ベイカー街の亡霊
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杉下たちはトランプクラブに向かうことにした。
「あと30人ですか…」
光彦が時計の針を見た。
「ずいぶん減っちゃったね」
「他のステージでの脱落者が増えているようね」
「僕たちの中からそろそろ脱落者が出てもおかしくないですね…」
「不吉なこと言うなよ光彦」
「では皆さんはここで待っていて下さい
僕と松田君が様子を見に行ってきます
理彩さん、すみませんが子供たちをお願いします」
『分かりました
お二人とも気を付けて下さいね』
「あぁ」
「では…」
中に入って行った。
「(おやおや…イカサマですか…)」
「(どうした?)」
「(危険人物があそこの席の男性ですが…ポーカーでイカサマをしているのに気づきましてね)」
「(…イカサマかよ…)」
「(おいおじさん!
どうだ?)」
「(え…何故ここに…)」
「(てめぇら…外にいろって言っただろ!)」
「(手柄を横取りにな…)」
『(あれ?一緒にいる子供の人数が…え…まさか…中に入っちゃったの!?)』
外では理彩がいない子供に気づいた。
「(大人しくしていて下さいね)」
「(分かってるって)」
「(モランってポーカー強いんだな)」
「(あれはイカサマですよ
あの猿を使ったね)」
「「(イカサマ!?)」」
「(おや…あの席は…)」
「イカサマだ!!」
「!?」
「(バカ!ガキども!)」
「モランってヤツはイカサマ野郎だ!」
「小僧…口の聞き方に注意するんだな」
「そこの猿…アンタと仲良しなんだろ?」
「汚いぞモラン!」
「ふん!」
「そっちのもめごとは後にしてもらうぜ
モリアーティ教授はどこにいる?」
男の子はホームズの部屋にあった拳銃を向けた。
「小僧…あの方の名前をどこで!?」
「と、止まれ!!」
ガウン
男の子は拳銃を撃つ。
「ガキどもを捕まえろ!」
「ったく…」
「松田君!あの子たちを頼みます」
「あぁ」
大人たちは子供を捕まえようと走り回る。
「えいっ」
「一丁あがり!」
いつの間にか外にいるはずの子供たちまで中にいた。
「マジかよ!?
あいつらまで…」
『ねぇ…哀ちゃん?』
「何かしら?」
『大変なことになっちゃう…
他の子供たち…いつの間にか…いなくなってるんだけど…』
「え?」
『中に入っちゃったのかも…』
カコンカコン
キィー
馬車が目の前に停まる。
男性が中に入っていく。
『!?(あれ?今の香り…)』
理彩は男性の後ろをついて行く。
「ちょっと理彩さん!?」
灰原もあとを追う。
「馬車でモリアーティ様がお待ちです」
「お待ち下さい」
「モリアーティ様に逆らうつもりですか?」
「うっ…」
みんなが男性についていく。
『松田さん』
「お前どうして…」
『ごめんなさい…子供たちが数人中に…入ってしまったみたいで…』
「あぁ…探偵団3人と助けた男の子を…脱落させちまったがな」
『そうですか…』
「皆様をお連れしました」
馬車にたどり着く。
「あなたがモリアーティ教授ですか?」
「いかにも」
杉下はその男性に問いかける。
「我々を試しているのですね」
「どういう意味かな?」
「もう芝居はやめたらいかがですか?
本物のモリアーティ教授はこちらの男性ですよね」
「はあ?」
「声はすべて腹話術…違いますか?」
「正解だ…」
『やっぱり…』
「やっぱりってどういう意味なんだ?理彩」
『さっきその人が通りすぎた時にハーブ系のコロンの香りがしたんです
モリアーティ教授はハーブ系のコロンを使う老人って小説にはなっているので』
「見事だ…私に何か用かね?」
「切り裂きジャックを止めて頂きたいのです
切り裂きジャックはあなたが街に放った殺人鬼です」
「あやつは私の想像を越えた殺人鬼になってしまった…
一連の事件はあの子の暴走だよ
もし君たちがあやつを退治しようとしているなら私も協力しようじゃないか」
「協力ですか?」
「暴走はしているが私が殺しの指令を送ればまだ従うはずだ
君たちがそこへ先回りすればいい」
「どうやって?」
「明日の新聞の広告に彼へのメッセージを載せる…
どうかね?」
「いいでしょう…」
「幸運を祈る…」
モリアーティは去って行く。
「いいのか杉下?
あんな挑発に」
「仕方ありません」
「そうか」
翌朝。
「どれどれ…」
新聞を買い広告を見る。
「これだな
今宵、オペラ劇場の舞台を掃除されたし…MからJへ」
「モリアーティ教授から切り裂きジャックへの指令に間違いありません」
「舞台の掃除ってなんだ?」
「さあ?」
「舞台の掃除…
舞台に登場する役者を殺害しろということかもしれません」
「舞台?あった!
凱旋公演!役者は…アイリーン・アドラー」
「誰だよそいつ?」
『ホームズさんが生涯で唯一愛した女性と言われている人です』
「ホームズの愛する人をターゲットにしたわけね」
「行ってみましょう」
「あと30人ですか…」
光彦が時計の針を見た。
「ずいぶん減っちゃったね」
「他のステージでの脱落者が増えているようね」
「僕たちの中からそろそろ脱落者が出てもおかしくないですね…」
「不吉なこと言うなよ光彦」
「では皆さんはここで待っていて下さい
僕と松田君が様子を見に行ってきます
理彩さん、すみませんが子供たちをお願いします」
『分かりました
お二人とも気を付けて下さいね』
「あぁ」
「では…」
中に入って行った。
「(おやおや…イカサマですか…)」
「(どうした?)」
「(危険人物があそこの席の男性ですが…ポーカーでイカサマをしているのに気づきましてね)」
「(…イカサマかよ…)」
「(おいおじさん!
どうだ?)」
「(え…何故ここに…)」
「(てめぇら…外にいろって言っただろ!)」
「(手柄を横取りにな…)」
『(あれ?一緒にいる子供の人数が…え…まさか…中に入っちゃったの!?)』
外では理彩がいない子供に気づいた。
「(大人しくしていて下さいね)」
「(分かってるって)」
「(モランってポーカー強いんだな)」
「(あれはイカサマですよ
あの猿を使ったね)」
「「(イカサマ!?)」」
「(おや…あの席は…)」
「イカサマだ!!」
「!?」
「(バカ!ガキども!)」
「モランってヤツはイカサマ野郎だ!」
「小僧…口の聞き方に注意するんだな」
「そこの猿…アンタと仲良しなんだろ?」
「汚いぞモラン!」
「ふん!」
「そっちのもめごとは後にしてもらうぜ
モリアーティ教授はどこにいる?」
男の子はホームズの部屋にあった拳銃を向けた。
「小僧…あの方の名前をどこで!?」
「と、止まれ!!」
ガウン
男の子は拳銃を撃つ。
「ガキどもを捕まえろ!」
「ったく…」
「松田君!あの子たちを頼みます」
「あぁ」
大人たちは子供を捕まえようと走り回る。
「えいっ」
「一丁あがり!」
いつの間にか外にいるはずの子供たちまで中にいた。
「マジかよ!?
あいつらまで…」
『ねぇ…哀ちゃん?』
「何かしら?」
『大変なことになっちゃう…
他の子供たち…いつの間にか…いなくなってるんだけど…』
「え?」
『中に入っちゃったのかも…』
カコンカコン
キィー
馬車が目の前に停まる。
男性が中に入っていく。
『!?(あれ?今の香り…)』
理彩は男性の後ろをついて行く。
「ちょっと理彩さん!?」
灰原もあとを追う。
「馬車でモリアーティ様がお待ちです」
「お待ち下さい」
「モリアーティ様に逆らうつもりですか?」
「うっ…」
みんなが男性についていく。
『松田さん』
「お前どうして…」
『ごめんなさい…子供たちが数人中に…入ってしまったみたいで…』
「あぁ…探偵団3人と助けた男の子を…脱落させちまったがな」
『そうですか…』
「皆様をお連れしました」
馬車にたどり着く。
「あなたがモリアーティ教授ですか?」
「いかにも」
杉下はその男性に問いかける。
「我々を試しているのですね」
「どういう意味かな?」
「もう芝居はやめたらいかがですか?
本物のモリアーティ教授はこちらの男性ですよね」
「はあ?」
「声はすべて腹話術…違いますか?」
「正解だ…」
『やっぱり…』
「やっぱりってどういう意味なんだ?理彩」
『さっきその人が通りすぎた時にハーブ系のコロンの香りがしたんです
モリアーティ教授はハーブ系のコロンを使う老人って小説にはなっているので』
「見事だ…私に何か用かね?」
「切り裂きジャックを止めて頂きたいのです
切り裂きジャックはあなたが街に放った殺人鬼です」
「あやつは私の想像を越えた殺人鬼になってしまった…
一連の事件はあの子の暴走だよ
もし君たちがあやつを退治しようとしているなら私も協力しようじゃないか」
「協力ですか?」
「暴走はしているが私が殺しの指令を送ればまだ従うはずだ
君たちがそこへ先回りすればいい」
「どうやって?」
「明日の新聞の広告に彼へのメッセージを載せる…
どうかね?」
「いいでしょう…」
「幸運を祈る…」
モリアーティは去って行く。
「いいのか杉下?
あんな挑発に」
「仕方ありません」
「そうか」
翌朝。
「どれどれ…」
新聞を買い広告を見る。
「これだな
今宵、オペラ劇場の舞台を掃除されたし…MからJへ」
「モリアーティ教授から切り裂きジャックへの指令に間違いありません」
「舞台の掃除ってなんだ?」
「さあ?」
「舞台の掃除…
舞台に登場する役者を殺害しろということかもしれません」
「舞台?あった!
凱旋公演!役者は…アイリーン・アドラー」
「誰だよそいつ?」
『ホームズさんが生涯で唯一愛した女性と言われている人です』
「ホームズの愛する人をターゲットにしたわけね」
「行ってみましょう」