もしも、3年前の爆弾
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3年前の11月7日、病院の爆弾を見つけたのが理彩だったら
――――――――――――――――――――――――――
警視庁で爆弾犯からの予告状のFAXを見た松田が場所を推理している頃、理彩はある場所にいた。
「インフルエンザが流行りだしたからかしら?
混んでいるわね
時間がかかりそうだけど…我慢できそう?」
『こほっ…なんとか…』
理彩は朝から39度近い高熱が出ており母親が付き添い病院に来ていた。
熱のせいで怠いし時間が経つにつれ咳も出始め座っているのも辛い状態だった。
だから母親の膝を枕にし横にはなっているが症状が落ち着くわけでもない。
早めに来たのだが待合室は混んでいるし自分の順番まで時間がかかりそうだ。
その後なんとか早めに診てもらうことができ理彩の診断結果はインフルエンザによる発熱だった。
それを聞いてクラスでもインフルエンザが流行りだしていたからかな?と理彩は納得した。
会計も混んでいるので時間がかかりそうだったので先に駐車場の車に戻り寝ていようと思い母親に付き添われ出入口に向かっていた。
「これ何かしら?
ばくっ!?」
たまたま通りかかった清掃員の女性は椅子の下に置かれた紙袋を見つけた。
だが、その紙袋を確認した女性は驚いている。
女性は椅子の下に置かれた紙袋を引き出して中身を確認していた。
『ダ、ダメ!!』
それを見た理彩は思わず叫んだ。
「え?」
理彩の声に女性の動きが止まる。
「理彩?」
突然叫んだ理彩に妃は驚いた。
『椅子の下に紙袋なんて…はあはあ…不審物の定番…
推理小説などに…登場する…爆発物設置の定番…』
「だから中を確認しようと思って」
『それでもダメ!!
それ、爆弾だった…んでしょ?
なら、むやみやたらと…動かしちゃダメだよ…
爆発物だったら…動かしただけで…爆発したり……袋を開けようとしただけで…爆発…したりするのがあるよ…
今すぐ離れて下さい…』
知り合いから爆弾の性能などの話を聞いたことがあり理彩はそう言った。
「っ!!」
『警察に…はあはあ…知らせて…
爆発物処理班を…呼ばなきゃ…』
理彩の声に女性は慌てて離れ受付の人に伝えたり電話をしなくてはと走り出していた。
「理彩、危ないから離れてましょう!!
体辛いだろうけど…少し我慢して…」
『あ、うん…』
母親に連れられかろうじて空いていた椅子に腰掛けた。
熱のせいで頭はふわふわしているが理彩には紙袋の中身が爆弾であるという確信が何故かあった。
それは今日…11月7日という日付も関係していた。
それは4年前の11月7日に爆弾のせいで亡くなった知り合いがいるからだ。
そして、その時亡くなった人の親友がその犯人を見つけようと今も必死に捜査しているのを理彩は知っていたからなのかもしれない。
『あ、一応知らせなきゃ…』
関係ないのかもしれないが今日という日付と爆弾というワードに先ほどから嫌な予感しかしない。
なので理彩は母親に無理言って電話ができるスペースに連れて行ってもらった。
母親に体を支えられながら熱で体が怠いのでノロノロとゆっくりなスピードではあるが携帯電話を取り出すとある人に電話をかけた。
その頃、松田は予告状に書かれた場所で爆弾を解体していた。
だが、もう1つの爆弾の在処を爆発3秒前に表示するという悪質なメッセージを見て解体を中断しなければならない状態に追い込まれていた。
「ちっ…
解体しちまうとヒントのメッセージが見れねぇとか犯人の野郎…やってくれるぜ」
そして、つくづく犯人は今日という日付が好きならしいなと松田は思った。
萩、お前の仇は必ず取るからな
理彩にいい報告をしてやりてぇな
親友とある少女を松田が思い浮かべたその時、プルプルと携帯が着信を告げる。
また佐藤か?と思い画面を見て松田は驚いた。
今まさに思い浮かべていた少女の名前がそこにはあった。
「もしもし?
悪いが今立て込ん…《『爆弾が…爆弾が…目の前にあるんです…』》
はぁ!?」
電話から聞こえた単語に松田は驚いた。
《『その…今日は…朝から体調が…悪くて…今病院に…米花中央病院に…いるんですけど…』》
「病院…」
病院…まさかな…。
《『あ、体調悪いのは…インフルエンザのせいでした…
病院混んでいるので…会計が遅くなるから…お母さんの車で…休もうと思って…お母さんに付き添われて…出口に向かっていたら…清掃員さんが…不審物を…見つけたところに…居合わせたんです…』》
「その不審物は爆弾か?」
《『はい…間違いないと思います…
今日という日付…爆弾…
熱のせいで…すごく頭は…ふわふわしてますけど…それが分かって…背筋が凍るような…
とにかく嫌な予感しかしなくて…』》
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警視庁で爆弾犯からの予告状のFAXを見た松田が場所を推理している頃、理彩はある場所にいた。
「インフルエンザが流行りだしたからかしら?
混んでいるわね
時間がかかりそうだけど…我慢できそう?」
『こほっ…なんとか…』
理彩は朝から39度近い高熱が出ており母親が付き添い病院に来ていた。
熱のせいで怠いし時間が経つにつれ咳も出始め座っているのも辛い状態だった。
だから母親の膝を枕にし横にはなっているが症状が落ち着くわけでもない。
早めに来たのだが待合室は混んでいるし自分の順番まで時間がかかりそうだ。
その後なんとか早めに診てもらうことができ理彩の診断結果はインフルエンザによる発熱だった。
それを聞いてクラスでもインフルエンザが流行りだしていたからかな?と理彩は納得した。
会計も混んでいるので時間がかかりそうだったので先に駐車場の車に戻り寝ていようと思い母親に付き添われ出入口に向かっていた。
「これ何かしら?
ばくっ!?」
たまたま通りかかった清掃員の女性は椅子の下に置かれた紙袋を見つけた。
だが、その紙袋を確認した女性は驚いている。
女性は椅子の下に置かれた紙袋を引き出して中身を確認していた。
『ダ、ダメ!!』
それを見た理彩は思わず叫んだ。
「え?」
理彩の声に女性の動きが止まる。
「理彩?」
突然叫んだ理彩に妃は驚いた。
『椅子の下に紙袋なんて…はあはあ…不審物の定番…
推理小説などに…登場する…爆発物設置の定番…』
「だから中を確認しようと思って」
『それでもダメ!!
それ、爆弾だった…んでしょ?
なら、むやみやたらと…動かしちゃダメだよ…
爆発物だったら…動かしただけで…爆発したり……袋を開けようとしただけで…爆発…したりするのがあるよ…
今すぐ離れて下さい…』
知り合いから爆弾の性能などの話を聞いたことがあり理彩はそう言った。
「っ!!」
『警察に…はあはあ…知らせて…
爆発物処理班を…呼ばなきゃ…』
理彩の声に女性は慌てて離れ受付の人に伝えたり電話をしなくてはと走り出していた。
「理彩、危ないから離れてましょう!!
体辛いだろうけど…少し我慢して…」
『あ、うん…』
母親に連れられかろうじて空いていた椅子に腰掛けた。
熱のせいで頭はふわふわしているが理彩には紙袋の中身が爆弾であるという確信が何故かあった。
それは今日…11月7日という日付も関係していた。
それは4年前の11月7日に爆弾のせいで亡くなった知り合いがいるからだ。
そして、その時亡くなった人の親友がその犯人を見つけようと今も必死に捜査しているのを理彩は知っていたからなのかもしれない。
『あ、一応知らせなきゃ…』
関係ないのかもしれないが今日という日付と爆弾というワードに先ほどから嫌な予感しかしない。
なので理彩は母親に無理言って電話ができるスペースに連れて行ってもらった。
母親に体を支えられながら熱で体が怠いのでノロノロとゆっくりなスピードではあるが携帯電話を取り出すとある人に電話をかけた。
その頃、松田は予告状に書かれた場所で爆弾を解体していた。
だが、もう1つの爆弾の在処を爆発3秒前に表示するという悪質なメッセージを見て解体を中断しなければならない状態に追い込まれていた。
「ちっ…
解体しちまうとヒントのメッセージが見れねぇとか犯人の野郎…やってくれるぜ」
そして、つくづく犯人は今日という日付が好きならしいなと松田は思った。
萩、お前の仇は必ず取るからな
理彩にいい報告をしてやりてぇな
親友とある少女を松田が思い浮かべたその時、プルプルと携帯が着信を告げる。
また佐藤か?と思い画面を見て松田は驚いた。
今まさに思い浮かべていた少女の名前がそこにはあった。
「もしもし?
悪いが今立て込ん…《『爆弾が…爆弾が…目の前にあるんです…』》
はぁ!?」
電話から聞こえた単語に松田は驚いた。
《『その…今日は…朝から体調が…悪くて…今病院に…米花中央病院に…いるんですけど…』》
「病院…」
病院…まさかな…。
《『あ、体調悪いのは…インフルエンザのせいでした…
病院混んでいるので…会計が遅くなるから…お母さんの車で…休もうと思って…お母さんに付き添われて…出口に向かっていたら…清掃員さんが…不審物を…見つけたところに…居合わせたんです…』》
「その不審物は爆弾か?」
《『はい…間違いないと思います…
今日という日付…爆弾…
熱のせいで…すごく頭は…ふわふわしてますけど…それが分かって…背筋が凍るような…
とにかく嫌な予感しかしなくて…』》