杉下警部との出会い
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ブーブーブー
理彩の携帯が着信を知らせる。
『あの杉下さん…ちょっと電話出てもいいですか?』
「どうぞ」
『ありがとうございます
もしもし?お母さんどうかしたの?』
《あっ理彩、今電話大丈夫?》
『うん』
《今日も遅くなるのよ》
『仕方ないよ
仕事忙しいんでしょ?』
《そうだけど…たまには私が作ろうって思ってたのに仕事終わらなくてね…今日も遅くなるのよ》
『えー大丈夫だよ!?
お母さんが作らなくても私やるよ
それで夕飯は?』
《遅くなるから食べて帰るからいいわ》
『分かった』
《遅くなるから戸締まりはしっかりね》
『うん』
通話を終えた。
『あっ、ありがとうございました』
「お母さんからですか?」
『今日も仕事で遅くなるみたいで戸締まりはしっかりねという電話でした』
「料理がどうこう聞こえたが?
朝食以外を母親に作らせるの禁止したんじゃなかったか?」
『はい、なので大丈夫と返事したんです
声からして作る気満々でしたけど』
「確か、料理の腕前が壊滅的にヤバくなかったか?」
『なので阻止したんです』
「なるほどな」
「よくお母さんが遅くなるんですか?」
『はい…弁護士なのでたまに依頼人に急に呼ばれたりとかするんです』
「弁護士なんですか?」
『はい
弁護士の妃英理の名前を聞いたことはありますか?』
「そのお名前なら聞いたことはありますが」
「確か何か異名がある弁護士だったよな?」
『その人が私のお母さんです
確か異名は…法曹界の女王です』
「え?」
「そうなんですか?」
『はい
妃はお母さんの旧姓なんです
仕事の時は妃だけど普段は毛利でちょっとややこしいんです』
「確かに」
「凄腕な弁護士だぜ
異名は初めて聞いた気もするが」
『お母さんが前の法律事務所から独立した時に松田さんにメールで話した気がしますけど?』
「そうだったか?」
「えっと理彩ちゃんだっけ?
メールって?」
『あっ、はい
小学生の時に松田さんに何度か助けてもらったことがあります
それから連絡先を教えてもらってからメル友なんです』
「助けてもらったって?」
「例えば、誘拐監禁とか、突然スピード上げた車に後ろから轢かれそうになっていたのを寸前で助けたりとかな」
「「え?」」
「おや?」
「誘拐監禁に関しては亡くなった娘さんに理彩が似ていたからって理由でだけどな
恐怖から理彩はほとんどその時のことは覚えてねぇがな」
『はい…』
「車のは?」
「ひき逃げ未遂で済んだやつな」
『ギリギリでしたけど…
私も松田さんもかすり傷程度でした』
「それで?」
「ナンバーを俺の友人が覚えていたからわりと早く捕まったぜ
後から関係者として調書を見たが、
犯人は薬物使用者で無差別に人を轢き殺すつもりだったとかいうイカれた理由だったがな」
「マジか!?」
「おや」
「うわあー…」
『数日後に偶然再会してあの日のお礼を改めて言ってその時にナンバーを覚えてくれた爆発物処理班の萩原さん…あっ…』
口に手を当てる理彩。
「大丈夫だ
杉下は上司として俺の経歴は知っているから安心しろ
処理班にいたことも知ってるしな」
『そうなんですか?』
「おや?理彩さんは松田君の経歴を知っているんですね?」
『あっはい…
あの爆弾事件はニュースで知ったくらいですけど…
その時に亡くなった松田さんの親友の萩原さんには2回は会ってますし、あの日松田さんに助けてもらった日にナンバーを覚えてくれた人だから面識ありますから
亡くなったことは松田さんからメールで教えてもらいました』
「そうでしたか」
『再会した時に連絡先を聞いていて私が携帯を持つようになってからメールでやりとりをしていて萩原さんとも少しの間でしたがメル友でした』
「そうでしたか」
「しかし嬢ちゃんの両親はすごいな
父親が元刑事で今は探偵だろ?
そんで母親は弁護士か」
『はい』
「なかなかいないかもね」
『かもしれないです』
「そういえば、さっき血が苦手って言っていたけど、どんな感じに苦手なの?」
『血を見ただけで吐き気、過呼吸、酷い時は気絶してます…』
「うわー、それは大変だね」
「神戸の場合は吐き気だな」
『お仲間がいた』
「そうだね」
「理彩」
『はい?』
「母親が遅くなるとはいえ帰らなくて平気か?
もう18時過ぎてるが?」
『もうこんな時間だったんだ
話をしていたからあっという間でした』
「大丈夫です理彩さん
松田君に家までちゃんと送らせますから」
『分かりました』
別れ際に杉下、神戸、ついでに角田から名刺をもらい連絡先を教えてもらった。
それから理彩は事件に遭遇すると松田に連絡を入れ杉下たちが現場に来るので捜査一課の伊丹などからは会う度に嫌がられることになるのでした。
ちなみによく会うから伊丹さんたちからも名刺をもらい連絡先を聞いた。
END
理彩の携帯が着信を知らせる。
『あの杉下さん…ちょっと電話出てもいいですか?』
「どうぞ」
『ありがとうございます
もしもし?お母さんどうかしたの?』
《あっ理彩、今電話大丈夫?》
『うん』
《今日も遅くなるのよ》
『仕方ないよ
仕事忙しいんでしょ?』
《そうだけど…たまには私が作ろうって思ってたのに仕事終わらなくてね…今日も遅くなるのよ》
『えー大丈夫だよ!?
お母さんが作らなくても私やるよ
それで夕飯は?』
《遅くなるから食べて帰るからいいわ》
『分かった』
《遅くなるから戸締まりはしっかりね》
『うん』
通話を終えた。
『あっ、ありがとうございました』
「お母さんからですか?」
『今日も仕事で遅くなるみたいで戸締まりはしっかりねという電話でした』
「料理がどうこう聞こえたが?
朝食以外を母親に作らせるの禁止したんじゃなかったか?」
『はい、なので大丈夫と返事したんです
声からして作る気満々でしたけど』
「確か、料理の腕前が壊滅的にヤバくなかったか?」
『なので阻止したんです』
「なるほどな」
「よくお母さんが遅くなるんですか?」
『はい…弁護士なのでたまに依頼人に急に呼ばれたりとかするんです』
「弁護士なんですか?」
『はい
弁護士の妃英理の名前を聞いたことはありますか?』
「そのお名前なら聞いたことはありますが」
「確か何か異名がある弁護士だったよな?」
『その人が私のお母さんです
確か異名は…法曹界の女王です』
「え?」
「そうなんですか?」
『はい
妃はお母さんの旧姓なんです
仕事の時は妃だけど普段は毛利でちょっとややこしいんです』
「確かに」
「凄腕な弁護士だぜ
異名は初めて聞いた気もするが」
『お母さんが前の法律事務所から独立した時に松田さんにメールで話した気がしますけど?』
「そうだったか?」
「えっと理彩ちゃんだっけ?
メールって?」
『あっ、はい
小学生の時に松田さんに何度か助けてもらったことがあります
それから連絡先を教えてもらってからメル友なんです』
「助けてもらったって?」
「例えば、誘拐監禁とか、突然スピード上げた車に後ろから轢かれそうになっていたのを寸前で助けたりとかな」
「「え?」」
「おや?」
「誘拐監禁に関しては亡くなった娘さんに理彩が似ていたからって理由でだけどな
恐怖から理彩はほとんどその時のことは覚えてねぇがな」
『はい…』
「車のは?」
「ひき逃げ未遂で済んだやつな」
『ギリギリでしたけど…
私も松田さんもかすり傷程度でした』
「それで?」
「ナンバーを俺の友人が覚えていたからわりと早く捕まったぜ
後から関係者として調書を見たが、
犯人は薬物使用者で無差別に人を轢き殺すつもりだったとかいうイカれた理由だったがな」
「マジか!?」
「おや」
「うわあー…」
『数日後に偶然再会してあの日のお礼を改めて言ってその時にナンバーを覚えてくれた爆発物処理班の萩原さん…あっ…』
口に手を当てる理彩。
「大丈夫だ
杉下は上司として俺の経歴は知っているから安心しろ
処理班にいたことも知ってるしな」
『そうなんですか?』
「おや?理彩さんは松田君の経歴を知っているんですね?」
『あっはい…
あの爆弾事件はニュースで知ったくらいですけど…
その時に亡くなった松田さんの親友の萩原さんには2回は会ってますし、あの日松田さんに助けてもらった日にナンバーを覚えてくれた人だから面識ありますから
亡くなったことは松田さんからメールで教えてもらいました』
「そうでしたか」
『再会した時に連絡先を聞いていて私が携帯を持つようになってからメールでやりとりをしていて萩原さんとも少しの間でしたがメル友でした』
「そうでしたか」
「しかし嬢ちゃんの両親はすごいな
父親が元刑事で今は探偵だろ?
そんで母親は弁護士か」
『はい』
「なかなかいないかもね」
『かもしれないです』
「そういえば、さっき血が苦手って言っていたけど、どんな感じに苦手なの?」
『血を見ただけで吐き気、過呼吸、酷い時は気絶してます…』
「うわー、それは大変だね」
「神戸の場合は吐き気だな」
『お仲間がいた』
「そうだね」
「理彩」
『はい?』
「母親が遅くなるとはいえ帰らなくて平気か?
もう18時過ぎてるが?」
『もうこんな時間だったんだ
話をしていたからあっという間でした』
「大丈夫です理彩さん
松田君に家までちゃんと送らせますから」
『分かりました』
別れ際に杉下、神戸、ついでに角田から名刺をもらい連絡先を教えてもらった。
それから理彩は事件に遭遇すると松田に連絡を入れ杉下たちが現場に来るので捜査一課の伊丹などからは会う度に嫌がられることになるのでした。
ちなみによく会うから伊丹さんたちからも名刺をもらい連絡先を聞いた。
END