もしもな爆弾事件
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
《「それで理彩さんは?」》
「少し前に目が覚めたばかりだが…
気絶した理彩をガムテープで口元と手足を拘束して足元には爆弾が置かれた状態だった」
《「そうでしたか…」》
松田は携帯電話を横にいた理彩に渡した。
「杉下だ
こっから厄介だからこいつをスピーカーモードにして持ってろ」
『はい…あのっ…杉下さん?』
《「大丈夫ですか…理彩さん」》
『まだ…ボーッとしますけど…なんとか…』
《「僕と神戸君はもうすぐ駐車場に着きます
もう少し頑張って下さいね」》
『はい…』
ドガン!!!!グィンッ!
急に揺れた。
『きゃっ』
「やりやがったな!あの野郎っ」
《「どうしました!?」》
「理彩はそこから動くな!
野郎っ!早速水銀レバーの起動スイッチを爆発で作動させやがった
わずかな振動でも玉が線に触れるとドカンな仕組みだ」
《「え?爆発⁉
確かに煙がここからでも確認できるけど」》
《「とりあえず松田君」》
「何だよ?」
《「なんとか解体頑張って下さい
もしもの場合は脱出できるように策を考えて下さい
犯人は近くにいるでしょうがなんとか僕たちが犯人を見つけます」》
「犯人なら顔を見た」
《「はい?」》
「そいつに閉じ込められたからな
下が見えねぇが近くにいるのは確かだ」
《「そうなんですか!?」》
「それにしてもタイミングが良すぎるんだよなこの爆発…
杉下たちと会話していて駐車場に着くって話の時だっただろ?」
《「確かに…」》
「奴は恐らく観覧車内を盗聴しているぜ
あと、救助させるつもりがないくらい理彩には申し訳ないが簡単に想像できるしな…
東都タワーのと違ってメッセージが出ない分この複雑な爆弾の解体だけに集中できるからな
気が楽だが危険度は変わらねぇ…」
《「そうですか…」》
「とりあえず今はこいつを早く解体するしかねぇな」
《「そのようですね」》
通話を終えた。
数分後、水銀レバーに気をつけて解体は無事に終わった。
「よく頑張ったな
こいつの解体は終わったぜ」
『よかった…』
その言葉に理彩はひと安心だ。
「さて…どう脱出をするか…」
『まだ…何かあるから…脱出が優先ってことですか?』
「ああ…可能性だがな…」
『そうですか…』
ドガン!!ガタンっ!
「うおっ」
『きゃっ』
急に爆音がしたと思えば突如ゴンドラが傾いた。
バランスを崩した理彩を松田はとっさに抱きしめて支えた。
「大丈夫か!?」
『はい…
でも…一体何があったんでしょうか?』
「何が起きたかはここでは分からねぇな…
だが変にゴンドラがグラグラと揺れているな」
『そんなっ』
松田の腕の中で青ざめてしまう理彩。
「高さは前回と同じだからかなり上だからなリスクがありすぎるな…」
『ごめんなさい…松田さん…』
「理彩?」
『松田さん1人なら簡単に脱出…できましたよね…
私がいるから…足手まとい…ですよね…』
「理彩…」
松田は自身が抱きしめたままの理彩が震えていることにやっと気付いた。
「(理彩が恐怖とかを感じねぇわけねぇよな
俺が来なければ気絶したままだと今の爆発で死んでいたかもしれねぇからな…
解体できて喜んだがすぐにまた爆発が起きて死への恐怖がじわじわ理彩を追い込んでいるってところか…)
大丈夫だ」
『松田…さん?』
「なんとか無事に降ろしてやるからって約束しただろ?」
松田は抱きしめたままの不安がる理彩の頬に優しく触れた。
『松田さん…』
理彩は松田を見る。
「それに、萩に言われたからってわけじゃねぇが、いつ言えなくなるかは分からねぇからな
これだけは理彩に言っておくぜ」
『?』
「自分の命に代えても自分の愛すべき大事な奴を守れなくて何が男だ!刑事だ!」
『ほぇ?』
「好きだぜ理彩
お前のことがな」
『ほぇ?えーっ!?』
突然のことに理彩の頭はパニックになった。
「俺じゃ嫌か?」
理彩はブンブンって効果音が付きそうになるくらい首を横に振った。
『あっ…えっと…愛すべき大事なって…私のことだと思っても…いいんですか?』
突然の松田の言葉に驚いた理彩。
その言葉が自分に向けられた言葉だと理解するのに少し時間がかかった。
「この場にはお前以外いねぇだろ理彩」
『っ‼どうして…私なんですか?』
理彩は恐る恐る松田に問いかける。
「実は前から好意を抱いていたぜ
理彩が高校生になってすぐくらいからもう妹のような存在には見えなくなっていたからな…
実はかなり困っていたんだぜ」
理彩の耳元で松田はそう告げた。
「少し前に目が覚めたばかりだが…
気絶した理彩をガムテープで口元と手足を拘束して足元には爆弾が置かれた状態だった」
《「そうでしたか…」》
松田は携帯電話を横にいた理彩に渡した。
「杉下だ
こっから厄介だからこいつをスピーカーモードにして持ってろ」
『はい…あのっ…杉下さん?』
《「大丈夫ですか…理彩さん」》
『まだ…ボーッとしますけど…なんとか…』
《「僕と神戸君はもうすぐ駐車場に着きます
もう少し頑張って下さいね」》
『はい…』
ドガン!!!!グィンッ!
急に揺れた。
『きゃっ』
「やりやがったな!あの野郎っ」
《「どうしました!?」》
「理彩はそこから動くな!
野郎っ!早速水銀レバーの起動スイッチを爆発で作動させやがった
わずかな振動でも玉が線に触れるとドカンな仕組みだ」
《「え?爆発⁉
確かに煙がここからでも確認できるけど」》
《「とりあえず松田君」》
「何だよ?」
《「なんとか解体頑張って下さい
もしもの場合は脱出できるように策を考えて下さい
犯人は近くにいるでしょうがなんとか僕たちが犯人を見つけます」》
「犯人なら顔を見た」
《「はい?」》
「そいつに閉じ込められたからな
下が見えねぇが近くにいるのは確かだ」
《「そうなんですか!?」》
「それにしてもタイミングが良すぎるんだよなこの爆発…
杉下たちと会話していて駐車場に着くって話の時だっただろ?」
《「確かに…」》
「奴は恐らく観覧車内を盗聴しているぜ
あと、救助させるつもりがないくらい理彩には申し訳ないが簡単に想像できるしな…
東都タワーのと違ってメッセージが出ない分この複雑な爆弾の解体だけに集中できるからな
気が楽だが危険度は変わらねぇ…」
《「そうですか…」》
「とりあえず今はこいつを早く解体するしかねぇな」
《「そのようですね」》
通話を終えた。
数分後、水銀レバーに気をつけて解体は無事に終わった。
「よく頑張ったな
こいつの解体は終わったぜ」
『よかった…』
その言葉に理彩はひと安心だ。
「さて…どう脱出をするか…」
『まだ…何かあるから…脱出が優先ってことですか?』
「ああ…可能性だがな…」
『そうですか…』
ドガン!!ガタンっ!
「うおっ」
『きゃっ』
急に爆音がしたと思えば突如ゴンドラが傾いた。
バランスを崩した理彩を松田はとっさに抱きしめて支えた。
「大丈夫か!?」
『はい…
でも…一体何があったんでしょうか?』
「何が起きたかはここでは分からねぇな…
だが変にゴンドラがグラグラと揺れているな」
『そんなっ』
松田の腕の中で青ざめてしまう理彩。
「高さは前回と同じだからかなり上だからなリスクがありすぎるな…」
『ごめんなさい…松田さん…』
「理彩?」
『松田さん1人なら簡単に脱出…できましたよね…
私がいるから…足手まとい…ですよね…』
「理彩…」
松田は自身が抱きしめたままの理彩が震えていることにやっと気付いた。
「(理彩が恐怖とかを感じねぇわけねぇよな
俺が来なければ気絶したままだと今の爆発で死んでいたかもしれねぇからな…
解体できて喜んだがすぐにまた爆発が起きて死への恐怖がじわじわ理彩を追い込んでいるってところか…)
大丈夫だ」
『松田…さん?』
「なんとか無事に降ろしてやるからって約束しただろ?」
松田は抱きしめたままの不安がる理彩の頬に優しく触れた。
『松田さん…』
理彩は松田を見る。
「それに、萩に言われたからってわけじゃねぇが、いつ言えなくなるかは分からねぇからな
これだけは理彩に言っておくぜ」
『?』
「自分の命に代えても自分の愛すべき大事な奴を守れなくて何が男だ!刑事だ!」
『ほぇ?』
「好きだぜ理彩
お前のことがな」
『ほぇ?えーっ!?』
突然のことに理彩の頭はパニックになった。
「俺じゃ嫌か?」
理彩はブンブンって効果音が付きそうになるくらい首を横に振った。
『あっ…えっと…愛すべき大事なって…私のことだと思っても…いいんですか?』
突然の松田の言葉に驚いた理彩。
その言葉が自分に向けられた言葉だと理解するのに少し時間がかかった。
「この場にはお前以外いねぇだろ理彩」
『っ‼どうして…私なんですか?』
理彩は恐る恐る松田に問いかける。
「実は前から好意を抱いていたぜ
理彩が高校生になってすぐくらいからもう妹のような存在には見えなくなっていたからな…
実はかなり困っていたんだぜ」
理彩の耳元で松田はそう告げた。