ハロウィンの花嫁 警察学校組生存if
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ここ数日、暇な特命係にしては珍しく多忙であり松田は連日続く捜査に疲れを見せていた。
「最近忙しすぎて理彩に連絡できてねぇな」
松田はパソコンから目を離し溜息をついた。
スマホを取り出すと写真を見る。
そこには可愛らしい笑顔を向ける少女が映っている――毛利理彩。
彼にとって大切な存在だ。
「君がそのような表情をするのは理彩さんですね?」
そんな松田を見た杉下右京が穏やかな声で言った。
杉下右京は松田と理彩の交際を知っている人物である。
「うるせぇ
忙しくて最近会えてねぇんだから仕方ねぇだろ」
「そうですか
ところで例の女性遺体の件ですが……」
杉下が話題を変えた瞬間、松田のスマホが震えた。
画面には【理彩】の文字。
「悪い
ちょっと待て杉下」
電話は話題に出ていた相手だ。
電話ということは恐らく遺体を見つけてしまったのだろう。
電話に出る。
「もしもし」
『松田さんっ』
理彩の切羽詰まった声だった。
「落ち着け理彩
何があった?」
『遺体を…発見しました……』
理彩の声は震えていた。
松田は深く息を吸った。
「すぐ行く
安心しろ」
スマホを置くと同時に杉下から声がかかった。
「理彩さんからですか?」
「いつも通りな」
「そうですか」
「ちょっと抜ける」
松田は急いで現場に向かった。
向かった先で待っていた理彩は青白い顔をしていたが、松田を見ると安堵の表情を浮かべた。
『すみません……
またご迷惑をおかけして…』
「謝んな
それで?」
『いつも通り第一発見者として通報しました
けど……吐き気が酷くて…休んでいました…』
理彩の体がまだ少し震えていた。
松田は優しく肩に手を置いた。
「大丈夫だ
こっからは俺ら警察の仕事だ」
『はい……』
発見された遺体が特命係で捜査中の事件と関連しており更に忙しくなるものの容疑者が絞りこめるなど解決に向かうことになるのであった。
翌日。
松田は特命係の部屋で何とか解決した事件の事件報告書に目を通しながらため息をつく。
「ったく…
あいつ、本当に呪われてるんじゃないか?ってレベルで事件に遭遇するな
お祓いを本気で勧めるべきか?」
恋人の事件遭遇体質に対してそんな独り言をもらす松田だった。
そしてまた報告書に目を通す。
少ししてノック音が聞こえたので顔を上げるとそこに立っていたのは理彩だった。
どうやら学校帰りに寄ったらしい。
理彩の手には紙袋を持っている。
彼女はこちらを見て微笑んだ。
『昨日のお礼にって思って持って来たんです
皆さんで食べてください』
理彩はそう言いながら松田のデスクまで近づいた。
理彩のこうした差し入れもほぼ毎回である。
特命係の隣室の組対の課長がコーヒーついでにおこぼれを貰いに来るくらい定番なのである。
「ありがとな」
理彩が持っている紙袋の中身は何なのか気になるが理彩の手作りの差し入れは松田の楽しみでもある。
「1人で来たのか?
連絡くれれば下まで迎えに行ったぜ?」
『あ、呼ぼうと思って受付にいたら、
たまたま萩原さんに会ってここまで連れて来てくれたんですけど…』
そう言って理彩は廊下に視線を向けた。
「萩原くん!
今度の合コンよろしくね!」
「ずるいわよ」
「もちろん、任されて!」
そこには女性たちに囲まれている萩原の姿があった。
『萩原さん、皆さんに囲まれまして…
身動き取れなくなっているので先に来ちゃいました』
「…またかよ」
松田にとっては見慣れた光景であった。
萩原のイケメンぶりが発揮されている状況であり女性からのモテ方は相変わらず健在な萩原である。
松田は呆れつつも萩原に向けて視線を送ると萩原と視線が合いお互いアイコンタクトで挨拶を交わす。
萩原の周りにいる女性たちが散ると萩原が松田と理彩がいるところに歩み寄る。
「いやー…参った参った」
そう萩原は言ってはいるが全く参った感じではない。
「お前、相変わらずだな」
「そう言うなって陣平ちゃん
誰だって俺の魅力には勝てないんだからさ」
「その自信を別のところに使え」
二人は笑いながら会話をする。
理彩はそんな二人のやりとりを見ながら微笑む。
理彩の笑顔を見て萩原は
「そうだ!理彩ちゃん、今日時間あれば俺たちと一緒に夕食食べに行こうよ
どう?」
『いいんですか?
今日はお母さんが遅くなるので大丈夫ですよ
私はいつもお世話になっているので構いませんけど?』
「いいね
行こう行こう
陣平ちゃんもそれでいい?」
萩原は嬉しそうに笑う。
「ああ」
一方の松田も満更でもないようで二人に混ざることを受け入れる。
本音で言えば萩原抜きで理彩と2人の方が良かったが…。
「じゃあ決まりだな
理彩ちゃんも一緒に食べるの久しぶりだね
俺お腹ペコペコだから早く食べに行きたいんだけど…
そうなると荷物取りに行ってこないとなんだよね」
「早く行ってこいよ
下で待っててやるから」
「そう?」
「ああ」
「車、どっちにする?」
松田も萩原も自動車持ちであり、車通勤である。
「店決めるのは萩だろ?
お前のでいいんじゃねぇか?」
「そう?
んじゃ、荷物取りに行って車まわしてくるね」
「おう」
『ありがとうございます萩原さん』
「うん
また後でね」
萩原は足早に去って行く。
理彩は持っていた紙袋を松田に渡す。
松田はその紙袋から小袋を取り出しカバンに入れ残りをコーヒーなどを置いている机に置いた。
「さて、行くか?」
『あ、はい』
理彩も慌てて松田の隣に移動すると歩き始めた。
二人はエレベーターに乗る。
エレベーター内に他の乗客はいない。
松田は何も言わずエレベーターの壁にもたれかかるように立ち理彩はその横に並んだ。
エレベーター内が沈黙に包まれる中、松田は無意識に隣にいる理彩の手を握っていた。
突然のことに驚いたものの理彩は抵抗することなくそのまま受け入れる。
二人だけしかいない空間での密かなスキンシップだった。
エレベーターが下に到着した時、二人の手は離れてしまい残念そうな顔をしていた理彩だったが松田はその変化を察知していた。
萩原が来るまでの間、2人は他愛もない話をしていた。
萩原が迎えに来て3人はお店へ向かうことにしたのだ。
この日は三人で楽しく過ごすこととなった。
こうして特命係での松田の日々が過ぎていくのである。
「最近忙しすぎて理彩に連絡できてねぇな」
松田はパソコンから目を離し溜息をついた。
スマホを取り出すと写真を見る。
そこには可愛らしい笑顔を向ける少女が映っている――毛利理彩。
彼にとって大切な存在だ。
「君がそのような表情をするのは理彩さんですね?」
そんな松田を見た杉下右京が穏やかな声で言った。
杉下右京は松田と理彩の交際を知っている人物である。
「うるせぇ
忙しくて最近会えてねぇんだから仕方ねぇだろ」
「そうですか
ところで例の女性遺体の件ですが……」
杉下が話題を変えた瞬間、松田のスマホが震えた。
画面には【理彩】の文字。
「悪い
ちょっと待て杉下」
電話は話題に出ていた相手だ。
電話ということは恐らく遺体を見つけてしまったのだろう。
電話に出る。
「もしもし」
『松田さんっ』
理彩の切羽詰まった声だった。
「落ち着け理彩
何があった?」
『遺体を…発見しました……』
理彩の声は震えていた。
松田は深く息を吸った。
「すぐ行く
安心しろ」
スマホを置くと同時に杉下から声がかかった。
「理彩さんからですか?」
「いつも通りな」
「そうですか」
「ちょっと抜ける」
松田は急いで現場に向かった。
向かった先で待っていた理彩は青白い顔をしていたが、松田を見ると安堵の表情を浮かべた。
『すみません……
またご迷惑をおかけして…』
「謝んな
それで?」
『いつも通り第一発見者として通報しました
けど……吐き気が酷くて…休んでいました…』
理彩の体がまだ少し震えていた。
松田は優しく肩に手を置いた。
「大丈夫だ
こっからは俺ら警察の仕事だ」
『はい……』
発見された遺体が特命係で捜査中の事件と関連しており更に忙しくなるものの容疑者が絞りこめるなど解決に向かうことになるのであった。
翌日。
松田は特命係の部屋で何とか解決した事件の事件報告書に目を通しながらため息をつく。
「ったく…
あいつ、本当に呪われてるんじゃないか?ってレベルで事件に遭遇するな
お祓いを本気で勧めるべきか?」
恋人の事件遭遇体質に対してそんな独り言をもらす松田だった。
そしてまた報告書に目を通す。
少ししてノック音が聞こえたので顔を上げるとそこに立っていたのは理彩だった。
どうやら学校帰りに寄ったらしい。
理彩の手には紙袋を持っている。
彼女はこちらを見て微笑んだ。
『昨日のお礼にって思って持って来たんです
皆さんで食べてください』
理彩はそう言いながら松田のデスクまで近づいた。
理彩のこうした差し入れもほぼ毎回である。
特命係の隣室の組対の課長がコーヒーついでにおこぼれを貰いに来るくらい定番なのである。
「ありがとな」
理彩が持っている紙袋の中身は何なのか気になるが理彩の手作りの差し入れは松田の楽しみでもある。
「1人で来たのか?
連絡くれれば下まで迎えに行ったぜ?」
『あ、呼ぼうと思って受付にいたら、
たまたま萩原さんに会ってここまで連れて来てくれたんですけど…』
そう言って理彩は廊下に視線を向けた。
「萩原くん!
今度の合コンよろしくね!」
「ずるいわよ」
「もちろん、任されて!」
そこには女性たちに囲まれている萩原の姿があった。
『萩原さん、皆さんに囲まれまして…
身動き取れなくなっているので先に来ちゃいました』
「…またかよ」
松田にとっては見慣れた光景であった。
萩原のイケメンぶりが発揮されている状況であり女性からのモテ方は相変わらず健在な萩原である。
松田は呆れつつも萩原に向けて視線を送ると萩原と視線が合いお互いアイコンタクトで挨拶を交わす。
萩原の周りにいる女性たちが散ると萩原が松田と理彩がいるところに歩み寄る。
「いやー…参った参った」
そう萩原は言ってはいるが全く参った感じではない。
「お前、相変わらずだな」
「そう言うなって陣平ちゃん
誰だって俺の魅力には勝てないんだからさ」
「その自信を別のところに使え」
二人は笑いながら会話をする。
理彩はそんな二人のやりとりを見ながら微笑む。
理彩の笑顔を見て萩原は
「そうだ!理彩ちゃん、今日時間あれば俺たちと一緒に夕食食べに行こうよ
どう?」
『いいんですか?
今日はお母さんが遅くなるので大丈夫ですよ
私はいつもお世話になっているので構いませんけど?』
「いいね
行こう行こう
陣平ちゃんもそれでいい?」
萩原は嬉しそうに笑う。
「ああ」
一方の松田も満更でもないようで二人に混ざることを受け入れる。
本音で言えば萩原抜きで理彩と2人の方が良かったが…。
「じゃあ決まりだな
理彩ちゃんも一緒に食べるの久しぶりだね
俺お腹ペコペコだから早く食べに行きたいんだけど…
そうなると荷物取りに行ってこないとなんだよね」
「早く行ってこいよ
下で待っててやるから」
「そう?」
「ああ」
「車、どっちにする?」
松田も萩原も自動車持ちであり、車通勤である。
「店決めるのは萩だろ?
お前のでいいんじゃねぇか?」
「そう?
んじゃ、荷物取りに行って車まわしてくるね」
「おう」
『ありがとうございます萩原さん』
「うん
また後でね」
萩原は足早に去って行く。
理彩は持っていた紙袋を松田に渡す。
松田はその紙袋から小袋を取り出しカバンに入れ残りをコーヒーなどを置いている机に置いた。
「さて、行くか?」
『あ、はい』
理彩も慌てて松田の隣に移動すると歩き始めた。
二人はエレベーターに乗る。
エレベーター内に他の乗客はいない。
松田は何も言わずエレベーターの壁にもたれかかるように立ち理彩はその横に並んだ。
エレベーター内が沈黙に包まれる中、松田は無意識に隣にいる理彩の手を握っていた。
突然のことに驚いたものの理彩は抵抗することなくそのまま受け入れる。
二人だけしかいない空間での密かなスキンシップだった。
エレベーターが下に到着した時、二人の手は離れてしまい残念そうな顔をしていた理彩だったが松田はその変化を察知していた。
萩原が来るまでの間、2人は他愛もない話をしていた。
萩原が迎えに来て3人はお店へ向かうことにしたのだ。
この日は三人で楽しく過ごすこととなった。
こうして特命係での松田の日々が過ぎていくのである。
