銀翼の奇術師
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おまけ
事件の翌日の夜のこと。
マンションのベランダに怪盗キッドがやってきた。
「どうも、こんばんはお嬢さん!」
『え!?怪盗キッド!?』
「しーっ、お静かにお願いしますよお嬢さん」
『どうしてここが?』
「貴女にささやかなプレゼントをお持ちしました」
『プレゼント…?』
キッドから何やら箱を渡された。
開けてみると目覚まし時計でした。
『目覚まし時計!?』
「貴女へ特別の目覚まし時計です
大事に使って下さい
では!」
『え…』
理彩が呆然としている間にキッドは去って行った。
『…何で…目覚まし時計?』
試しにアラームを鳴らしてみた。
【おはよう!朝ですよ!】
『!?』
すると目覚まし時計から萩原の声がした。
『これ…どうしたら…いいの?』
『ってことがあったんです…』
「災難だったな理彩…」
「そうですね」
『あと、お二人にちょっと相談があるんですけど…聞いてくれますか?』
「理彩?どうした?」
理彩は学校帰りに例のキッドから渡された目覚まし時計を持って松田へ飛行機での事件の報告ついでに警視庁の特命係に来ていた。
『実はですね…
これなんですけど…』
机に例の目覚まし時計を置いた。
松田と杉下はそれを見た。
「目覚まし時計?」
「どうされたんですか?
その目覚まし時計は?」
『実は…これ…
怪盗キッドから渡されたんです』
「はぁ!?」
「あの怪盗キッドですか!?」
「理彩、詳しく説明しろ」
『実は…飛行機の事件の時に…キッドも機内にいたんです』
「それで?」
『途中で知ったんですけど乗客の一人に怪盗キッドが変装してたんです
さっきも話しましたけど、キッドは途中で飛行機から飛び降りてパトカーを引き連れて来るんですけど…
飛行機を無事に着陸させて、救急隊員の人と話をしてたんです
その人もキッドの変装だったんですけど…
別れ際に私が余計なことをキッドに話したからこれをくれたみたいで…」
「ん?余計なこと?」
『キッドが変装していた人が…萩原さんそっくりの声だったので…
つい…久しぶりに声が聞けてよかったみたいことを私が言ってしまって…』
「…!
そういえば理彩が電話で言ってたな
萩にそっくりの声を聞いたとかって…」
『はい…
そしたら…昨日の夜…
マンションのベランダに怪盗キッドが現れて』
「はぁ!?怪盗キッドが理彩のマンションに来ただと!?」
「おやまあ…どこからそんな情報を…」
「だな」
『それでキッドからこの目覚まし時計を渡されたんです』
「それで?」
『実はアラームが…音声なんですが…』
そう言うと理彩は目覚まし時計を手に取りアラームを鳴らした。
【おはよう!朝ですよ!】
「なっ!?萩!?」
松田はその声に驚いた。
「これが亡くなってしまった松田君のご友人の声と同じなんですか?」
『はい』
「まぁ…怪盗キッドは変装の名人らしいからな…
声真似くらいできるかもな」
『正直…これはいらないなぁって思って…どうしたらいいかと思って…』
「こんなもんすぐさま捨てろよ‼理彩‼」
『ですよね…』
「なかなか面白いプレゼントを怪盗キッドから頂いたようですね理彩さん」
『はい…
あの時は久しぶりに声が聞けて喜びましたけど…さすがにこれは……
なのでこれをどうしたらいいか今日はお二人に相談しに来たんですよ…』
「こんなもんは粉々に破壊して廃棄に決まってんだろ‼」
ドンドンバキバキ‼
松田の手にはいつの間に出したのかハンマーが握られていて…松田は躊躇わずにハンマーで目覚まし時計を破壊し始めた。
「そのハンマーは…松田君が持ち歩いている工具箱のですか?」
杉下はそんな松田に声をかけた。
「あぁ、そうだぜ」
『見事に時計が破壊されていきますね…杉下さん』
「そうですねぇ…
余程、松田君にとっては怪盗キッドから理彩さんへのこのプレゼントは面白くない…いえ…嫌だったようですね」
「当たり前だろ!
跡形もなく粉々に破壊して俺が処分しといてやるから安心しろ理彩」
『ありがとうございます…』
数分後には目覚まし時計が松田により跡形もなく粉々に破壊され処分されましたとさ…。
END
事件の翌日の夜のこと。
マンションのベランダに怪盗キッドがやってきた。
「どうも、こんばんはお嬢さん!」
『え!?怪盗キッド!?』
「しーっ、お静かにお願いしますよお嬢さん」
『どうしてここが?』
「貴女にささやかなプレゼントをお持ちしました」
『プレゼント…?』
キッドから何やら箱を渡された。
開けてみると目覚まし時計でした。
『目覚まし時計!?』
「貴女へ特別の目覚まし時計です
大事に使って下さい
では!」
『え…』
理彩が呆然としている間にキッドは去って行った。
『…何で…目覚まし時計?』
試しにアラームを鳴らしてみた。
【おはよう!朝ですよ!】
『!?』
すると目覚まし時計から萩原の声がした。
『これ…どうしたら…いいの?』
『ってことがあったんです…』
「災難だったな理彩…」
「そうですね」
『あと、お二人にちょっと相談があるんですけど…聞いてくれますか?』
「理彩?どうした?」
理彩は学校帰りに例のキッドから渡された目覚まし時計を持って松田へ飛行機での事件の報告ついでに警視庁の特命係に来ていた。
『実はですね…
これなんですけど…』
机に例の目覚まし時計を置いた。
松田と杉下はそれを見た。
「目覚まし時計?」
「どうされたんですか?
その目覚まし時計は?」
『実は…これ…
怪盗キッドから渡されたんです』
「はぁ!?」
「あの怪盗キッドですか!?」
「理彩、詳しく説明しろ」
『実は…飛行機の事件の時に…キッドも機内にいたんです』
「それで?」
『途中で知ったんですけど乗客の一人に怪盗キッドが変装してたんです
さっきも話しましたけど、キッドは途中で飛行機から飛び降りてパトカーを引き連れて来るんですけど…
飛行機を無事に着陸させて、救急隊員の人と話をしてたんです
その人もキッドの変装だったんですけど…
別れ際に私が余計なことをキッドに話したからこれをくれたみたいで…」
「ん?余計なこと?」
『キッドが変装していた人が…萩原さんそっくりの声だったので…
つい…久しぶりに声が聞けてよかったみたいことを私が言ってしまって…』
「…!
そういえば理彩が電話で言ってたな
萩にそっくりの声を聞いたとかって…」
『はい…
そしたら…昨日の夜…
マンションのベランダに怪盗キッドが現れて』
「はぁ!?怪盗キッドが理彩のマンションに来ただと!?」
「おやまあ…どこからそんな情報を…」
「だな」
『それでキッドからこの目覚まし時計を渡されたんです』
「それで?」
『実はアラームが…音声なんですが…』
そう言うと理彩は目覚まし時計を手に取りアラームを鳴らした。
【おはよう!朝ですよ!】
「なっ!?萩!?」
松田はその声に驚いた。
「これが亡くなってしまった松田君のご友人の声と同じなんですか?」
『はい』
「まぁ…怪盗キッドは変装の名人らしいからな…
声真似くらいできるかもな」
『正直…これはいらないなぁって思って…どうしたらいいかと思って…』
「こんなもんすぐさま捨てろよ‼理彩‼」
『ですよね…』
「なかなか面白いプレゼントを怪盗キッドから頂いたようですね理彩さん」
『はい…
あの時は久しぶりに声が聞けて喜びましたけど…さすがにこれは……
なのでこれをどうしたらいいか今日はお二人に相談しに来たんですよ…』
「こんなもんは粉々に破壊して廃棄に決まってんだろ‼」
ドンドンバキバキ‼
松田の手にはいつの間に出したのかハンマーが握られていて…松田は躊躇わずにハンマーで目覚まし時計を破壊し始めた。
「そのハンマーは…松田君が持ち歩いている工具箱のですか?」
杉下はそんな松田に声をかけた。
「あぁ、そうだぜ」
『見事に時計が破壊されていきますね…杉下さん』
「そうですねぇ…
余程、松田君にとっては怪盗キッドから理彩さんへのこのプレゼントは面白くない…いえ…嫌だったようですね」
「当たり前だろ!
跡形もなく粉々に破壊して俺が処分しといてやるから安心しろ理彩」
『ありがとうございます…』
数分後には目覚まし時計が松田により跡形もなく粉々に破壊され処分されましたとさ…。
END