瞳の中の暗殺者③
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その頃、松田と杉下は現場のホテルに行き調べていた。
「どうすりゃあ硝煙反応が出さずに拳銃を撃ったかだな」
「そうですね
おや?」
「どうした杉下?」
「事件発生時に…そういえばここに傘がありました」
「事件発生時に?
あったかもな」
「確かにありましたよ
事件前に君と別行動していた時に見た時はボタンがしっかりしてありましたが…
事件発生後は開いて乱暴に放り込まれたように置いてありました」
「その傘がどうした?」
「それを利用すれば犯行が可能になるのではと思いましてね」
杉下は傘立てを見ながら松田に言った。
「傘に穴でも開けて利用したっていうのか!?」
「そうすれば硝煙反応は出ないかと」
「確かにな…っ!!
待てよ!
そうなると…ガキが言っていた理彩が怯えた原因は水溜まりじゃねぇかもしれねぇ!!
水溜まりも現場を思い出すから怖かったのかもしれねぇが、理彩が本当に怯えていたのは水溜まりではなく傘の方かもしれねぇな」
「雨でしたから傘ですか…
なるほど…そういうことですか」
「傘か…もう処分されたと考えるべきだな」
「一応受付に確認してみましょう」
「そうだな」
受付で聞いてみる。
「傘…ですか?」
「はい、事件のあった日に透明のビニール傘があったと思うのですが?」
「確かに穴が開いた傘なら1つありました」
「…!!」
「まだ残っているか!!」
「はい!一応…お客様のかもと思って保管しておりました」
「見せて頂けますか?」
「はい、少々お待ち下さい」
少しして傘を持ってきた。
「お待たせしました!
こちらになります」
「拝見します」
傘を受け取りパサッと開いてみる。
「「!!」」
二人が思っていた通りに穴が開いた傘だった。
「微かにだが匂いがするな」
「間違いありませんね
米沢さんに調べて頂きましょう」
「そうだな」
ヴゥーヴゥー
「…!」
松田の携帯が震えた。
「伊丹から?もしもし?」
《グラサン…》
「どうした?」
《犯人がとうとう嬢ちゃんの命を狙ってきた》
「どういうことだ!?」
《親子で出かけるって言うから駅にいたんだが…嬢ちゃんが何者かに突き飛ばされホームに落とされそうになった
危うく電車に轢かれるところだったぜ…》
「それで?理彩は無事か?」
《ああ…ギリギリなんとか間に合った…
だが、嬢ちゃんは突然の出来事にパニックになってな
今、この前の米花薬師野病院だ
今は鎮静剤が効いてるおかげで落ち着いて眠ったところだ》
「そうか…知らせありがとうな」
《じゃあまた何かあれば俺かガキから知らせる》
「分かった」
通話を終える。
「どうかされましたか?」
松田の電話の様子からただ事ではないと勘づいた杉下は松田に聞く。
「理彩が早速…犯人に命を狙われたと伊丹から報告がきた」
「大丈夫なんですか?
理彩さんは?」
「なんとかギリギリ助けるのに間に合ったが、駅で何者かに突然突き飛ばされたらしい
パニックになってこの前の病院にいるそうだ」
「そうですか…」
「早く犯人の正体を」
「焦っても仕方ありませんよ
それより松田君は理彩さんの様子を見てきてはいかがですか?」
「だが…」
「気になっているのでしょう?
報告を聞いて…いてもたってもいられないのでは?」
「そうだが…」
「我慢はせずに顔を見に行ってきて下さい松田君
その間に僕は米沢さんに傘を調べてもらいに警視庁へ行ってきますので」
「すまねぇな杉下」
「いえいえ」
松田は走って行った。
そして松田は病院に着いた。
眠っていた理彩も落ち着いたらしく出歩いていた。
蘭とコナンと椅子に座り一緒にテレビを見ていた。
コナンはやってきた松田に気づいた。
「蘭姉ちゃん!
ちょっとあの刑事さんに話があるから理彩姉ちゃんと一緒にいて」
「分かった」
コナンは男性に向かっていく。
『…?(サングラスしてて怖いけど…
あれが松田さん…なんだよね…?
見ても…何も…思い出せないよ…)』
理彩はコナンが駆け寄っていく男性を見た。
昨夜、携帯の画像で見ていた人物が目の前にいるが理彩は何も覚えていなかった。
『(早く…思い出して…会いたいのに…どうしたら…いいのかな…)』
「松田刑事」
「よぉガキ…」
「伊丹刑事から報告があったの?」
「ああ…我慢しないで様子を見に行けって杉下に言われたがな」
「そっか…ごめんなさい…
犯人は逃げていたみたいで…誰なのか分からなかったよ」
「仕方ねぇよ…気にすんなよ」
「うん」
「理彩は大丈夫そうだな?」
「さっき起きてさ
もう出歩いて平気だって」
「そうか…」
「このまま調子が良ければすぐ退院してもいいんだって」
「そうか…ならひと安心だな」
「うん」
「ガキに俺から1つ報告がある」
「何?」
「マンションで理彩が水溜まりに怯えただろ?」
「うん」
「どうすりゃあ硝煙反応が出さずに拳銃を撃ったかだな」
「そうですね
おや?」
「どうした杉下?」
「事件発生時に…そういえばここに傘がありました」
「事件発生時に?
あったかもな」
「確かにありましたよ
事件前に君と別行動していた時に見た時はボタンがしっかりしてありましたが…
事件発生後は開いて乱暴に放り込まれたように置いてありました」
「その傘がどうした?」
「それを利用すれば犯行が可能になるのではと思いましてね」
杉下は傘立てを見ながら松田に言った。
「傘に穴でも開けて利用したっていうのか!?」
「そうすれば硝煙反応は出ないかと」
「確かにな…っ!!
待てよ!
そうなると…ガキが言っていた理彩が怯えた原因は水溜まりじゃねぇかもしれねぇ!!
水溜まりも現場を思い出すから怖かったのかもしれねぇが、理彩が本当に怯えていたのは水溜まりではなく傘の方かもしれねぇな」
「雨でしたから傘ですか…
なるほど…そういうことですか」
「傘か…もう処分されたと考えるべきだな」
「一応受付に確認してみましょう」
「そうだな」
受付で聞いてみる。
「傘…ですか?」
「はい、事件のあった日に透明のビニール傘があったと思うのですが?」
「確かに穴が開いた傘なら1つありました」
「…!!」
「まだ残っているか!!」
「はい!一応…お客様のかもと思って保管しておりました」
「見せて頂けますか?」
「はい、少々お待ち下さい」
少しして傘を持ってきた。
「お待たせしました!
こちらになります」
「拝見します」
傘を受け取りパサッと開いてみる。
「「!!」」
二人が思っていた通りに穴が開いた傘だった。
「微かにだが匂いがするな」
「間違いありませんね
米沢さんに調べて頂きましょう」
「そうだな」
ヴゥーヴゥー
「…!」
松田の携帯が震えた。
「伊丹から?もしもし?」
《グラサン…》
「どうした?」
《犯人がとうとう嬢ちゃんの命を狙ってきた》
「どういうことだ!?」
《親子で出かけるって言うから駅にいたんだが…嬢ちゃんが何者かに突き飛ばされホームに落とされそうになった
危うく電車に轢かれるところだったぜ…》
「それで?理彩は無事か?」
《ああ…ギリギリなんとか間に合った…
だが、嬢ちゃんは突然の出来事にパニックになってな
今、この前の米花薬師野病院だ
今は鎮静剤が効いてるおかげで落ち着いて眠ったところだ》
「そうか…知らせありがとうな」
《じゃあまた何かあれば俺かガキから知らせる》
「分かった」
通話を終える。
「どうかされましたか?」
松田の電話の様子からただ事ではないと勘づいた杉下は松田に聞く。
「理彩が早速…犯人に命を狙われたと伊丹から報告がきた」
「大丈夫なんですか?
理彩さんは?」
「なんとかギリギリ助けるのに間に合ったが、駅で何者かに突然突き飛ばされたらしい
パニックになってこの前の病院にいるそうだ」
「そうですか…」
「早く犯人の正体を」
「焦っても仕方ありませんよ
それより松田君は理彩さんの様子を見てきてはいかがですか?」
「だが…」
「気になっているのでしょう?
報告を聞いて…いてもたってもいられないのでは?」
「そうだが…」
「我慢はせずに顔を見に行ってきて下さい松田君
その間に僕は米沢さんに傘を調べてもらいに警視庁へ行ってきますので」
「すまねぇな杉下」
「いえいえ」
松田は走って行った。
そして松田は病院に着いた。
眠っていた理彩も落ち着いたらしく出歩いていた。
蘭とコナンと椅子に座り一緒にテレビを見ていた。
コナンはやってきた松田に気づいた。
「蘭姉ちゃん!
ちょっとあの刑事さんに話があるから理彩姉ちゃんと一緒にいて」
「分かった」
コナンは男性に向かっていく。
『…?(サングラスしてて怖いけど…
あれが松田さん…なんだよね…?
見ても…何も…思い出せないよ…)』
理彩はコナンが駆け寄っていく男性を見た。
昨夜、携帯の画像で見ていた人物が目の前にいるが理彩は何も覚えていなかった。
『(早く…思い出して…会いたいのに…どうしたら…いいのかな…)』
「松田刑事」
「よぉガキ…」
「伊丹刑事から報告があったの?」
「ああ…我慢しないで様子を見に行けって杉下に言われたがな」
「そっか…ごめんなさい…
犯人は逃げていたみたいで…誰なのか分からなかったよ」
「仕方ねぇよ…気にすんなよ」
「うん」
「理彩は大丈夫そうだな?」
「さっき起きてさ
もう出歩いて平気だって」
「そうか…」
「このまま調子が良ければすぐ退院してもいいんだって」
「そうか…ならひと安心だな」
「うん」
「ガキに俺から1つ報告がある」
「何?」
「マンションで理彩が水溜まりに怯えただろ?」
「うん」