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大木は特命係の部屋をよく覗く二人組のうちの一人で小柄で声が低い人物。
ちなみにもう一人は小松という。
小松は長身で声が高い人物である。
大木と小松は苗字の"大""小"と見た目が逆なのが特徴である。
余談だが松田は特命係になってすぐの時に二人をその特徴で覚えたらしい。
「嬢ちゃんは料理好きとは聞いていたし、作ったお菓子をもらったことがあるがレベルが凄いな
本格的な厚焼き玉子だしなこれ」
「美味しいですねこれ」
食べた二人からは満足そうなコメントだ。
「まぁ…あいつは家庭環境が理由でもあるが小学生の時から料理を自分でやってるからな
あとは杉下の紹介で知り合いになったたまきさんに花の里でたまに料理を教えてもらってたからな
上達早ぇよ」
「嬢ちゃんは花の里に行ったことあるのか?松田」
「まぁな
今の女将の幸子さんにも時々教えてもらっているからな」
「なるほど」
「あとは、杉下は変にこだわりがあるだろ?
意外にも評価に厳しい」
「まぁ確かに」
「その杉下が認めるくらいだしな理彩の料理の腕前
俺たちがお手上げ寸前だった杉下スランプ事件でも理彩の協力で杉下が復活したこともあるしな」
「杉下が認めるほどか…そりゃあ凄いな
杉下スランプ事件?
あぁ、あん時か!」
角田は思い出した。
「あの時は杉下以外の俺と神戸と角田はすぐに理由が分かったのに杉下本人が気づかねぇし…
最終手段として理彩に料理を頼んで、花の里のレシピで煮物を作ってもらい、それを杉下に食わせてみたら見事に復活しやがったしな」
「そうだったな」
「事件ってほどですか?それ…」
「杉下にとっては事件じゃねぇけどな俺からすれば十分事件だったぜ」
「そうだな」
角田も同意した。
「なるほど…」
差し入れを食べつつ張り込みを続けた。
ガチャ
『いくつかないから差し入れに持っていたのかな?』
夕方、理彩は松田のマンションに来ていた。
冷蔵庫を確認すると昨日作って入れた物が減っていた。
『さてと今日もやりますか!お手伝い』
タッパーが減っているということは着替えに帰ってきたという意味になる。
来る途中で買ってきた食材と冷蔵庫の食材を使って1品を作る。
作ったのを持参したタッパーに移し、残りは食器を借りて自分の夕食にする。
『いただきます』
最近母親も仕事が忙しいらしく帰りが遅くなるので夕食は松田のところを借りて済ませる理彩。
大人は仕事大変だなぁと内心思う理彩なのでした。
その日のうちにやっと助っ人している案件が片付き松田はマンションに帰ってきた。
ガチャ
ドアの鍵が開いていた。
「!?」
松田は玄関の扉を開けて思わず立ち止まる。
玄関に見覚えのある靴があったからだ。
「今は…21時だよな?」
手元の時計で時間を確認する。
「まだいるのか!?」
松田はリビングに向かう。
「…!!」
『スー…スー…』
「…マジか…」
リビングにあるソファーで理彩が気持ち良さそうに寝ていたのだ。
「疲れたんだろ理彩
慣れねぇことするからだぜ」
松田は理彩の頭をポンポンと撫でて自分が着ていた上着を理彩にかけた。
テーブルに置いたままになっている食器にラップをかけて冷蔵庫に持っていく。
ガチャ
「1品増えてやがる
まぁこんだけあれば数日間はおかずに困らねぇな…
ありがとな理彩」
苦笑する松田。
中身を見て食器のと同じだったのでなるほどなと理解する。
「妃さんが仕事で遅くなるからここで夕食を食べてたら眠くなったってところか…」
さてと…どうしたものかと松田は考える。
気持ち良さそうに寝ているから起こしたくはない気持ちはあるが時間も時間だ。
高校生である未成年の恋人をこのままマンションに居させるのもどうかと躊躇う。
明日は土曜日と言えど理彩は親友たちと約束してるかもしれないし何かしら用事くらいあるだろうからと松田は理彩を起こすことに決めた。
ソファーに近づく。
「おい理彩!起きろ!」
『…ぅー…』
少し反応はあるものの起きる気配はない。
「理彩!」
『…あと…5分…』
「おい!
定番な返答してねぇでさっさと起きろ!理彩」
『ぅー…ん…ここどこ?』
「起きろ!」
『あれ…陣平さんの匂いがする…』
「俺の部屋だから当たり前だろ!
いい加減起きろ!」
『もうちょっと寝ます…』
「アホ!寝るなよ」
『ぅー…』
「おい!
起きねぇなら襲うぜ眠り姫」
松田は理彩の顎を持ち上げキスできるくらいの距離で言った。
『◎△♪●&■#!?』
松田の言葉が聞こえたのか?
身の危険を感じたのかは分からないが理彩は飛び起きた。
そしてなんとか今の自分の状況を把握しようとする理彩。
ちなみにもう一人は小松という。
小松は長身で声が高い人物である。
大木と小松は苗字の"大""小"と見た目が逆なのが特徴である。
余談だが松田は特命係になってすぐの時に二人をその特徴で覚えたらしい。
「嬢ちゃんは料理好きとは聞いていたし、作ったお菓子をもらったことがあるがレベルが凄いな
本格的な厚焼き玉子だしなこれ」
「美味しいですねこれ」
食べた二人からは満足そうなコメントだ。
「まぁ…あいつは家庭環境が理由でもあるが小学生の時から料理を自分でやってるからな
あとは杉下の紹介で知り合いになったたまきさんに花の里でたまに料理を教えてもらってたからな
上達早ぇよ」
「嬢ちゃんは花の里に行ったことあるのか?松田」
「まぁな
今の女将の幸子さんにも時々教えてもらっているからな」
「なるほど」
「あとは、杉下は変にこだわりがあるだろ?
意外にも評価に厳しい」
「まぁ確かに」
「その杉下が認めるくらいだしな理彩の料理の腕前
俺たちがお手上げ寸前だった杉下スランプ事件でも理彩の協力で杉下が復活したこともあるしな」
「杉下が認めるほどか…そりゃあ凄いな
杉下スランプ事件?
あぁ、あん時か!」
角田は思い出した。
「あの時は杉下以外の俺と神戸と角田はすぐに理由が分かったのに杉下本人が気づかねぇし…
最終手段として理彩に料理を頼んで、花の里のレシピで煮物を作ってもらい、それを杉下に食わせてみたら見事に復活しやがったしな」
「そうだったな」
「事件ってほどですか?それ…」
「杉下にとっては事件じゃねぇけどな俺からすれば十分事件だったぜ」
「そうだな」
角田も同意した。
「なるほど…」
差し入れを食べつつ張り込みを続けた。
ガチャ
『いくつかないから差し入れに持っていたのかな?』
夕方、理彩は松田のマンションに来ていた。
冷蔵庫を確認すると昨日作って入れた物が減っていた。
『さてと今日もやりますか!お手伝い』
タッパーが減っているということは着替えに帰ってきたという意味になる。
来る途中で買ってきた食材と冷蔵庫の食材を使って1品を作る。
作ったのを持参したタッパーに移し、残りは食器を借りて自分の夕食にする。
『いただきます』
最近母親も仕事が忙しいらしく帰りが遅くなるので夕食は松田のところを借りて済ませる理彩。
大人は仕事大変だなぁと内心思う理彩なのでした。
その日のうちにやっと助っ人している案件が片付き松田はマンションに帰ってきた。
ガチャ
ドアの鍵が開いていた。
「!?」
松田は玄関の扉を開けて思わず立ち止まる。
玄関に見覚えのある靴があったからだ。
「今は…21時だよな?」
手元の時計で時間を確認する。
「まだいるのか!?」
松田はリビングに向かう。
「…!!」
『スー…スー…』
「…マジか…」
リビングにあるソファーで理彩が気持ち良さそうに寝ていたのだ。
「疲れたんだろ理彩
慣れねぇことするからだぜ」
松田は理彩の頭をポンポンと撫でて自分が着ていた上着を理彩にかけた。
テーブルに置いたままになっている食器にラップをかけて冷蔵庫に持っていく。
ガチャ
「1品増えてやがる
まぁこんだけあれば数日間はおかずに困らねぇな…
ありがとな理彩」
苦笑する松田。
中身を見て食器のと同じだったのでなるほどなと理解する。
「妃さんが仕事で遅くなるからここで夕食を食べてたら眠くなったってところか…」
さてと…どうしたものかと松田は考える。
気持ち良さそうに寝ているから起こしたくはない気持ちはあるが時間も時間だ。
高校生である未成年の恋人をこのままマンションに居させるのもどうかと躊躇う。
明日は土曜日と言えど理彩は親友たちと約束してるかもしれないし何かしら用事くらいあるだろうからと松田は理彩を起こすことに決めた。
ソファーに近づく。
「おい理彩!起きろ!」
『…ぅー…』
少し反応はあるものの起きる気配はない。
「理彩!」
『…あと…5分…』
「おい!
定番な返答してねぇでさっさと起きろ!理彩」
『ぅー…ん…ここどこ?』
「起きろ!」
『あれ…陣平さんの匂いがする…』
「俺の部屋だから当たり前だろ!
いい加減起きろ!」
『もうちょっと寝ます…』
「アホ!寝るなよ」
『ぅー…』
「おい!
起きねぇなら襲うぜ眠り姫」
松田は理彩の顎を持ち上げキスできるくらいの距離で言った。
『◎△♪●&■#!?』
松田の言葉が聞こえたのか?
身の危険を感じたのかは分からないが理彩は飛び起きた。
そしてなんとか今の自分の状況を把握しようとする理彩。