もしも、3年前の爆弾
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「電話…」
「ん?電話?
それがどうかしたのか?」
「さっき理彩が電話しながらその人のことだと思うけど名前を何度か呼んでたのよ
しかも"松田"ってね
もしかしてそれって」
「あぁ
俺のことだな」
「やっぱり」
「理彩は俺が元爆発物処理班なのを知っているからな
爆弾のことは俺に聞いた方が早いと判断したから俺に電話して来たんだろう」
「爆発物処理班!?」
爆発物発見という出来事があったばかりなので妃は元が付くがその所属名に驚いてしまった。
「妃さんと初めて会った時は俺は配属先まで名乗らなかったかもしれないが名刺は確か渡したはずだぜ」
「そうだったかしら?
ごめんなさい
その時のことあまり記憶になくて…」
「構わねぇよ
それで、こんなとこでどうかしたのか?」
「実は、理彩があなたとの電話の後に倒れてしまって処置室で処置してもらっていたところよ」
「なっ!?
あの電話の直後だと!?
大丈夫なのか!?」
思わぬ情報に松田は驚き聞き返した。
「理彩は今朝から体調が悪くてここで診察してもらっていてインフルエンザだと言われていてそのせいで今40度の高熱が出ているのよ
解熱剤を使ったから少しずつ下がるとは思いますって先生は言っていたわ
意識が戻ってないし経過観察ということで入院した方がいいと言われたところなのよ」
「そうか」
高熱…意識はない…入院…
理彩から電話をもらった時に体調が悪く病院に来ていてインフルエンザだと診断されたこと、熱のせいで意識がふわふわしていると本人が言っていたなと松田は思った。
「松田さん、松田陣平さん
診察室へどうぞ」
その時自分の名前が近くの診察室から呼ばれた。
「俺呼ばれているから失礼するな」
「どうぞ、行って下さい」
「もし、理彩のことで何かあったら連絡してもらえるか?
これが俺の連絡先だ」
松田は名刺を妃に渡した。
「あら?捜査一課の強行犯係?
貴方、目暮さんのいる係にいる刑事さんなのね」
名刺を見て部署名が知人がいる場所だったので妃は思わずそう言った。
「そういや理彩から話は聞いたが目暮とは知り合いなんだってな」
「え?えぇ
主人がお世話になっていたことがあるので…
え?理彩ったらそんなことまで話して!?」
「世間話ついでにな」
「世間話?」
「松田さん?松田陣平さん?
いらっしゃいませんか?」
診察室から再度呼ばれた。
「また呼ばれちまったな
失礼するぜ」
「呼び止めてしまってごめんなさい」
松田は妃と別れ診察室に向かい診察してもらった。
怪我とかそういうのはなかったので特に心配はいらなかった。
結果を聞き終わり診察室を出た。
処置室の前にまだ妃がいるのが見えた。
「あら、松田さん
診察の方は終わったんですの?」
妃が松田に気づいて話しかけてきた。
「あぁ」
「そうですか」
「あれから理彩の様子はどうなんだ?」
「まだ目を覚まさないし熱もなかなか下がらないようだわ」
「そうか」
「少し時間はあるかしら?
貴方にいくつかお伺いしたいことがあるのよ」
「少しなら構わねぇよ
話が長くなるようならあらかじめ目暮に一報入れときゃ戻るのが遅れても少しくらい平気だろうけどな」
「そうですか」
病院内の喫茶店に入った。
「それで、話って?」
松田は妃に問いかけた。
「松田さんは、4年前のあの事故以降も理彩と交流はあるのかしら?」
「どうしてそう思う?」
「さっき松田さんは理彩から目暮さんのことを話に聞いたと言っていたからいつそんな話を聞くタイミングがあったのか気になったのよ」
「そういうことか
実は、あの事故の数日後にたまたま街で理彩に再会してな」
「そうなの?」
「その時にこうして会ったのも何かの縁だって言って俺の連絡先を理彩に教えたんだよ
そしたら1週間もしないうちに理彩が母親に携帯電話を買ってもらったからってメールして来た」
「あっ」
確かにあの事故の後に理彩から母親とすぐ連絡が取れる連絡手段が欲しいとおねだりされており妃は理彩用に携帯電話を購入していた。
「メールでやり取りしていくうちに理彩の悩みをメールで聞いたりすることが増えた
悩み以外にもしょうもない話に付き合ってもらったりするようになったんだ」
「悩みですって!?」
娘が知り合ったばかりの人に悩みを話すことに妃は驚いた。
「あぁ、メールでやり取りしていくうちに話のネタに困って俺は仕事や親友の愚痴とかの話をすることがあったりしてな
ま、それに対して理彩は大人って色々大変なんだねって言ってたがな」
「そう…」
「俺ばかり愚痴とか聞いてもらうのは気が引けるからな
理彩も困ったこととか悩みがあれば俺はいつでも話を聞くからなって言った」
「ん?電話?
それがどうかしたのか?」
「さっき理彩が電話しながらその人のことだと思うけど名前を何度か呼んでたのよ
しかも"松田"ってね
もしかしてそれって」
「あぁ
俺のことだな」
「やっぱり」
「理彩は俺が元爆発物処理班なのを知っているからな
爆弾のことは俺に聞いた方が早いと判断したから俺に電話して来たんだろう」
「爆発物処理班!?」
爆発物発見という出来事があったばかりなので妃は元が付くがその所属名に驚いてしまった。
「妃さんと初めて会った時は俺は配属先まで名乗らなかったかもしれないが名刺は確か渡したはずだぜ」
「そうだったかしら?
ごめんなさい
その時のことあまり記憶になくて…」
「構わねぇよ
それで、こんなとこでどうかしたのか?」
「実は、理彩があなたとの電話の後に倒れてしまって処置室で処置してもらっていたところよ」
「なっ!?
あの電話の直後だと!?
大丈夫なのか!?」
思わぬ情報に松田は驚き聞き返した。
「理彩は今朝から体調が悪くてここで診察してもらっていてインフルエンザだと言われていてそのせいで今40度の高熱が出ているのよ
解熱剤を使ったから少しずつ下がるとは思いますって先生は言っていたわ
意識が戻ってないし経過観察ということで入院した方がいいと言われたところなのよ」
「そうか」
高熱…意識はない…入院…
理彩から電話をもらった時に体調が悪く病院に来ていてインフルエンザだと診断されたこと、熱のせいで意識がふわふわしていると本人が言っていたなと松田は思った。
「松田さん、松田陣平さん
診察室へどうぞ」
その時自分の名前が近くの診察室から呼ばれた。
「俺呼ばれているから失礼するな」
「どうぞ、行って下さい」
「もし、理彩のことで何かあったら連絡してもらえるか?
これが俺の連絡先だ」
松田は名刺を妃に渡した。
「あら?捜査一課の強行犯係?
貴方、目暮さんのいる係にいる刑事さんなのね」
名刺を見て部署名が知人がいる場所だったので妃は思わずそう言った。
「そういや理彩から話は聞いたが目暮とは知り合いなんだってな」
「え?えぇ
主人がお世話になっていたことがあるので…
え?理彩ったらそんなことまで話して!?」
「世間話ついでにな」
「世間話?」
「松田さん?松田陣平さん?
いらっしゃいませんか?」
診察室から再度呼ばれた。
「また呼ばれちまったな
失礼するぜ」
「呼び止めてしまってごめんなさい」
松田は妃と別れ診察室に向かい診察してもらった。
怪我とかそういうのはなかったので特に心配はいらなかった。
結果を聞き終わり診察室を出た。
処置室の前にまだ妃がいるのが見えた。
「あら、松田さん
診察の方は終わったんですの?」
妃が松田に気づいて話しかけてきた。
「あぁ」
「そうですか」
「あれから理彩の様子はどうなんだ?」
「まだ目を覚まさないし熱もなかなか下がらないようだわ」
「そうか」
「少し時間はあるかしら?
貴方にいくつかお伺いしたいことがあるのよ」
「少しなら構わねぇよ
話が長くなるようならあらかじめ目暮に一報入れときゃ戻るのが遅れても少しくらい平気だろうけどな」
「そうですか」
病院内の喫茶店に入った。
「それで、話って?」
松田は妃に問いかけた。
「松田さんは、4年前のあの事故以降も理彩と交流はあるのかしら?」
「どうしてそう思う?」
「さっき松田さんは理彩から目暮さんのことを話に聞いたと言っていたからいつそんな話を聞くタイミングがあったのか気になったのよ」
「そういうことか
実は、あの事故の数日後にたまたま街で理彩に再会してな」
「そうなの?」
「その時にこうして会ったのも何かの縁だって言って俺の連絡先を理彩に教えたんだよ
そしたら1週間もしないうちに理彩が母親に携帯電話を買ってもらったからってメールして来た」
「あっ」
確かにあの事故の後に理彩から母親とすぐ連絡が取れる連絡手段が欲しいとおねだりされており妃は理彩用に携帯電話を購入していた。
「メールでやり取りしていくうちに理彩の悩みをメールで聞いたりすることが増えた
悩み以外にもしょうもない話に付き合ってもらったりするようになったんだ」
「悩みですって!?」
娘が知り合ったばかりの人に悩みを話すことに妃は驚いた。
「あぁ、メールでやり取りしていくうちに話のネタに困って俺は仕事や親友の愚痴とかの話をすることがあったりしてな
ま、それに対して理彩は大人って色々大変なんだねって言ってたがな」
「そう…」
「俺ばかり愚痴とか聞いてもらうのは気が引けるからな
理彩も困ったこととか悩みがあれば俺はいつでも話を聞くからなって言った」