『お父さんと白鳥さんがさっきそう言ってました』
「そうか」
『松田さん!!
お母さんが何に巻き込まれたのか調べて下さい!!』
「分かった」
『お願いします』























家に戻り荷物を持ってまた病院に戻る理彩と松田は病院に戻る前に警視庁に寄り合流した杉下と英理の病室にやって来た。
「杉下さんと松田さん？」
英理は理彩と病室に入って来た顔見知りに驚く。
「大丈夫ですか？妃さん」
「えぇ…なんとか」
「秘書の方から妃さんのことを聞いて妃さんが心配で理彩さんから松田君にメールがありましてね
我々に何が起きてるのか調べて欲しいと」
「理彩…」
『だって…お母さんが心配だったから…』
「そう…」
「じゃあお母さん！
理彩が戻って来たし私は帰るね！」
「えぇ…ありがとう蘭」
「ゆっくり休んでね」
「えぇ」
蘭は出て行った。
「妃さん」
「はい？」
「狙われる心当たりはないんですか？」
「えぇ…
まぁ職業柄…逆恨みはあるかもしれませんが心当たりはありません…」
「そうですか」
『ねぇ、お母さん』
「理彩？どうかしたの？」
『あのチョコレート…どうしたの？』
「「チョコレート？」」
『さっき白鳥さんが証拠品のチョコレートの包装紙を持っていたのを見たから』
杉下と松田は？マークが浮かぶ。
「あれは事務所の郵便受けに入っていたって栗山さんが言っていたわ」
「栗山さんとは？」
『お母さんの秘書をしている人なんです』
「そうですか」
「てっきり…主人からのお詫びだと思ったから」
「お詫び？」
『お父さんが…この前、家族で集まって久しぶりの食事会をしたんだけど…
お母さんを怒らせて…』
「だからそのお詫びだと思ってよく確認もせずに食べてしまったんです
そしたらこの有り様で…」
「ところで何でそのチョコレートが毛利探偵からのお詫びだと妃さんは思ったんだ!?」
「主人との思い出のあるチョコレートだったから」
『食事会の時にも話題になってたからお母さんはお父さんからだと思ったの？』
「えぇ…」
「それはどういうチョコレートなんですか？」
「ジゴバというスイスのチョコレートなんです杉下さん」
「あのジゴバですか？」
「えぇ、私たち夫婦の思い出のあるチョコレートで私の好物なんです」
「そうなのか…なぁ妃さん」
「何か？」
「妃さんがそのチョコレートが好きなのを知ってんのは？」
「家族はもちろん知っているし秘書の栗山さんも知っているわ
あとはそうね…沢木さんは知っているわね」
「沢木さん？」
『食事会をしたお店のソムリエの人なんです
お母さんたちがまだ若かった頃からの知り合いなんです』
「あら失礼ね理彩
今でもまだ私は若いわよ」
『あはは…ごめんごめん』
謝る理彩。
『そういえば…目暮さんも怪我をして入院してるんだよね
さっきお父さんと白鳥さんが話してたよ』
「そうなんですか!?」
「らしいな
白鳥が代わりに来たみたいだしな」
「心配ね…」












だがその後、目暮と英理に続いて阿笠まで狙われた。
コナンから知らせを聞いた小五郎と蘭と白鳥は阿笠の病室にやって来た。
コナンはトランプに関係があることに気づいた。
コナンたちは話していると病室に目暮がやって来た。
「警部殿!?」
「英理さんに続いて阿笠さんまで狙われたと聞いてな」
「しかし…傷口はまだ…」
「ちゃんと縫ってあるから大丈夫だ!!
今のトランプの話は聞いていたよ
犯人はおそらく村上丈だ!!」
「村上丈！」
「何者ですか？」
白鳥は目暮に聞いた。
目暮は説明した。
「村上か…
確かにあいつならオレに恨みを抱いても無理はない…」
「どうして？」
コナンは小五郎の問う。
「オレがヤツを逮捕したからだ」
「そんな…刑事が犯人を逮捕するのは当たり前じゃない！」
「それは…そうなんだが…」
「その事件なら私も聞いたことがあります
確かその男は所轄署に連行された後で…」
「白鳥君!!その話はいい!!」
「え？」
「「？」」
目暮が白鳥がそれ以上話すのを止めた。
話をしていて村上の狙いが小五郎の周辺人物だと分かりさらに数字が名前にある人物だと知り十がつく人物の元に向かう。
だが何もないようで今日は帰ることにした。
小五郎は目暮とまだ話があるため蘭とコナンは白鳥に送ってもらっていた。
「あの、白鳥さん？
病院で何を言いかけたんですか？」
「え？」
「ほら村上って人の話をしてたら目暮警部が止めたから続き聞けなかったから」
「ああ…調べれば分かることだから話しますけど…先輩刑事から聞いた話なんですが…」