私の世界にはあなたが必要
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原作通りに松田さんが亡くなっている世界なら…
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
あれからもう何年経つのだろうか…。
松田さんがいた頃は世界がとても輝いていたのに貴方がいなくなった途端に輝いていた世界がいきなり灰色にしか見えなくなった。
あの日、私は朝から何だか胸騒ぎを感じていた。
それはきっと松田さんも同じだったんだろうと思う。
親友の萩原さんの命日だったから…。
不安に思った私は松田さんに忙しいかもしれないけど今度一緒に萩原さんのお墓参りに行きたいです!ってメールをした。
了解だ。
いつもの早打ちのメールがすぐに返って来た。
なのに神様は酷い…
萩原さんの命日に松田さんまで連れて行ってしまったのだから…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
悪い
理彩との約束守れそうにねぇわ
PS、
妹のような存在のお前に抱いていい感情ではねぇかもしれないが…
時間がねぇからこれだけは伝えておくぜ
俺は年下でも理彩のことを異性として好きだったぜ
これ以上そばにいてやれなくて悪い
こんな俺を忘れてくれて構わないから幸せになってくれ
END
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
そんなメールが松田さんからの最期のメールとなった。
そんなメールを見て何事!?と思った。
まるで最期と言わんばかりのメール内容に驚いた。
数分後にはテレビで速報でニュースが流れていた。
【杯戸ショッピングモールの観覧車にて爆弾事件発生
警察官1名が巻き込まれ死亡しました】
それを見て爆弾事件に巻き込まれ死亡した人の名前は出ていないのに誰なのかなんとなく頭に思い浮かんだ。
貴方じゃないかと…。
すぐに各局のニュース番組が爆弾事件を取り上げ始めた。
事件を詳しく知りたくて松田さんがどうなったのかだけでも認めたくないが知りたくて、松田さんの新しい配属先に知り合いの警部さんがいたことを思い出した。
どうやって向かったかは覚えていないが気がつけば警視庁まで来ていた。
受付で待っていると声をかけられた。
「理彩君かね!?
どうかしたのかね!?こんなところで!?」
『目暮…さん…』
振り向くと小さな頃からの顔馴染みの警部がそこにいた。
「あ!目暮警部
こちらのお嬢さんがあなたに会いたいと待っていたんです」
目暮に気づいた受付の人がそう説明した。
「わしに?」
「はい」
待っていた人物が来たのに理彩はなかなか言い出せなかった。
だけど目暮と一緒にいる女性刑事の表情は悲しげで同じく一緒にいる男性刑事の手に見覚えのある物が見えた。
理彩はそれを見て思わず声に出していた。
『…っ!!…どう…して…それが…』
「え?」
理彩の呟いた声に男性刑事は理彩を見た。
目暮も女性刑事も理彩を見た。
ぽろりぽろりと理彩の目から次々と涙がこぼれた。
『どう…して…』
ふらっと体に力が入らなくなりその場に座り込んでしまった理彩。
「理彩君!?大丈夫かね!?」
目暮たちが理彩にかけよる。
『はぁはぁ…ヒュー…はぁはぁ…』
胸元を抑え荒くなっていく呼吸を落ち着かせようとする理彩だがうまくいかない。
「目暮警部
この子をどこかで休ませてあげた方がいいんじゃないでしょうか?」
「そうだな」
そう言った女性刑事に支えられながら理彩はなんとか近くの座れる場所に腰かけた。
『はぁはぁ…』
呼吸はなかなか落ち着かない。
女性刑事がそんな理彩の背中を擦ってくれている。
「この子…理彩君はわしの元部下の娘さんでな
幼少期にある事件に関わりトラウマ持ちになったせいかたまにこういう発作が起きてしまうそうだ
トラウマは血と拳銃だ…
彼の遺品の"これ"から血の匂いでもしたのかもしれんな」
目暮は男性刑事が持っていた物を手に取りそう言った。
「そうですか…」
すぐにはよくなりそうにもなく目暮は女性刑事の佐藤に理彩を任せてすぐ戻るからと理彩に伝え報告等に行くことにした。
男性刑事の白鳥も一緒に。
少しして理彩が落ち着いた頃、場所を会議室に移した。
少しして目暮と白鳥が戻ってきた。
「どうかね?佐藤君」
「呼吸が落ち着きましたし大丈夫ですよ」
「そうか」
目暮は理彩に近寄る。
「理彩君」
『目暮…さん…
ごめんなさい…急に』
「いや、構わんが…一人でここまで来たのかね?」
『はい…』
「どうかしたのかね?」
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あれからもう何年経つのだろうか…。
松田さんがいた頃は世界がとても輝いていたのに貴方がいなくなった途端に輝いていた世界がいきなり灰色にしか見えなくなった。
あの日、私は朝から何だか胸騒ぎを感じていた。
それはきっと松田さんも同じだったんだろうと思う。
親友の萩原さんの命日だったから…。
不安に思った私は松田さんに忙しいかもしれないけど今度一緒に萩原さんのお墓参りに行きたいです!ってメールをした。
了解だ。
いつもの早打ちのメールがすぐに返って来た。
なのに神様は酷い…
萩原さんの命日に松田さんまで連れて行ってしまったのだから…。
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悪い
理彩との約束守れそうにねぇわ
PS、
妹のような存在のお前に抱いていい感情ではねぇかもしれないが…
時間がねぇからこれだけは伝えておくぜ
俺は年下でも理彩のことを異性として好きだったぜ
これ以上そばにいてやれなくて悪い
こんな俺を忘れてくれて構わないから幸せになってくれ
END
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そんなメールが松田さんからの最期のメールとなった。
そんなメールを見て何事!?と思った。
まるで最期と言わんばかりのメール内容に驚いた。
数分後にはテレビで速報でニュースが流れていた。
【杯戸ショッピングモールの観覧車にて爆弾事件発生
警察官1名が巻き込まれ死亡しました】
それを見て爆弾事件に巻き込まれ死亡した人の名前は出ていないのに誰なのかなんとなく頭に思い浮かんだ。
貴方じゃないかと…。
すぐに各局のニュース番組が爆弾事件を取り上げ始めた。
事件を詳しく知りたくて松田さんがどうなったのかだけでも認めたくないが知りたくて、松田さんの新しい配属先に知り合いの警部さんがいたことを思い出した。
どうやって向かったかは覚えていないが気がつけば警視庁まで来ていた。
受付で待っていると声をかけられた。
「理彩君かね!?
どうかしたのかね!?こんなところで!?」
『目暮…さん…』
振り向くと小さな頃からの顔馴染みの警部がそこにいた。
「あ!目暮警部
こちらのお嬢さんがあなたに会いたいと待っていたんです」
目暮に気づいた受付の人がそう説明した。
「わしに?」
「はい」
待っていた人物が来たのに理彩はなかなか言い出せなかった。
だけど目暮と一緒にいる女性刑事の表情は悲しげで同じく一緒にいる男性刑事の手に見覚えのある物が見えた。
理彩はそれを見て思わず声に出していた。
『…っ!!…どう…して…それが…』
「え?」
理彩の呟いた声に男性刑事は理彩を見た。
目暮も女性刑事も理彩を見た。
ぽろりぽろりと理彩の目から次々と涙がこぼれた。
『どう…して…』
ふらっと体に力が入らなくなりその場に座り込んでしまった理彩。
「理彩君!?大丈夫かね!?」
目暮たちが理彩にかけよる。
『はぁはぁ…ヒュー…はぁはぁ…』
胸元を抑え荒くなっていく呼吸を落ち着かせようとする理彩だがうまくいかない。
「目暮警部
この子をどこかで休ませてあげた方がいいんじゃないでしょうか?」
「そうだな」
そう言った女性刑事に支えられながら理彩はなんとか近くの座れる場所に腰かけた。
『はぁはぁ…』
呼吸はなかなか落ち着かない。
女性刑事がそんな理彩の背中を擦ってくれている。
「この子…理彩君はわしの元部下の娘さんでな
幼少期にある事件に関わりトラウマ持ちになったせいかたまにこういう発作が起きてしまうそうだ
トラウマは血と拳銃だ…
彼の遺品の"これ"から血の匂いでもしたのかもしれんな」
目暮は男性刑事が持っていた物を手に取りそう言った。
「そうですか…」
すぐにはよくなりそうにもなく目暮は女性刑事の佐藤に理彩を任せてすぐ戻るからと理彩に伝え報告等に行くことにした。
男性刑事の白鳥も一緒に。
少しして理彩が落ち着いた頃、場所を会議室に移した。
少しして目暮と白鳥が戻ってきた。
「どうかね?佐藤君」
「呼吸が落ち着きましたし大丈夫ですよ」
「そうか」
目暮は理彩に近寄る。
「理彩君」
『目暮…さん…
ごめんなさい…急に』
「いや、構わんが…一人でここまで来たのかね?」
『はい…』
「どうかしたのかね?」