『このやり取りはいつものお二人ですね』
「そうだね
そしてそんな二人を落ち着かせようとする三浦先輩という構図だね」
『はい』
そこに向かう。

『やっぱりお二人でした』
「まぁそうだろうね」
「理彩!?」
「はあ!?嬢ちゃんだと!?」
「お!?本当だ」
松田と伊丹と三浦が声のした方を見る。
そこにはミントグリーン色のワンピースタイプのウエスト部分に同色のリボンがあるパーティードレスに白いボレロを身に纏う理彩がいた。
髪をセットしてもらったのか？
編込みにしてリボンのついた髪飾りをしていていつもとはまったく雰囲気が違う理彩に伊丹と三浦は驚く。
「おっ！似合ってるな理彩」
松田はすぐさま褒めた。
理彩は松田を見ていつもしているサングラスがスーツの胸ポケットに引っかけてあるのを見つけた。
『ありがとうございます松田さん！
松田さんはサングラスない方がカッコいいですね…//』
「そうか？ありがとうな」
「何で嬢ちゃんがいるんだ!?」
『私のお母さんが弁護士なので、新婦の沙羅さん…あっ白鳥警部の妹さんが弁護士の卵でその関係で呼ばれてて私も招待されたんです』
「なるほどそういうことか」
『お父さんも白鳥警部の知り合いだから同様に呼ばれてますから蘭や探偵事務所に居候中のコナン君も招待されているので会場にいますよ』
「そうだったのか
着飾った理彩さんを初めて見たからな
一瞬誰だか分からなかったな」
「ですよね三浦先輩
俺もさっき理彩ちゃんに声かけられて一瞬誰だか分からなかったですよ」
『そうですよね…
いつも私は制服か私服ですもんね』
「確かにな」
『そういえば、松田さんがいるなら杉下さんもいるんですか？』
「いるぜ！
いつもの気になる病で会場のどこかを見てるだろうさ」
『そうなんですか…
そうだ！三浦さん、伊丹さん、芹沢さん』
「ん？」
「どうした？」
『この前の事件の時は色々ありがとうございました』
お辞儀する理彩。
「大したことはしてないから気にしないでいいんだぞ」
「そうそう！」
「事情聴取も知り合いの方がいいからってことになって俺たちが行くことになっただけだしな」
『それでもお世話になりましたからちゃんとお礼は言っておかないとって思って』
「そうか」
「おやおや？皆さんお揃いですね」
杉下がやってきた。
「杉下か…ちょうどお前がいねぇって話をしていたんだ」
「おやそうでしたか…おやおや？
もしかして…理彩さんですか？」
『はい杉下さん』
「一瞬分かりませんでしたよ」
『皆さんにも言われました…
これ…似合ってないのかな…』
みんなに気付かれなかったから急に自信がなくなる理彩。
だが松田はすぐさまフォローする。
「そんなことはねぇよ！！
似合ってんだからもっと自信を持てよ理彩」
「そうだな！
ちゃんと似合ってるから安心していい
すぐに気付いてやれなくてこっちこそすまないな」
三浦もフォローしてくれた。
『何か気を使わせてしまいました…
でもありがとうございます』














「ねぇ、そういえば理彩がドリンク取りに行ってから戻って来なくない？」
園子は理彩が戻ってきてないことに気付いた。
「そういえば…」
「あっ！あそこにいるの理彩姉ちゃんじゃない？」
コナンは蘭と園子に分かるように指さし蘭と園子がそちらを見るとそこには数人の男性と会話してる理彩の姿だった。
「嘘!?
理彩ったらあんなに男に囲まれてるの!?
しかも明らかに年上の男までいない!?」
「あっ！あれは杉下さん」
蘭はその中で知り合いを見つけた。
「あと、この前の爆弾事件後に病室に来ていた刑事さんたちもいるみたいだよ？」
コナンも見覚えのある人物たちがいたのでそう言った。
「この前の刑事さんたちに会ったから話してるんじゃないかな？」
「知り合いなわけ？」
「うん、杉下さんはほら前に理彩に話を聞いた時に話していた警部さんがあの紳士的な恰好の人だよ」
「確か理彩の知り合いの刑事の上司の警部さんだったっけ？」
「うん！あっでも松田刑事がいないね？」
「うん
（あれ？理彩の横にいる男…もしかして…サングラスしてないけど…あの髪型は松田刑事だよな!?）」
コナンはよくよく理彩の近くにいる刑事たちを見て推理する。
「わぁ、理彩の横にいる人、結構カッコいい男じゃない！」
「その人が多分、松田刑事だよ園子姉ちゃん」
「え？でもサングラスしてないよコナン君？」
蘭はコナンに聞く。
「さすがにこういう場ならサングラス外すと思うよ
警察の偉い人も結構参加してるから」
「そうかもね」