瞳の中の暗殺者③
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「説明なら後でゆっくり聞いてやるよ」
シュッと理彩は地面の穴に飛び降りた。
「お前が警察に捕まった後でな」
松田も後を追いかける。
「ちっ…」
風戸は慌てて二人がいたところに行くと穴があった。
風戸も追いかける。
穴の先は透明な滑り台のようだ。
出口に向かう理彩を松田は止めた。
「そっちは奴が来る!こっちだ!」
『はい』
走る。
パシュッパシュッ
『きゃっ』
「追い付きやがった」
岩影に隠れる二人。
「まだ話の途中だったよな?刑事さん」
「ちっ…」
「困るんだよ
あのホテルのトリックを見破られると私も容疑者になってしまうからね」
「もし理彩の目撃証言があっても硝煙反応が出なければとぼけられるって?」
「そういうことだ
理彩君に見られたのは一瞬だからね
だが…危険な芽は摘んでおかないとな
その前に話を聞こうか?刑事さん」
「いいぜ
まず、あんたはホテルの15階を停電にした後で手術用の手袋をはめ、傘立てにあらかじめ用意していた傘を持ち女子トイレに向かった
その傘に穴を開けて拳銃を突き出し撃った
そうすれば傘に守られあんたから硝煙反応が出なかった
手袋は恐らく男子トイレからでも流したんだろ?」
「正解だよ
君たちはここで死んでもらわないといけないね」
『(先生が…どうしてっ
松田さん助けてっ)』
理彩は隣にいる松田の腕を無意識に掴んだ。
風戸が岩影にゆっくり近づく。
「くそっ!やっぱり拳銃持ってくるべきだったか…
だが理彩の前で使う訳にはいかねぇ」
「今頃後悔か?」
ぐいっ
『え?』
松田が理彩の腰に手を当てぐっと自分の方へと引き寄せた。
「離れんなよ」
『え…はい…でも…』
「あ?」
『どうして…どうして…松田さんは…私を助けてくれるんですか?』
「…っ!?」
松田は理彩が自分の名前を呼んだことに驚く。
「お前…どうして名前を!?」
『どうしてですか?』
理彩は自分が松田の名前を無意識に呼んでしまったことに気づいていなかった。
「それはな」
ぐいっと手を松田に引かれ走り出す理彩。
「それはな!
お前のことが好きでとても大事な奴なんだよ理彩!
この世界中の誰よりもな」
『え…//』
「飛び込むぞ」
『え?あっはい』
バシャーンとアトラクションに飛び乗る松田と理彩。
「息を吸え!早く!」
『はい』
「もぐれ!」
もぐる二人。
パシュッパシュッ
銃弾がアトラクションに当たるが何とかよけた。
銃撃が止まったので顔を出す。
パーク内を走り広場に向かう。
もう少しなのに風戸が追いついた。
「ここで終わりにしようじゃないか?
君たちに逃げ場はもうない」
「もう少しだっていうのに…」
「諦めるんだな」
「走れ!」
松田は理彩を引っ張り走る。
パシュッ
「…うっ!」
銃弾が松田の肩を掠めた。
『松田さん!?』
「大丈夫だ!掠めただけだ!
心配すんな」
「言っただろ?逃げ場はないと」
理彩は慌ててハンカチを松田に渡すが松田は受け取らない。
松田は自分の背中に理彩を隠し風戸を睨み付ける。
「今ここで理彩を撃つとせっかく利用した友成真の無実を証明してしまうがいいのか?」
「そうなんだよ…色々計算が狂ってね
君たちがここで死ぬのは変わらないがな
まずはレディファーストかな?」
松田の背後にいる理彩に拳銃を向ける。
「ふざけんな!こいつは殺らせねぇよ!!
10…9…8…7…6…5…4」
「『3…2…』」
理彩もつられてカウントする。
「1!!」
ブワーッと噴水の水が飛び出した。
「何だ?これは?」
姿は噴水で見えなくなったが拳銃を持つ方の手だけ噴水のところから出ていた。
『あっ!?』
理彩はそれを見る。
【ダメ!理彩ちゃん逃げてぇ】
【佐藤さん…?】
理彩は佐藤を撃った犯人の顔と傘を思い出した。
『あああっ』
「理彩?」
松田は理彩の異変に気づく。
『あああっ
いゃあああ!!』
悲鳴を上げて理彩は頭を抱え膝を着く。
「おい!?理彩!?どうした?」
松田は理彩を抱きしめた。
『あの日……佐藤さんを…撃った犯人を…はあはあ…私は見てた…』
「やはりか!
(思い出しちまったか!!)」
「やっぱり君には見られていたようだね理彩君」
『傘と拳銃…懐中電灯の明かりに…照らされたそれを…私は見ていた…
トイレで…佐藤さんが…盾になって…くれて…
私が懐中電灯を…向けなかったら…
撃たれなかったのに…』
シュッと理彩は地面の穴に飛び降りた。
「お前が警察に捕まった後でな」
松田も後を追いかける。
「ちっ…」
風戸は慌てて二人がいたところに行くと穴があった。
風戸も追いかける。
穴の先は透明な滑り台のようだ。
出口に向かう理彩を松田は止めた。
「そっちは奴が来る!こっちだ!」
『はい』
走る。
パシュッパシュッ
『きゃっ』
「追い付きやがった」
岩影に隠れる二人。
「まだ話の途中だったよな?刑事さん」
「ちっ…」
「困るんだよ
あのホテルのトリックを見破られると私も容疑者になってしまうからね」
「もし理彩の目撃証言があっても硝煙反応が出なければとぼけられるって?」
「そういうことだ
理彩君に見られたのは一瞬だからね
だが…危険な芽は摘んでおかないとな
その前に話を聞こうか?刑事さん」
「いいぜ
まず、あんたはホテルの15階を停電にした後で手術用の手袋をはめ、傘立てにあらかじめ用意していた傘を持ち女子トイレに向かった
その傘に穴を開けて拳銃を突き出し撃った
そうすれば傘に守られあんたから硝煙反応が出なかった
手袋は恐らく男子トイレからでも流したんだろ?」
「正解だよ
君たちはここで死んでもらわないといけないね」
『(先生が…どうしてっ
松田さん助けてっ)』
理彩は隣にいる松田の腕を無意識に掴んだ。
風戸が岩影にゆっくり近づく。
「くそっ!やっぱり拳銃持ってくるべきだったか…
だが理彩の前で使う訳にはいかねぇ」
「今頃後悔か?」
ぐいっ
『え?』
松田が理彩の腰に手を当てぐっと自分の方へと引き寄せた。
「離れんなよ」
『え…はい…でも…』
「あ?」
『どうして…どうして…松田さんは…私を助けてくれるんですか?』
「…っ!?」
松田は理彩が自分の名前を呼んだことに驚く。
「お前…どうして名前を!?」
『どうしてですか?』
理彩は自分が松田の名前を無意識に呼んでしまったことに気づいていなかった。
「それはな」
ぐいっと手を松田に引かれ走り出す理彩。
「それはな!
お前のことが好きでとても大事な奴なんだよ理彩!
この世界中の誰よりもな」
『え…//』
「飛び込むぞ」
『え?あっはい』
バシャーンとアトラクションに飛び乗る松田と理彩。
「息を吸え!早く!」
『はい』
「もぐれ!」
もぐる二人。
パシュッパシュッ
銃弾がアトラクションに当たるが何とかよけた。
銃撃が止まったので顔を出す。
パーク内を走り広場に向かう。
もう少しなのに風戸が追いついた。
「ここで終わりにしようじゃないか?
君たちに逃げ場はもうない」
「もう少しだっていうのに…」
「諦めるんだな」
「走れ!」
松田は理彩を引っ張り走る。
パシュッ
「…うっ!」
銃弾が松田の肩を掠めた。
『松田さん!?』
「大丈夫だ!掠めただけだ!
心配すんな」
「言っただろ?逃げ場はないと」
理彩は慌ててハンカチを松田に渡すが松田は受け取らない。
松田は自分の背中に理彩を隠し風戸を睨み付ける。
「今ここで理彩を撃つとせっかく利用した友成真の無実を証明してしまうがいいのか?」
「そうなんだよ…色々計算が狂ってね
君たちがここで死ぬのは変わらないがな
まずはレディファーストかな?」
松田の背後にいる理彩に拳銃を向ける。
「ふざけんな!こいつは殺らせねぇよ!!
10…9…8…7…6…5…4」
「『3…2…』」
理彩もつられてカウントする。
「1!!」
ブワーッと噴水の水が飛び出した。
「何だ?これは?」
姿は噴水で見えなくなったが拳銃を持つ方の手だけ噴水のところから出ていた。
『あっ!?』
理彩はそれを見る。
【ダメ!理彩ちゃん逃げてぇ】
【佐藤さん…?】
理彩は佐藤を撃った犯人の顔と傘を思い出した。
『あああっ』
「理彩?」
松田は理彩の異変に気づく。
『あああっ
いゃあああ!!』
悲鳴を上げて理彩は頭を抱え膝を着く。
「おい!?理彩!?どうした?」
松田は理彩を抱きしめた。
『あの日……佐藤さんを…撃った犯人を…はあはあ…私は見てた…』
「やはりか!
(思い出しちまったか!!)」
「やっぱり君には見られていたようだね理彩君」
『傘と拳銃…懐中電灯の明かりに…照らされたそれを…私は見ていた…
トイレで…佐藤さんが…盾になって…くれて…
私が懐中電灯を…向けなかったら…
撃たれなかったのに…』