あの日のできごと
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『萩原さんが松田さんのことを陣平ちゃんって呼んでいますよね?』
「そうだね」
『公園でお姉ちゃんである蘭と幼なじみの男の子と一緒に遊んでいた時に、幼なじみの男の子が蹴ったサッカーボールが水道管に当たって水が吹き出して困っていたら警察官な服を着ていた助けてくれたお兄さんたちがいて…
そのお兄さんの1人が「陣平ちゃん!電話!水道局!」って言っていたんですけど…
あれって萩原さんですよね?
違いますか?』
「ピンポン!大正解!!」
「あん時のか!」
『あの時、萩原さんびしょ濡れだったけど…
大丈夫だったんですか?』
「大丈夫大丈夫!
気にしないでね
水も滴るいい男だったから俺」
「何が大丈夫だ!
風邪ひいたくせによ」
『えっ!?』
「ちょっと陣平ちゃん!!
理彩ちゃんが気にしちゃうと思って黙ってたのに」
「黙っていたり、後から知った方が理彩は気にするんじゃねぇか?」
『萩原さん…ご迷惑おかけしました』
謝ってしまう理彩だった。
「ほら見ろ」
「本当に気にしないでね」
少しして交番に到着した。
松田が警官に事故の内容を伝えた。
その間に理彩は電話を借りて母親に連絡する。
《もしもしこちら○○法律事務所》
『あの、毛利理彩と言います
お母さん…あっあの妃英理はいますか?』
《あら?妃さんの娘さん?》
『はい』
《ちょっと待ってね》
『ありがとうございます』
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
《もしもし?》
『あっ、お母さん』
《理彩?どうかしたの?》
『実は今さっきね…車に轢かれそうになって…』
《え!?大丈夫なの!?》
キィーン
理彩は母親の大声に思わず受話器を耳から離す。
『心配なのは分かるから耳元で大声出さないで…耳が痛いよお母さんっ…
私は大丈夫だよ!
危ないところを親切なお兄さんたちが助けてくれたから
今ね○○駅のところの交番から電話借りてお母さんにかけてるの』
《○○駅の交番ね
今から行くから待ってて》
『ぅ《ガチャ》…最後まで言わせてよお母さん…』
まだ話している途中で切られた。
「電話できた?」
『はい!途中でお母さんに切られましたけど』
「結構大声だったね?」
『あはは…そうですね
今から来てくれるって言ってました』
「そっか」
「どうだ?連絡できたか?」
松田がやって来た。
『あっはい!今から来てくれるって言ってました』
「そうか、ならいいが」
「とりあえずさ
お母さんが来てくれる前に手当てした方がいいね
まだ時間あるし!
理彩ちゃんも陣平ちゃんもかすり傷あるしね」
「そうだな」
救急箱を借りて手当てした。
それから20〜30分後くらいに
「理彩!!」
母親が慌てて交番の中にやって来た。
『お母さん!』
「聞いてびっくりしたわよ」
母親は理彩を抱きしめて怪我がないか確認する。
『お母さん…お仕事は?』
「他の人に任せて来たわ
明日でも間に合うし理彩は気にしなくていいのよ」
『うん…ごめんね…心配かけて…
あのね…いつものスーパーに買い物に行った帰り道に歩いていたらね…
車がいきなりスピード上げて私の方に進んで来たの』
「それで?」
『車に轢かれそうになっていた私をこの警察のお兄さんたちがギリギリで助けてくれたの』
「そうだったのね」
妃は男性たちを見てからお礼を言う。。
「ありがとうございました!
娘がお世話になりまして」
「こいつが放ってはおけなかっただけなんで」
萩原は松田を指差した。
「指差すなアホ」
バコンッ
「痛いってば陣平ちゃん」
頭を押さえる萩原。
『おもしろいお兄さんたちなんだよ』
「そうみたいね」
『あ、お母さん!
この2人のお兄さん達ね、前にも私のこと助けてくれたことあるんだよ』
「え?」
『数ヶ月前の私が誘拐された時に助けてくれた警察学校に通っていた警察官の卵だった人達なんだよ』
「えっ、そうなの!?」
『うん!あとね
蘭と新一と一緒に公園で遊んでいて困っていたら助けてくれたこともあるの』
「そんなに!?
今日も助けていただきありがとうございます」
妃は再度お礼を言った。
「さっき知って俺たちもびっくりはしたけど理彩ちゃんが無事でよかったよ」
「そうだな
とりあえず被害届はどうする?
一応警察の俺らが目撃者だからな
車のナンバーや色も把握しているし警察には通報済みだからな
すぐ届け出できるようにはしてある」
「出すわ
あと理彩はかすり傷くらいの軽傷だけど精神的に苦痛を受けたから慰謝料の請求は一応可能だわ
申し遅れました
私こういう仕事をしていますの」
母親は松田と萩原に名刺を渡す。
「ん?妃?
名字は毛利じゃねぇんだな?」
松田は名刺を見て名字が違うのに気付く。
「妃は私の旧姓ですから
仕事はそちらを名乗っていますので」
「なるほど」
「では、何かあれば法律事務所の方か名刺の番号に連絡をいただければ大丈夫です」
「分かった」
「じゃあね理彩ちゃん」
『うん!お兄さんたち今日はありがとうございました』
お辞儀する理彩。
「気にすんな」
「いえいえ」
理彩は松田たちに手を振る。
松田と萩原はそれに応える。
理彩は母親とスーパーの方に戻って行った。
「ところで、陣平ちゃん」
「ん?」
「俺ら、何かを忘れてない?」
「そりゃあ…買い出しだな」
「だよね…」
彼らの携帯には友人からの着信が何件か入っていたらしい。
そして数日後に彼らは街で理彩と再会するのでした。
「そうだね」
『公園でお姉ちゃんである蘭と幼なじみの男の子と一緒に遊んでいた時に、幼なじみの男の子が蹴ったサッカーボールが水道管に当たって水が吹き出して困っていたら警察官な服を着ていた助けてくれたお兄さんたちがいて…
そのお兄さんの1人が「陣平ちゃん!電話!水道局!」って言っていたんですけど…
あれって萩原さんですよね?
違いますか?』
「ピンポン!大正解!!」
「あん時のか!」
『あの時、萩原さんびしょ濡れだったけど…
大丈夫だったんですか?』
「大丈夫大丈夫!
気にしないでね
水も滴るいい男だったから俺」
「何が大丈夫だ!
風邪ひいたくせによ」
『えっ!?』
「ちょっと陣平ちゃん!!
理彩ちゃんが気にしちゃうと思って黙ってたのに」
「黙っていたり、後から知った方が理彩は気にするんじゃねぇか?」
『萩原さん…ご迷惑おかけしました』
謝ってしまう理彩だった。
「ほら見ろ」
「本当に気にしないでね」
少しして交番に到着した。
松田が警官に事故の内容を伝えた。
その間に理彩は電話を借りて母親に連絡する。
《もしもしこちら○○法律事務所》
『あの、毛利理彩と言います
お母さん…あっあの妃英理はいますか?』
《あら?妃さんの娘さん?》
『はい』
《ちょっと待ってね》
『ありがとうございます』
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
《もしもし?》
『あっ、お母さん』
《理彩?どうかしたの?》
『実は今さっきね…車に轢かれそうになって…』
《え!?大丈夫なの!?》
キィーン
理彩は母親の大声に思わず受話器を耳から離す。
『心配なのは分かるから耳元で大声出さないで…耳が痛いよお母さんっ…
私は大丈夫だよ!
危ないところを親切なお兄さんたちが助けてくれたから
今ね○○駅のところの交番から電話借りてお母さんにかけてるの』
《○○駅の交番ね
今から行くから待ってて》
『ぅ《ガチャ》…最後まで言わせてよお母さん…』
まだ話している途中で切られた。
「電話できた?」
『はい!途中でお母さんに切られましたけど』
「結構大声だったね?」
『あはは…そうですね
今から来てくれるって言ってました』
「そっか」
「どうだ?連絡できたか?」
松田がやって来た。
『あっはい!今から来てくれるって言ってました』
「そうか、ならいいが」
「とりあえずさ
お母さんが来てくれる前に手当てした方がいいね
まだ時間あるし!
理彩ちゃんも陣平ちゃんもかすり傷あるしね」
「そうだな」
救急箱を借りて手当てした。
それから20〜30分後くらいに
「理彩!!」
母親が慌てて交番の中にやって来た。
『お母さん!』
「聞いてびっくりしたわよ」
母親は理彩を抱きしめて怪我がないか確認する。
『お母さん…お仕事は?』
「他の人に任せて来たわ
明日でも間に合うし理彩は気にしなくていいのよ」
『うん…ごめんね…心配かけて…
あのね…いつものスーパーに買い物に行った帰り道に歩いていたらね…
車がいきなりスピード上げて私の方に進んで来たの』
「それで?」
『車に轢かれそうになっていた私をこの警察のお兄さんたちがギリギリで助けてくれたの』
「そうだったのね」
妃は男性たちを見てからお礼を言う。。
「ありがとうございました!
娘がお世話になりまして」
「こいつが放ってはおけなかっただけなんで」
萩原は松田を指差した。
「指差すなアホ」
バコンッ
「痛いってば陣平ちゃん」
頭を押さえる萩原。
『おもしろいお兄さんたちなんだよ』
「そうみたいね」
『あ、お母さん!
この2人のお兄さん達ね、前にも私のこと助けてくれたことあるんだよ』
「え?」
『数ヶ月前の私が誘拐された時に助けてくれた警察学校に通っていた警察官の卵だった人達なんだよ』
「えっ、そうなの!?」
『うん!あとね
蘭と新一と一緒に公園で遊んでいて困っていたら助けてくれたこともあるの』
「そんなに!?
今日も助けていただきありがとうございます」
妃は再度お礼を言った。
「さっき知って俺たちもびっくりはしたけど理彩ちゃんが無事でよかったよ」
「そうだな
とりあえず被害届はどうする?
一応警察の俺らが目撃者だからな
車のナンバーや色も把握しているし警察には通報済みだからな
すぐ届け出できるようにはしてある」
「出すわ
あと理彩はかすり傷くらいの軽傷だけど精神的に苦痛を受けたから慰謝料の請求は一応可能だわ
申し遅れました
私こういう仕事をしていますの」
母親は松田と萩原に名刺を渡す。
「ん?妃?
名字は毛利じゃねぇんだな?」
松田は名刺を見て名字が違うのに気付く。
「妃は私の旧姓ですから
仕事はそちらを名乗っていますので」
「なるほど」
「では、何かあれば法律事務所の方か名刺の番号に連絡をいただければ大丈夫です」
「分かった」
「じゃあね理彩ちゃん」
『うん!お兄さんたち今日はありがとうございました』
お辞儀する理彩。
「気にすんな」
「いえいえ」
理彩は松田たちに手を振る。
松田と萩原はそれに応える。
理彩は母親とスーパーの方に戻って行った。
「ところで、陣平ちゃん」
「ん?」
「俺ら、何かを忘れてない?」
「そりゃあ…買い出しだな」
「だよね…」
彼らの携帯には友人からの着信が何件か入っていたらしい。
そして数日後に彼らは街で理彩と再会するのでした。