名前で呼んでくれ
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『ほぇ!?
何で松田さんがいるの!?』
「それはこっちの台詞だぜ理彩」
『え…』
「帰ってきたら理彩がソファーで気持ち良さそうに寝てんのにはびっくりしたぜ」
『寝ちゃってた…?』
「だから起こしてたんだぜ」
『ありがとうございます
でも…何でこんな状態なんですか//』
ソファーに横になっている理彩の目の前には松田がいる。
しかも、かなり顔が近いし今にでもキスができそうである。
「お前が全然起きねぇからキスすれば無防備な眠り姫が起きるかもなってな」
『…近いです//』
「キスはしてはねぇが結果、起きたからいいか」
『…//(え…キスって//
あ…起きなきゃよかったのかな?)』
真っ赤になる理彩。
「まぁ、寝ぼけた理彩にはちょっと笑えたが可愛かったぜ」
『え…もしかして何かしたんですか?私』
「起こしてる最中に寝ぼけた理彩が"あと…5分"って定番な返答したな」
『え…』
「あとは、いつもは恥ずかしがるくせに寝ぼけた理彩は躊躇いもなく俺を名前で呼んでたな」
『うそ…//』
「嘘を言ってどうすんだよ」
『そうですよね…あはは…』
「寝ぼけて名前で言えるなら普通の時でもいい加減言えるだろ理彩」
『まだ無理ですっ』
「どうしてだ?」
『だって…出会ってからも片思いしてた時も私はずっと松田さんって呼んできたから頑張ってるけどまだ気持ちの切り替えできないみたいなんです…』
「そうか」
『自分ではそろそろ名前に慣れなきゃって思ってるんですが…
でもどうしても照れちゃって上手くいかなくて…』
「まぁ俺は理彩を焦らせたい訳じゃねぇが名前で呼ばれたいのは前から言ってるが本心だ」
『はい…』
「あんまし深く考えんな理彩
自然と言えるようになるさ」
『はい』
「まぁだが…このムードをここで終わらせるのは何だか勿体ねぇな」
『…//』
そうなのだ。
まだ二人は互いにキスができる距離にいた。
「まぁ、前にも言ったが今すぐどうこうするなんてことは思ってねぇけど、
俺も男だからな
いつまで理性を保って待ってられるかは保証できねぇぞ
よく言うだろ?
男は狼だから気をつけろってな
それにこの状態に何の抵抗もしねぇのもどうかと思うぜ理彩」
『だって…松っ…陣平さん//にならいいの!
大切な人だから!』
「理彩」
『怖くないって言ったら嘘になるけど…
でもそろそろ次に進みたいっていうのはありますから』
「そうか」
『でも迷惑ですか?
高校生なのに…大人相手に次に進みたいだなんてわがまま言って…
生意気…ですか?』
「生意気じゃねぇよ
俺は自分の惚れた女の気持ちを無視できねぇよ」
ポンポンと理彩の頭を撫でる松田。
『よかった…』
安堵する理彩。
「それに前に言っただろ
もう子供に見えなくて困ってたってな」
『はい言ってましたね』
「なら恋人じゃなけりゃあ理彩に俺がこんなことしねぇのも高校生ならもう理解できるよな?」
『はい』
松田がいつかの時のように理彩の頬に触れる。
そして…
『んんっ』
松田は理彩に優しくキスをした。
唇が離れると理彩は照れから顔が真っ赤だが嬉しそうに笑った。
「大好きだぜ理彩」
『私もです』
二人して笑うのだった。
『ファーストキスが大好きな人とだからとても嬉しいです』
「そうか」
「支度できたか?」
『はい』
時間も時間だから1人で帰らせるのが心配だからと松田が車で理彩をマンションまで送ることにした。
『そういえば言えてなかったです…
お仕事お疲れ様です』
「おぅ…久しぶりに動きまくったぜ
特命だと捜査は頭を使うだけだからな
助っ人は終わったから3日間の休みをもらって来たぜ」
『お疲れ様です…
しっかり休んで下さいね』
「あぁ」
『3日間ちゃんと…松っ…陣平さん//が休めるように事件に遭遇しないように頑張ります』
「理彩…名前呼び無理すんな」
『こうやってればそのうち自然に言えるかなって思いまして』
「まぁ慌てんなよ」
『はい』
マンションに到着。
「数日間家事や料理までやってくれてサンキューな理彩」
『いえ!私に手伝えるのそれくらいだから』
「今度何かお礼考えとくぜ」
『そうですか?楽しみにしておきます』
「そうだ、こいつをお前にやる」
松田は理彩の手に何かを乗せる。
それは鍵だった。
『え…これって…もしかして合鍵!?』
「あぁ、また今回みたいに必要になるかもしれねぇだろ
だから理彩に鍵を預けとくぜ」
『ありがとうございます』
お礼を言う。
『じゃあ…おやすみなさい』
「あぁ、おやすみ」
チュッと理彩にキスする松田。
『…//』
「いい夢見れるといいな理彩」
『はい//おやすみなさい』
理彩はマンションに入って行った。
理彩が松田のことを名前でしっかり呼べるようになるのはもう少し先のことである。
END
何で松田さんがいるの!?』
「それはこっちの台詞だぜ理彩」
『え…』
「帰ってきたら理彩がソファーで気持ち良さそうに寝てんのにはびっくりしたぜ」
『寝ちゃってた…?』
「だから起こしてたんだぜ」
『ありがとうございます
でも…何でこんな状態なんですか//』
ソファーに横になっている理彩の目の前には松田がいる。
しかも、かなり顔が近いし今にでもキスができそうである。
「お前が全然起きねぇからキスすれば無防備な眠り姫が起きるかもなってな」
『…近いです//』
「キスはしてはねぇが結果、起きたからいいか」
『…//(え…キスって//
あ…起きなきゃよかったのかな?)』
真っ赤になる理彩。
「まぁ、寝ぼけた理彩にはちょっと笑えたが可愛かったぜ」
『え…もしかして何かしたんですか?私』
「起こしてる最中に寝ぼけた理彩が"あと…5分"って定番な返答したな」
『え…』
「あとは、いつもは恥ずかしがるくせに寝ぼけた理彩は躊躇いもなく俺を名前で呼んでたな」
『うそ…//』
「嘘を言ってどうすんだよ」
『そうですよね…あはは…』
「寝ぼけて名前で言えるなら普通の時でもいい加減言えるだろ理彩」
『まだ無理ですっ』
「どうしてだ?」
『だって…出会ってからも片思いしてた時も私はずっと松田さんって呼んできたから頑張ってるけどまだ気持ちの切り替えできないみたいなんです…』
「そうか」
『自分ではそろそろ名前に慣れなきゃって思ってるんですが…
でもどうしても照れちゃって上手くいかなくて…』
「まぁ俺は理彩を焦らせたい訳じゃねぇが名前で呼ばれたいのは前から言ってるが本心だ」
『はい…』
「あんまし深く考えんな理彩
自然と言えるようになるさ」
『はい』
「まぁだが…このムードをここで終わらせるのは何だか勿体ねぇな」
『…//』
そうなのだ。
まだ二人は互いにキスができる距離にいた。
「まぁ、前にも言ったが今すぐどうこうするなんてことは思ってねぇけど、
俺も男だからな
いつまで理性を保って待ってられるかは保証できねぇぞ
よく言うだろ?
男は狼だから気をつけろってな
それにこの状態に何の抵抗もしねぇのもどうかと思うぜ理彩」
『だって…松っ…陣平さん//にならいいの!
大切な人だから!』
「理彩」
『怖くないって言ったら嘘になるけど…
でもそろそろ次に進みたいっていうのはありますから』
「そうか」
『でも迷惑ですか?
高校生なのに…大人相手に次に進みたいだなんてわがまま言って…
生意気…ですか?』
「生意気じゃねぇよ
俺は自分の惚れた女の気持ちを無視できねぇよ」
ポンポンと理彩の頭を撫でる松田。
『よかった…』
安堵する理彩。
「それに前に言っただろ
もう子供に見えなくて困ってたってな」
『はい言ってましたね』
「なら恋人じゃなけりゃあ理彩に俺がこんなことしねぇのも高校生ならもう理解できるよな?」
『はい』
松田がいつかの時のように理彩の頬に触れる。
そして…
『んんっ』
松田は理彩に優しくキスをした。
唇が離れると理彩は照れから顔が真っ赤だが嬉しそうに笑った。
「大好きだぜ理彩」
『私もです』
二人して笑うのだった。
『ファーストキスが大好きな人とだからとても嬉しいです』
「そうか」
「支度できたか?」
『はい』
時間も時間だから1人で帰らせるのが心配だからと松田が車で理彩をマンションまで送ることにした。
『そういえば言えてなかったです…
お仕事お疲れ様です』
「おぅ…久しぶりに動きまくったぜ
特命だと捜査は頭を使うだけだからな
助っ人は終わったから3日間の休みをもらって来たぜ」
『お疲れ様です…
しっかり休んで下さいね』
「あぁ」
『3日間ちゃんと…松っ…陣平さん//が休めるように事件に遭遇しないように頑張ります』
「理彩…名前呼び無理すんな」
『こうやってればそのうち自然に言えるかなって思いまして』
「まぁ慌てんなよ」
『はい』
マンションに到着。
「数日間家事や料理までやってくれてサンキューな理彩」
『いえ!私に手伝えるのそれくらいだから』
「今度何かお礼考えとくぜ」
『そうですか?楽しみにしておきます』
「そうだ、こいつをお前にやる」
松田は理彩の手に何かを乗せる。
それは鍵だった。
『え…これって…もしかして合鍵!?』
「あぁ、また今回みたいに必要になるかもしれねぇだろ
だから理彩に鍵を預けとくぜ」
『ありがとうございます』
お礼を言う。
『じゃあ…おやすみなさい』
「あぁ、おやすみ」
チュッと理彩にキスする松田。
『…//』
「いい夢見れるといいな理彩」
『はい//おやすみなさい』
理彩はマンションに入って行った。
理彩が松田のことを名前でしっかり呼べるようになるのはもう少し先のことである。
END