あの日のできごと
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『あっ!この道の先を曲がると公園があってその先の駅近くに交番あるよ』
「おっ、詳しいな?」
『だって何かあれば交番に行きなさいってお母さんから言われてるから場所は分かるよ』
「へー」
「案内してもらえる?」
『うん、いいよ!
お兄さんたちはこの辺りの人じゃないの?』
歩きながら話すことにした。
「たまたま友人のところに来てて買い出しに向かっていたんだ」
『へぇー…
お兄さんたちはもしかして警察の人?』
「どうしてそう思う?」
『だって…事故とかに慣れてる感じがしたの』
「そうか」
「間違ってはいないよ」
「機動隊って聞いたことあるか?」
『あるような?ないような?』
「なら仕方ねぇな
白バイは分かるか?」
『うん』
「白バイに乗ってパトロールしたりする部署もあるが、俺や萩は主に危ない物を扱うことが多いんだぜ」
『へぇーすごい!』
「ところで名前を聞いていいか?」
『理彩…毛利理彩です』
「理彩ちゃんか(やっぱりあの子だ!)」
「理彩な
(この名前…どっかで聞いたことあるような?)」
「理彩ちゃん、いつも1人で買い物に行くの?」
『うん!
お母さん、仕事で忙しいの
仕事で帰りがいつも遅くなるから夕飯のおかずを私が買いにスーパーに行っているんです
それにお母さん、料理苦手だから…
材料を買って私が作ることが多いです』
「偉いな」
「他に家族はいないの?」
『いるけど…』
「けど?」
『私は実は双子なんだけど、
お姉ちゃんである蘭とお父さんは離れて暮らしてるから…私はお母さんと二人だけなんだ』
「まさか離婚…だったりするのかな?」
『うーん…それはちょっと違うかも
お母さんたちまだ別れてないから』
「あ…そうなの?」
「訳ありのようだな」
「みたいだな」
『お母さんたちの今の状態は元に戻るのは色々難しいんだって…
私はまだ子供だからよく分からないけど』
「大変だな」
『大人は色々大変なんだね』
「そうだね」
『あの…お兄さんたちのことは何て呼んだらいいですか?』
「俺は萩原、こっちは松田だよ」
『萩原さんと松田さんだね
(あれ?このお兄さんたち…
やっぱりどこかで見たことあるような気がする?)』
「そこはお兄ちゃんって是非とも呼ばれてみたいね」
「やめろ変態」
「変態ってひどくない?」
「萩、キモい」
「えー…」
「安心しろ理彩
こいつは後で逮捕しておくからな」
『あ、ありがとう…ございます…?』
とりあえず首を傾げる理彩だった。
「酷いじゃんか陣平ちゃん!
冗談に決まってんだろ!?」
「知るか!
お前のそれは冗談には聞こえねぇよ」
「えー…
それに理彩ちゃんの反応が薄いし…」
『えっと…なんか…ごめんなさい?』
「気にすんなよ理彩
こいつをからかっただけだからな
こいつの反応おもしれぇしな」
「やっぱりかよ…陣平ちゃん」
『そうなんですか?』
「ところで…理彩ちゃん」
『はい?』
「さっきからちょっと気になっていたことがあるんだけどさ
理彩ちゃんって数ヶ月前とかに誘拐されたことってないかな?」
『…どうして…それを…』
突然言われたため理彩は立ち止まり驚いて萩原のことを見た。
「萩?
どういうことだ」
それに合わせて松田も立ち止まり萩原を見る。
「少し前のことだし陣平ちゃんも覚えてるだろ?
警察学校に通っていた時の諸伏ちゃん絡みの事件のやつ」
「ヒロ?
あぁ、あん時か」
「あぁ、あの時の誘拐されて俺達が助けた女の子に理彩ちゃんが似てると思うんだよね」
「言われてみれば似てるな」
『確かに数ヵ月前そんなことがありましたけど…
でも…』
「「でも?」」
『実は…私、その時のことをほとんど覚えてないんです…』
「え?」
「覚えてないだと?」
理彩に詳しく聞いてみると、
知らないおじさんに追いかけられて捕まってしまいどこかに連れて行かれ、
恐怖心から気を失っていたり、目を覚ましたら目の前にはおじさんがいて怖くてずっと泣いていることしかできなくて記憶があやふやな部分が多く、
保護された後、病院で目を覚ました後に母親に聞いたら警察学校に通う警察官の卵の人達のおかげで助かったとは教えてくれたが理彩は事件のことをほとんど覚えておらず、ただ怖い思いはしたことは覚えているそうだ。
「そうだったんだ…
何かごめんね
嫌なこと思い出させちゃったね」
『大丈夫です
あれ?
もしかしてその警察官の卵の人達って!?』
「俺達二人と他には同期があと三人いるけどね
俺達だよ」
『そうだったんですか!?
その時と今日も危ないところを助けてくれてありがとうございました!!』
「いえいえ」
「気にすんな」
『あと、今思い出したんですけど公園でも助けてくれたこともありますよね?』
「「え?」」
理彩の言葉に今度は2人が驚いて理彩を見た。
「おっ、詳しいな?」
『だって何かあれば交番に行きなさいってお母さんから言われてるから場所は分かるよ』
「へー」
「案内してもらえる?」
『うん、いいよ!
お兄さんたちはこの辺りの人じゃないの?』
歩きながら話すことにした。
「たまたま友人のところに来てて買い出しに向かっていたんだ」
『へぇー…
お兄さんたちはもしかして警察の人?』
「どうしてそう思う?」
『だって…事故とかに慣れてる感じがしたの』
「そうか」
「間違ってはいないよ」
「機動隊って聞いたことあるか?」
『あるような?ないような?』
「なら仕方ねぇな
白バイは分かるか?」
『うん』
「白バイに乗ってパトロールしたりする部署もあるが、俺や萩は主に危ない物を扱うことが多いんだぜ」
『へぇーすごい!』
「ところで名前を聞いていいか?」
『理彩…毛利理彩です』
「理彩ちゃんか(やっぱりあの子だ!)」
「理彩な
(この名前…どっかで聞いたことあるような?)」
「理彩ちゃん、いつも1人で買い物に行くの?」
『うん!
お母さん、仕事で忙しいの
仕事で帰りがいつも遅くなるから夕飯のおかずを私が買いにスーパーに行っているんです
それにお母さん、料理苦手だから…
材料を買って私が作ることが多いです』
「偉いな」
「他に家族はいないの?」
『いるけど…』
「けど?」
『私は実は双子なんだけど、
お姉ちゃんである蘭とお父さんは離れて暮らしてるから…私はお母さんと二人だけなんだ』
「まさか離婚…だったりするのかな?」
『うーん…それはちょっと違うかも
お母さんたちまだ別れてないから』
「あ…そうなの?」
「訳ありのようだな」
「みたいだな」
『お母さんたちの今の状態は元に戻るのは色々難しいんだって…
私はまだ子供だからよく分からないけど』
「大変だな」
『大人は色々大変なんだね』
「そうだね」
『あの…お兄さんたちのことは何て呼んだらいいですか?』
「俺は萩原、こっちは松田だよ」
『萩原さんと松田さんだね
(あれ?このお兄さんたち…
やっぱりどこかで見たことあるような気がする?)』
「そこはお兄ちゃんって是非とも呼ばれてみたいね」
「やめろ変態」
「変態ってひどくない?」
「萩、キモい」
「えー…」
「安心しろ理彩
こいつは後で逮捕しておくからな」
『あ、ありがとう…ございます…?』
とりあえず首を傾げる理彩だった。
「酷いじゃんか陣平ちゃん!
冗談に決まってんだろ!?」
「知るか!
お前のそれは冗談には聞こえねぇよ」
「えー…
それに理彩ちゃんの反応が薄いし…」
『えっと…なんか…ごめんなさい?』
「気にすんなよ理彩
こいつをからかっただけだからな
こいつの反応おもしれぇしな」
「やっぱりかよ…陣平ちゃん」
『そうなんですか?』
「ところで…理彩ちゃん」
『はい?』
「さっきからちょっと気になっていたことがあるんだけどさ
理彩ちゃんって数ヶ月前とかに誘拐されたことってないかな?」
『…どうして…それを…』
突然言われたため理彩は立ち止まり驚いて萩原のことを見た。
「萩?
どういうことだ」
それに合わせて松田も立ち止まり萩原を見る。
「少し前のことだし陣平ちゃんも覚えてるだろ?
警察学校に通っていた時の諸伏ちゃん絡みの事件のやつ」
「ヒロ?
あぁ、あん時か」
「あぁ、あの時の誘拐されて俺達が助けた女の子に理彩ちゃんが似てると思うんだよね」
「言われてみれば似てるな」
『確かに数ヵ月前そんなことがありましたけど…
でも…』
「「でも?」」
『実は…私、その時のことをほとんど覚えてないんです…』
「え?」
「覚えてないだと?」
理彩に詳しく聞いてみると、
知らないおじさんに追いかけられて捕まってしまいどこかに連れて行かれ、
恐怖心から気を失っていたり、目を覚ましたら目の前にはおじさんがいて怖くてずっと泣いていることしかできなくて記憶があやふやな部分が多く、
保護された後、病院で目を覚ました後に母親に聞いたら警察学校に通う警察官の卵の人達のおかげで助かったとは教えてくれたが理彩は事件のことをほとんど覚えておらず、ただ怖い思いはしたことは覚えているそうだ。
「そうだったんだ…
何かごめんね
嫌なこと思い出させちゃったね」
『大丈夫です
あれ?
もしかしてその警察官の卵の人達って!?』
「俺達二人と他には同期があと三人いるけどね
俺達だよ」
『そうだったんですか!?
その時と今日も危ないところを助けてくれてありがとうございました!!』
「いえいえ」
「気にすんな」
『あと、今思い出したんですけど公園でも助けてくれたこともありますよね?』
「「え?」」
理彩の言葉に今度は2人が驚いて理彩を見た。