迷宮の十字路
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理彩と幸子はホテルに荷物を置き清水寺に着いた。
「桜が綺麗」
『本当ですね』
「あれ?理彩?」
『え?』
名前を呼ばれ振り返る理彩。
『蘭と園子?』
そこにいたのは蘭と園子と理彩は知らない少女が一人。
「偶然だね」
「うん、あれ?一緒にいるそちらの人は?」
園子が幸子に気付く。
『今回の旅行に私を誘ってくれた人なの
幸子さん紹介します
こっちが双子の姉の蘭と親友の園子です』
「前に理彩さんが話していた双子のお姉さんの?」
『はい!
あれ?そういえばそっちの子とは初めましてかな?』
「あれ?そっか!
理彩はあんまりお父さんの遠出する依頼に便乗しないから和葉ちゃんとは面識なかったっけ?」
『うん』
「あれ?でも文化祭の時はいなかったっけ?」
『劇の最中に事件が起きたのは知ってるけど、その時は私はうちのクラスの方の出店にいたからね』
「なるほどね
和葉ちゃん、この子がたまに話に出てくる私の双子の妹の理彩だよ」
「あっ!よく蘭ちゃんたちが話をしとるあの?」
「うん」
『え?蘭?何の話?』
「あ…一緒に暮らしてない双子の妹が年上に片思い中って話を何度かしたの」
『やっぱりそれなんだ…』
「ごめんね…つい…」
「あっ!なるほど
理彩さんの片思い相手分かっちゃいました」
『そうじゃなくても幸子さんはあの人の事を知ってるじゃないですか!』
「まぁそうですけど」
「え?そうなの?」
「常連さんだからですけどね」
「「常連さん⁉」」
『幸子さんがやってるお店は杉下さんと松田さんの行きつけのお店だからね』
「「え⁉」」
「だから理彩さんはよく私にあの人の好物は何ですかって聞いて来るんですよ
情報交換を色々としてるんです」
『だって…』
「理彩、あんたってそんな行動力があるくせに何でまだ告らないのよ⁉」
『それは私の自由じゃない園子』
「まぁそうだけどさ
なんで姉妹揃ってこうなんだか…」
「ちょっと園子!別に新一のことなんか」
「誰も新一君とは言ってないわよ?蘭」
「あ…」
『…和葉ちゃん?
何か元気ないみたいだけど大丈夫?』
理彩は大人しい和葉に気付く。
「本当…大丈夫かしら?」
「もしかして…服部くんと何かあったの?」
「実は…平次…ある事件調べに京都に来てんね
それに…京都には平次の初恋の人がいてんねん!」
「「え⁉」」
『(何か訳ありなの?)』
「とりあえず和葉さんの話を聞いてあげてはどうかと」
「そうですね」
場所を変えることにした。
歩きながら簡単に自己紹介をした。
「これなんやけどな」
「雑誌のインタビュー記事?」
「そう、関西では有名な人気のある情報誌でな」
和葉がみんなに見せたのはある雑誌の記事だった。
『服部君だっけ?探偵してるの?』
理彩は記事の見出しに書かれた高校生探偵に注目した。
「服部くんは新一と並ぶ高校生探偵なの
西の服部、東の工藤って言われているらしいよ」
「そうそう」
『へぇー』
「それに服部くんのお父さんが大阪府警の本部長さんなの」
『え?そうなの?』
「うちのおとんが平次のおとんの右腕の大阪府警の刑事部長なんや!
おとんたちも幼なじみなんやで!
まぁそれで話を戻すけどな
この雑誌で平次、初恋について聞かれててな」
「小学3年生の時に会った少し年上の女の子?」
「そ!
しかもや、その子にまつわる大事な品や言うて、わざわざこんな写真まで撮るし」
「でさ?何なの?この玉?」
「ただの水晶玉!
その女からもろたんちゃう?」
『和葉ちゃんは相手の子を知らないの?』
「知らんわ…
平次も会ったのはそん時だけだったらしいしな」
「じゃあその子を探すために写真を雑誌にですか?」
「たぶん…」
「でも気にすることないと思うよ和葉ちゃん
たとえ服部くんに初恋の人がいてもそれはもう昔の人!
今は和葉ちゃんといい感じに見えるしさ」
蘭は落ち込む和葉を元気にしようとそう言った。
「でもねぇ!男にとってファーストラブは特別だから…」
『園子…空気読んで‼
和葉ちゃんが落ち込んじゃうよ‼』
「そうですね」
「ごめんごめん!」
「こんな暗くなる話はこれくらいにしてぜんざい食べへん?
おばちゃん!ぜんざい5つ‼」
和葉はわざと明るく振舞った。
『そういえば蘭』
「どうかした?理彩」
『お父さんの依頼の方は大丈夫なの?』
「実はね…」
「かなり頭抱えてたわよおじさま」
『え?』
「実は山能寺ってお寺からの依頼でね
実は…しあさってから一般公開するご本尊が8年前に何者かに盗まれてるんだって」
『え⁉』
「あら…大変じゃないですか?」
『何でそれを今頃依頼なの?』
「桜が綺麗」
『本当ですね』
「あれ?理彩?」
『え?』
名前を呼ばれ振り返る理彩。
『蘭と園子?』
そこにいたのは蘭と園子と理彩は知らない少女が一人。
「偶然だね」
「うん、あれ?一緒にいるそちらの人は?」
園子が幸子に気付く。
『今回の旅行に私を誘ってくれた人なの
幸子さん紹介します
こっちが双子の姉の蘭と親友の園子です』
「前に理彩さんが話していた双子のお姉さんの?」
『はい!
あれ?そういえばそっちの子とは初めましてかな?』
「あれ?そっか!
理彩はあんまりお父さんの遠出する依頼に便乗しないから和葉ちゃんとは面識なかったっけ?」
『うん』
「あれ?でも文化祭の時はいなかったっけ?」
『劇の最中に事件が起きたのは知ってるけど、その時は私はうちのクラスの方の出店にいたからね』
「なるほどね
和葉ちゃん、この子がたまに話に出てくる私の双子の妹の理彩だよ」
「あっ!よく蘭ちゃんたちが話をしとるあの?」
「うん」
『え?蘭?何の話?』
「あ…一緒に暮らしてない双子の妹が年上に片思い中って話を何度かしたの」
『やっぱりそれなんだ…』
「ごめんね…つい…」
「あっ!なるほど
理彩さんの片思い相手分かっちゃいました」
『そうじゃなくても幸子さんはあの人の事を知ってるじゃないですか!』
「まぁそうですけど」
「え?そうなの?」
「常連さんだからですけどね」
「「常連さん⁉」」
『幸子さんがやってるお店は杉下さんと松田さんの行きつけのお店だからね』
「「え⁉」」
「だから理彩さんはよく私にあの人の好物は何ですかって聞いて来るんですよ
情報交換を色々としてるんです」
『だって…』
「理彩、あんたってそんな行動力があるくせに何でまだ告らないのよ⁉」
『それは私の自由じゃない園子』
「まぁそうだけどさ
なんで姉妹揃ってこうなんだか…」
「ちょっと園子!別に新一のことなんか」
「誰も新一君とは言ってないわよ?蘭」
「あ…」
『…和葉ちゃん?
何か元気ないみたいだけど大丈夫?』
理彩は大人しい和葉に気付く。
「本当…大丈夫かしら?」
「もしかして…服部くんと何かあったの?」
「実は…平次…ある事件調べに京都に来てんね
それに…京都には平次の初恋の人がいてんねん!」
「「え⁉」」
『(何か訳ありなの?)』
「とりあえず和葉さんの話を聞いてあげてはどうかと」
「そうですね」
場所を変えることにした。
歩きながら簡単に自己紹介をした。
「これなんやけどな」
「雑誌のインタビュー記事?」
「そう、関西では有名な人気のある情報誌でな」
和葉がみんなに見せたのはある雑誌の記事だった。
『服部君だっけ?探偵してるの?』
理彩は記事の見出しに書かれた高校生探偵に注目した。
「服部くんは新一と並ぶ高校生探偵なの
西の服部、東の工藤って言われているらしいよ」
「そうそう」
『へぇー』
「それに服部くんのお父さんが大阪府警の本部長さんなの」
『え?そうなの?』
「うちのおとんが平次のおとんの右腕の大阪府警の刑事部長なんや!
おとんたちも幼なじみなんやで!
まぁそれで話を戻すけどな
この雑誌で平次、初恋について聞かれててな」
「小学3年生の時に会った少し年上の女の子?」
「そ!
しかもや、その子にまつわる大事な品や言うて、わざわざこんな写真まで撮るし」
「でさ?何なの?この玉?」
「ただの水晶玉!
その女からもろたんちゃう?」
『和葉ちゃんは相手の子を知らないの?』
「知らんわ…
平次も会ったのはそん時だけだったらしいしな」
「じゃあその子を探すために写真を雑誌にですか?」
「たぶん…」
「でも気にすることないと思うよ和葉ちゃん
たとえ服部くんに初恋の人がいてもそれはもう昔の人!
今は和葉ちゃんといい感じに見えるしさ」
蘭は落ち込む和葉を元気にしようとそう言った。
「でもねぇ!男にとってファーストラブは特別だから…」
『園子…空気読んで‼
和葉ちゃんが落ち込んじゃうよ‼』
「そうですね」
「ごめんごめん!」
「こんな暗くなる話はこれくらいにしてぜんざい食べへん?
おばちゃん!ぜんざい5つ‼」
和葉はわざと明るく振舞った。
『そういえば蘭』
「どうかした?理彩」
『お父さんの依頼の方は大丈夫なの?』
「実はね…」
「かなり頭抱えてたわよおじさま」
『え?』
「実は山能寺ってお寺からの依頼でね
実は…しあさってから一般公開するご本尊が8年前に何者かに盗まれてるんだって」
『え⁉』
「あら…大変じゃないですか?」
『何でそれを今頃依頼なの?』