迷宮の十字路
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「大丈夫ですよ杉下さん‼
忘れました?
私は拳銃だって使えちゃう女なんですよ
少しくらい戦えますしね
何かあっても理彩さんはしっかりとお守りしますから‼」
幸子は何やら熱弁を始め理彩を守ると言い出した。
「そうでしたね…
ですが!やるならほどほどにしてくださいね
また僕に逮捕させることなどないようにお願いしますね?」
「そんなわけないじゃないですか!杉下さん」
「そうでしょうかね?」
「あら?信用ない感じなんですね」
「幸子さん…そりゃあ心強いけどよ
あんた今は拳銃は持ってねぇだろう?」
『持っていたら幸子さんまた捕まっちゃいますよ?それはダメです!
私だって少しくらいは自分の身は守れますから無理しないで下さい幸子さん‼』
「おい?戦うの前提かよ理彩‼」
『そうなりそうな気がしたので…』
「そういう時は大人しくいつもみたいに俺に守られとけよ理彩」
『じゃあそうします!
大人しく待ってますから安心して下さい』
「それならよし!」
「(いいのかよ…それで…)」
新一は苦笑いを浮かべる。
「あら…冗談で言ったつもりでしたけど…本気にしないでくださいよ松田さんも理彩さんも!」
「(え?今の冗談なのか⁉)」
「冗談には聞こえねぇぜ?幸子さん」
『はい!』
「あら?そうでした?」
「前科が前科だしな
もし拳銃が手元にあったらやるだろ?」
『かもしれませんね』
「えーひどいですよ!二人とも‼
たとえあったとしても、もうやりませんって杉下さんに誓っています!」
「そうでないと困りますよ幸子さん」
「分かってますって‼」
「(さっきから何だよこのやり取り…
何か前科がどうとか話してるし…
もしかしてこの人たち…オレの存在忘れられてねぇ?)」
新一は目の前のやり取りに驚くことしかできなかった。
「オレ、もう行くわ理彩」
『え?うん
気を付けてね』
「おぅ
あ!言い忘れたけどオレがこの事件に関わったことは内密で頼むぜ」
『うん?分かった』
新一は一人向かって行った。
遠ざかっていく新一の背中を見ていて理彩は何故か不安になった。
『…あの陣平さん…』
「どうした?理彩」
『新一の様子がさっきから気になるので追いかけてもらえますか?』
「はぁ?」
「どういうことですか?理彩さん」
『車にいる時からなんとなくですけど…具合が悪そうなのには気付いてたんですけど…風邪かもしれないし…』
「どうだろうな」
「確かにフラついていますね彼」
「そうですね」
「分かった、任せな」
『お願いします』
「では行きましょうか松田君」
「そうだな」
二人も新一に続くように向かって行った。
『大丈夫かな…?
和葉ちゃんも…』
「信じて待ってましょうか理彩さん」
『はい』
「はぁはぁ…ちくしょー…
灰原がくれた薬で一時的に元の体に戻れたとはいえ…風邪ひいてんのと変わんねぇから…体がだるい…息切れが…はぁはぁ…しやがる…」
木に寄りかかる。
「まぁ…自力で来ようと思っていたら…思いがけねぇ助っ人たちのおかげで…楽はできたけどよ…」
「おい‼大丈夫か⁉」
「ん?」
新一に駆け寄り声を掛けたのは新一を追っていた松田だった。
杉下もいる。
「どうかされましたか?」
「いや…何でもねぇ…」
「何でもねぇってお前…説得力ねぇぞ」
「…」
「理彩が気にしてたぞ
お前が具合悪そうだってな」
「はぁ…あいつ…
たまに天然なのに…昔から勘は鋭い方だから…」
「なるほどな
勘というよりは理彩の性格上、まわりの人の顔色を常に見ながらが癖だからお前の異変に気付いたのかもな」
「そうかもしれませんね」
「へぇー…あいつのそういうところを…知ってんだなあんたたち」
「まぁな」
「そういえば先を急がなければいけませんでしたね
世間話はこれくらいにしましょうか」
「あぁ」
「なぁ…あんたらに頼みがあるんだけどさ…聞いてくれるか?」
「「頼み?」」
「この寺のどこかに山能寺から盗まれた仏像があるはずなんだ
それを連中に見つからねぇように探して欲しいんだ」
「おや?どうして我々に?」
「え?なんとなくだけど?」
「はぁ⁉」
「まぁ理由はどうであれ我々は最初から仏像のあの暗号を解いてここに来たのですから構いませんよ」
「仕方ねぇな」
「んじゃあよろしく」
新一が平次として推理を披露してる頃、松田と杉下は見つからないように建物内に侵入し仏像を探す。
「探すって言ったってヒントもねぇのにどうすんだよ‼」
「一通り探すしかないようですね」
「はぁ…マジか」
忘れました?
私は拳銃だって使えちゃう女なんですよ
少しくらい戦えますしね
何かあっても理彩さんはしっかりとお守りしますから‼」
幸子は何やら熱弁を始め理彩を守ると言い出した。
「そうでしたね…
ですが!やるならほどほどにしてくださいね
また僕に逮捕させることなどないようにお願いしますね?」
「そんなわけないじゃないですか!杉下さん」
「そうでしょうかね?」
「あら?信用ない感じなんですね」
「幸子さん…そりゃあ心強いけどよ
あんた今は拳銃は持ってねぇだろう?」
『持っていたら幸子さんまた捕まっちゃいますよ?それはダメです!
私だって少しくらいは自分の身は守れますから無理しないで下さい幸子さん‼』
「おい?戦うの前提かよ理彩‼」
『そうなりそうな気がしたので…』
「そういう時は大人しくいつもみたいに俺に守られとけよ理彩」
『じゃあそうします!
大人しく待ってますから安心して下さい』
「それならよし!」
「(いいのかよ…それで…)」
新一は苦笑いを浮かべる。
「あら…冗談で言ったつもりでしたけど…本気にしないでくださいよ松田さんも理彩さんも!」
「(え?今の冗談なのか⁉)」
「冗談には聞こえねぇぜ?幸子さん」
『はい!』
「あら?そうでした?」
「前科が前科だしな
もし拳銃が手元にあったらやるだろ?」
『かもしれませんね』
「えーひどいですよ!二人とも‼
たとえあったとしても、もうやりませんって杉下さんに誓っています!」
「そうでないと困りますよ幸子さん」
「分かってますって‼」
「(さっきから何だよこのやり取り…
何か前科がどうとか話してるし…
もしかしてこの人たち…オレの存在忘れられてねぇ?)」
新一は目の前のやり取りに驚くことしかできなかった。
「オレ、もう行くわ理彩」
『え?うん
気を付けてね』
「おぅ
あ!言い忘れたけどオレがこの事件に関わったことは内密で頼むぜ」
『うん?分かった』
新一は一人向かって行った。
遠ざかっていく新一の背中を見ていて理彩は何故か不安になった。
『…あの陣平さん…』
「どうした?理彩」
『新一の様子がさっきから気になるので追いかけてもらえますか?』
「はぁ?」
「どういうことですか?理彩さん」
『車にいる時からなんとなくですけど…具合が悪そうなのには気付いてたんですけど…風邪かもしれないし…』
「どうだろうな」
「確かにフラついていますね彼」
「そうですね」
「分かった、任せな」
『お願いします』
「では行きましょうか松田君」
「そうだな」
二人も新一に続くように向かって行った。
『大丈夫かな…?
和葉ちゃんも…』
「信じて待ってましょうか理彩さん」
『はい』
「はぁはぁ…ちくしょー…
灰原がくれた薬で一時的に元の体に戻れたとはいえ…風邪ひいてんのと変わんねぇから…体がだるい…息切れが…はぁはぁ…しやがる…」
木に寄りかかる。
「まぁ…自力で来ようと思っていたら…思いがけねぇ助っ人たちのおかげで…楽はできたけどよ…」
「おい‼大丈夫か⁉」
「ん?」
新一に駆け寄り声を掛けたのは新一を追っていた松田だった。
杉下もいる。
「どうかされましたか?」
「いや…何でもねぇ…」
「何でもねぇってお前…説得力ねぇぞ」
「…」
「理彩が気にしてたぞ
お前が具合悪そうだってな」
「はぁ…あいつ…
たまに天然なのに…昔から勘は鋭い方だから…」
「なるほどな
勘というよりは理彩の性格上、まわりの人の顔色を常に見ながらが癖だからお前の異変に気付いたのかもな」
「そうかもしれませんね」
「へぇー…あいつのそういうところを…知ってんだなあんたたち」
「まぁな」
「そういえば先を急がなければいけませんでしたね
世間話はこれくらいにしましょうか」
「あぁ」
「なぁ…あんたらに頼みがあるんだけどさ…聞いてくれるか?」
「「頼み?」」
「この寺のどこかに山能寺から盗まれた仏像があるはずなんだ
それを連中に見つからねぇように探して欲しいんだ」
「おや?どうして我々に?」
「え?なんとなくだけど?」
「はぁ⁉」
「まぁ理由はどうであれ我々は最初から仏像のあの暗号を解いてここに来たのですから構いませんよ」
「仕方ねぇな」
「んじゃあよろしく」
新一が平次として推理を披露してる頃、松田と杉下は見つからないように建物内に侵入し仏像を探す。
「探すって言ったってヒントもねぇのにどうすんだよ‼」
「一通り探すしかないようですね」
「はぁ…マジか」