「そうか…」
『松田さん…ノアズ・アークはこれからどうなるんですか？』
「自分でプログラムしておいた破壊プログラムを起動させると言っていたぜ
大人が悪いことに使わないようにしたいってな」
『そうなんですか…』
「ノアズ・アークと会話したのかね？」
「ノアズ・アークと呼ぶべきかヒロキくんと呼ぶべきかどちらでしょうかね？
ステージクリア後に会話した時にさっきの伝言を頼まれましたからね」
「あぁ」
「なるほど…」
「そういえば、ご挨拶していませんでしたね
警視庁特命係の杉下と申します」
「同じく警視庁特命係の松田だ」
二人は名刺を渡した。
「工藤優作です」
握手をする。
『私がお二人にパーティーの同伴をお願いしたんです』
「理彩君の知り合いかね？」
『はい！いつもお世話になっているので…
今日、同伴をお願いしちゃいました
いつも事件に遭遇した時についついお二人に頼ってしまいますけど』
「お前は事件に巻き込まれやすいからな理彩
俺の寿命が縮むぜ」
『気を付けてはいますけど…』
「まぁ俺が理彩を守りやすいようにちゃんと俺の近くにいてもらわねぇと困るがな」
『はーい…』
「まぁ理彩さんは我々特命係の貴重な依頼人ですからね
今後もご依頼お待ちしてます」
『はい』
「そうか…巻き込まれやすいのは相変わらずのようだね？」
『はい…でもそのおかげでとても素敵な人に出会えましたから』
「おや？素敵な人…恋人か何かかな？」
『…//』
理彩は頷く。
「おや…恋人かね！
(相手は新一ではないな…
多分だが新一が認めた相手…信頼できるからあいつは何も言わない
それか知らないだけということもあるが…多分あいつは相手を知っている
となると…新一のこの人物への信頼感からしてこの刑事が相手のようだな)」
優作は推理して相手がなんとなく松田だと分かった。
『しぃー静かに！
お父さんと蘭には内緒なんです!!
あまり大きな声で言わないで下さいね
あと、有希子さんには内緒でお願いします』
「何故かね？」
『いきなり帰ってきて…私を連れ出してお店をまわり着せ替え人形にされるに決まってます…
そして根掘り葉掘り聞いてきますから有希子さん
お母さんに有希子さんと似たテンションで質問されたので…もうごめんです…』
「まぁ…確かに有希子ならやりかねないな」
『なので内緒でお願いします』
「分かったよ
理彩君の頼みだからね」
『ありがとうございます優作さん』

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ…ブウゥン…
『何か音がしますね？』
「ノアズ・アークが自分の命を絶とうとしているようですね」
「例の破壊プログラムか」
「あちらで樫村に会えるといいが…
ヒロキくん…安らかに」
ノアズ・アークことヒロキくんは旅立って行った。















パーティーも終わりマンションまで松田が送ってくれた。
そして杉下に言われたように弁当を数日間作るように頼まれる理彩なのでした。
そして特命係の昼時ではそのお弁当を巡る杉下と松田の攻防があったらしいと神戸と角田からメールをもらう理彩なのでありました。
END