「おいさっきからうるせぇ‼静かにしろ‼」
「ちょっと高木君！押さないでよ」
「佐藤さん、押しているのは僕じゃなくて蘭さんですよ」
「お父さんたちがうるさくて中で何が起きてるか聞こえなくなったんだもん‼」
「(おいおい何やってんだよ‼
しかも佐藤刑事と高木刑事まで何でいるんだよ⁉
中の様子が気になるのは分かるけどそんなに扉にへばりついてたら…)」
ガチャ
「うるせぇんだよ‼」
「「「「うわっ」」」」
扉が勢いよく開いた。
いきなり扉が開いたので壁がなくなりドタドタと部屋の中に倒れこんだ小五郎たち。
『あっ！何でそこにいるの⁉お父さんたち‼』
理彩は部屋に雪崩れ込んできた小五郎たちを見て驚く。
慌てて立ち上がり何事もなかったかのように装う小五郎たち。
「(ほらな…)」とその後ろでコナンが苦笑いで立っていた。
『お父さんたち！いつからそこにいたの⁉
まさか…聞いてたの⁉』
「聞かれちゃまずいことでも話していたのか理彩‼」
『(多分してたような…)』
「えっと…あはは…ちょっとだけ聞いてた」
『え…⁉どこから⁉』
「松田刑事が食事休憩に行って来たらどうかって言ってくれたから松田刑事と杉下警部にここにいてもらって戻って来たら話し声がしたから扉にへばりついて聞き耳立てて聞いたのは…
『ずっとそばにいてくれたんですか？』ってあたりからだね
最後の方はお父さんがうるさくて聞き取れなかったけど」
『あっそうなの…
(よかった、あそこは聞かれてなさそう)』
「でも残念だよね！
せっかく松田刑事といい感じだったのに邪魔入っちゃったからごめんね理彩」
『…ごめんじゃないよ…いい感じだったのに…』
「えへへ…」
「何で佐藤と高木までここにいんだよ！
目暮と白鳥はハンターたちと岩永を連行して行ったってのに‼」
「すみません…実はヘリが定員オーバーで…」
「だから迎えのヘリ待ちだから暇でね
だから理彩ちゃんの様子が気になってここに来てみたら毛利さんと蘭ちゃんが扉の前にいたから便乗してたのよ」
「…そうかよ」
というやり取りがあったのでした…。










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あとがき

紺碧の棺に松田さん役の神奈さんがトレジャーハンター役で出演してたので書きたかった声ネタのお話でした

それに松田さんの秘密道具(指紋採取セット)が活躍できる見せ場が欲しくて初めて出せる機会でしたので本来の高木刑事の接着剤を使った指紋採取の見せ場を横取りしちゃいました
高木刑事ごめんね…🙏


END