けていた夢主は休憩がてらニューヨークのホテルで長期滞在していたのだ。まさか滞在中に吸血鬼の存在を知る人間に会うとは思いもよらなかったが、夢主はそれも縁だと考えた。
「ジョセフ・ジョースターか…覚えておこう」
そのまま目を閉じて眠りに就いた。
翌夜、夢主は銃声や人々が騒いでいる声で目が覚める。着替えてから様子を見ようとホテルの外へと出ると一軒のカフェが滅茶苦茶になっているのが目に入った。マフィアの仕業だろうか、と考えてから関わるのはよそうと踵を翻した。
その数時間後に自室の扉がノックされたので出てみるとジョセフ・ジョースターが立っていた。
「どうしたの? 良い考えが浮かんだ?」
「違う…あんたに力を貸して欲しいんだ」
「へ?」
夢主は驚いた。まさか力を貸して欲しいと言われると思っていなかったので開いた口が閉じない。
「吸血鬼って強いんだろ? 一緒にメキシコへ行って欲しい」
「何故?」
ジョセフが口にしたのは夢主にとっては驚くべき事だった。サンタナの眠る場所を人間が見つけた事を知った夢主はジョセフの提案に乗ってメキシコへと向かう。
メキシコへと到着するとジョセフのバイクの後ろには毛布を何重にも被り繭を作って日光を遮断している夢主が乗せられた。
「暑くねぇのかぁ?」
「太陽を浴びたら死ぬんだよ? そもそもあまり気温に左右されない肉体だから平気」
「そうか、じゃあ出発するぞー」
毛布に包まれてバイクの後ろに乗る事は夢主にとって地獄だった。風に毛布を持って行かれないようにしなければならない上に、バイクから落ちないようバランスを取るのにも苦労した。
途中、ジョセフがバイクを止めたのでホッと息をつく。
「休憩?」
「いや、さっきから誰かに見られている気がする」
「…後をつけられてるの?」
「分からねえ」
ジョセフが軽いノリで挑発すると男が出てきた。ドイツ軍の者らしいがあっという間に倒して情報を聞き出した。目的地は決まった。
「あの人…大丈夫?」
「ん~大丈夫だろう」
ジョセフは再びバイクを走らせた。
夢主は1人の青年と街で出会った。
「俺の名前はジョセフ・ジョースター。君の名前は?」
「…」
「って無視ーーーッ」
だが夢主は青年ジョセフを無視して横を通り過ぎた。
「君はどこの国の出身~?」
「…」
「ねぇねぇ」
「…」
ひたすら軽いノリのジョセフを無視して歩いた。
「君は…なんで牙が生えてるの?」
ジョセフは低い声で問いかけた。夢主は立ち止まりゆっくりと振り向いてジョセフの目を見る。
「…質問に答えたら解放してくれる?」
「それは答え次第だぜ!」
「牙が生えているのは吸血鬼だから…」
「!!」
「貴方は吸血鬼が何かを知ってるんでしょ?」
ジョセフはどうすれば良いのか考えていた。この女が嘘を言っているようには見えなかったからだ。
「私は人間を襲わないよ」
「信じられねぇーぜ」
「はぁ…じゃあどうしたら良いの?」
「…俺にも分からねぇ」
「怒って良い? 私はそこのホテルの201号室に滞在してるから良い考えが浮かんだら来て。それじゃあね」
夢主はジョセフを置き去りにしてホテルへと入った。階段を使い2階へと向かって自室へと入る。そのままベッドにダイブをしてから溜め息をついた。
「何か疲れた…」
カーズ達が眠りに就いてから長い時1人で旅を続けていた夢主は休憩がてらニューヨークのホテルで長期滞在していたのだ。まさか滞在中に吸血鬼の存在を知る人間に会うとは思いもよらなかったが、夢主はそれも縁だと考えた。
「ジョセフ・ジョースターか…覚えておこう」
そのまま目を閉じて眠りに就いた。
翌夜、夢主は銃声や人々が騒いでいる声で目が覚める。着替えてから様子を見ようとホテルの外へと出ると一軒のカフェが滅茶苦茶になっているのが目に入った。マフィアの仕業だろうか、と考えてから関わるのはよそうと踵を翻した。
その数時間後に自室の扉がノックされたので出てみるとジョセフ・ジョースターが立っていた。
「どうしたの? 良い考えが浮かんだ?」
「違う…あんたに力を貸して欲しいんだ」
「へ?」
夢主は驚いた。まさか力を貸して欲しいと言われると思っていなかったので開いた口が閉じない。
「吸血鬼って強いんだろ? 一緒にメキシコへ行って欲しい」
「何故?」
ジョセフが口にしたのは夢主にとっては驚くべき事だった。サンタナの眠る場所を人間が見つけた事を知った夢主はジョセフの提案に乗ってメキシコへと向かう。
メキシコへと到着するとジョセフのバイクの後ろには毛布を何重にも被り繭を作って日光を遮断している夢主が乗せられた。
「暑くねぇのかぁ?」
「太陽を浴びたら死ぬんだよ? そもそもあまり気温に左右されない肉体だから平気」
「そうか、じゃあ出発するぞー」
毛布に包まれてバイクの後ろに乗る事は夢主にとって地獄だった。風に毛布を持って行かれないようにしなければならない上に、バイクから落ちないようバランスを取るのにも苦労した。
途中、ジョセフがバイクを止めたのでホッと息をつく。
「休憩?」
「いや、さっきから誰かに見られている気がする」
「…後をつけられてるの?」
「分からねえ」
ジョセフが軽いノリで挑発すると男が出てきた。ドイツ軍の者らしいがあっという間に倒して情報を聞き出した。目的地は決まった。
「あの人…大丈夫?」
「ん~大丈夫だろう」
ジョセフは再びバイクを走らせた。