爆弾事件の翌日
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「色々訳があるのかしら?」
「まぁな
だが、特命でのんびりと捜査するのも悪くはねぇな」
『松田さんは…もう処理班に戻る気はないんですか?』
「ああ…追っていた犯人の逮捕はできたしな
処理班にいたのは専門的知識と手先の器用なところを見込まれてだからな
まぁ配属希望だったのもあるがな
捜査してんのも悪くはねぇしな」
「松田君、そんなに捜査したいなら捜査一課の目暮さんの班に戻れるように僕から手配しましょうか?」
「捜査一課の目暮の班に別に戻ってもいいが…口うるさい佐藤や係の違う伊丹がいるから嫌だからなお断りだ」
「おや、君はわがままですね」
「何とでも言え!
嫌なもんは嫌だ!」
『(あははは…
松田さん、伊丹さん嫌いだよね…
協力すると頼もしい相手だとは思うんだけどな)』
と思う理彩なのでした。
トレーを戻しに行く英理がエレベーターまで二人を見送るため病室を出て行った。
「わざわざ見舞いに来ていただきありがとうございます
昨日のことでお忙しいでしょうに」
「まぁな」
「忙しいのは松田君ですがね
色んな課から確認に来ていましたからね」
「まぁ、古巣の処理班か捜査一課の連中がやってくるくらいだけどな」
「古巣?」
「松田君は課を転々としていたもので」
「そういえばさっきも目暮さんの班に戻るかとかって言ってましたわね?」
「特命係になる前にたったの1週間ほどだが捜査一課の強行犯の目暮のところの班にいたもんだからな」
「あら?」
「ちょうど3年前の爆弾事件の時に目暮の班のところにいてな
俺は犯人を逮捕できなくて捜査ばっかりしてたら上から頭を冷やせって特命係にまわされたけどな」
「そうなんですか?」
「まぁ、あんたの娘の理彩には感謝してるぜ」
「理彩?」
「おかげで7年もかかったが犯人の逮捕ができた
事件に理彩を巻き込んじまったが、
昨日怖かっただろうに犯人に怒りを向けた俺を必死に止めてくれたからな
あとは、親友のことで話せる相手は処理班に残る顔馴染みか理彩くらいだからな」
「確か7年前にいたあの人よね?」
「ああ…
親友のあいつをどんどん忘れていつしか記憶からも消えていくんだろうな…
それはそれで寂しいもんだな
だが理彩がいるから共通な知人の思い出話ができる
俺だって親友のことを愚痴として前のように笑いながら話すには時間はかかったがな」
「理彩は兄みたいに慕っていたのよねその人のこと」
「まぁ正直な話をするとだな
理彩は親友にはたったの2回しか面と向かって会ってねぇからな
少しずつ記憶から薄れてきていて忘れてきてるのが現状だ
面白いお兄さんでこんな感じの人だったくらいの記憶とメールで知ったこんな人っていう印象しかねぇんだぜ」
「そうなんですか?松田君」
「連絡先を教えた時に親友が携帯のカメラで再会記念とか言って3人で撮った写真が顔を思い出せる唯一の頼りだろうな
理彩が携帯電話を持ってすぐに親友がその画像は送ったからな理彩の携帯には今も残っている
その画像と消せずに残るあいつの連絡先が理彩の中ではそいつが生きていたという証にはなっているはずだ」
「なるほど」
「そうですか…」
「何か悪いな、暗くなるような話で…」
「いえ大丈夫です」
「ならいいが…」
「そうだわ、松田さんに確認しておきたいことがあるわ
ほぼ母親としての勘で話をするのだけど」
「何だ?」
「もしかして松田さんは、理彩からの気持ちに気づいているのかしら?」
「ふっ…そのことか」
「(おやおや?以前からもしかしてとは思ってはいましたが…)」
「もちろん知ってるぜ」
「そう…分かっていたのね」
「理彩からすれば、頼りになるお兄さんを慕う気持ちからいつの間にか恋愛感情に変わったんだろうけどな
これでも俺は距離は置いたんだぜ
だがそれで自分の気持ちには気づいたがな
わりと近くで見てきて気づいたが…
あいつはあいつなりに背伸びして大人になろうとしている
まぁ年齢が壁なんだろうぜ」
「理彩が小学生の時点で、すでに警察関係の仕事ってことは…」
「まぁ理彩とは年齢上12は離れてるしな」
「えっ…ってことは29くらいよね!?」
「そうだな」
「犯罪レベルね」
「そういう理由もあるしな
あいつが成人するまでどうこうするなんて考えてねぇよ」
「あら、ちゃんと考えているのね」
「理彩から両親の仕事を聞いていたから気にしたさ
絶対に弁護士の母親であるあんたから年齢のツッコミがくるくらいは想像できるしな」
「まぁ確かにそうよね…
学生結婚だった私が娘に偉そうにそういうことは言えないわね」
「そうだったのか?」
「まぁな
だが、特命でのんびりと捜査するのも悪くはねぇな」
『松田さんは…もう処理班に戻る気はないんですか?』
「ああ…追っていた犯人の逮捕はできたしな
処理班にいたのは専門的知識と手先の器用なところを見込まれてだからな
まぁ配属希望だったのもあるがな
捜査してんのも悪くはねぇしな」
「松田君、そんなに捜査したいなら捜査一課の目暮さんの班に戻れるように僕から手配しましょうか?」
「捜査一課の目暮の班に別に戻ってもいいが…口うるさい佐藤や係の違う伊丹がいるから嫌だからなお断りだ」
「おや、君はわがままですね」
「何とでも言え!
嫌なもんは嫌だ!」
『(あははは…
松田さん、伊丹さん嫌いだよね…
協力すると頼もしい相手だとは思うんだけどな)』
と思う理彩なのでした。
トレーを戻しに行く英理がエレベーターまで二人を見送るため病室を出て行った。
「わざわざ見舞いに来ていただきありがとうございます
昨日のことでお忙しいでしょうに」
「まぁな」
「忙しいのは松田君ですがね
色んな課から確認に来ていましたからね」
「まぁ、古巣の処理班か捜査一課の連中がやってくるくらいだけどな」
「古巣?」
「松田君は課を転々としていたもので」
「そういえばさっきも目暮さんの班に戻るかとかって言ってましたわね?」
「特命係になる前にたったの1週間ほどだが捜査一課の強行犯の目暮のところの班にいたもんだからな」
「あら?」
「ちょうど3年前の爆弾事件の時に目暮の班のところにいてな
俺は犯人を逮捕できなくて捜査ばっかりしてたら上から頭を冷やせって特命係にまわされたけどな」
「そうなんですか?」
「まぁ、あんたの娘の理彩には感謝してるぜ」
「理彩?」
「おかげで7年もかかったが犯人の逮捕ができた
事件に理彩を巻き込んじまったが、
昨日怖かっただろうに犯人に怒りを向けた俺を必死に止めてくれたからな
あとは、親友のことで話せる相手は処理班に残る顔馴染みか理彩くらいだからな」
「確か7年前にいたあの人よね?」
「ああ…
親友のあいつをどんどん忘れていつしか記憶からも消えていくんだろうな…
それはそれで寂しいもんだな
だが理彩がいるから共通な知人の思い出話ができる
俺だって親友のことを愚痴として前のように笑いながら話すには時間はかかったがな」
「理彩は兄みたいに慕っていたのよねその人のこと」
「まぁ正直な話をするとだな
理彩は親友にはたったの2回しか面と向かって会ってねぇからな
少しずつ記憶から薄れてきていて忘れてきてるのが現状だ
面白いお兄さんでこんな感じの人だったくらいの記憶とメールで知ったこんな人っていう印象しかねぇんだぜ」
「そうなんですか?松田君」
「連絡先を教えた時に親友が携帯のカメラで再会記念とか言って3人で撮った写真が顔を思い出せる唯一の頼りだろうな
理彩が携帯電話を持ってすぐに親友がその画像は送ったからな理彩の携帯には今も残っている
その画像と消せずに残るあいつの連絡先が理彩の中ではそいつが生きていたという証にはなっているはずだ」
「なるほど」
「そうですか…」
「何か悪いな、暗くなるような話で…」
「いえ大丈夫です」
「ならいいが…」
「そうだわ、松田さんに確認しておきたいことがあるわ
ほぼ母親としての勘で話をするのだけど」
「何だ?」
「もしかして松田さんは、理彩からの気持ちに気づいているのかしら?」
「ふっ…そのことか」
「(おやおや?以前からもしかしてとは思ってはいましたが…)」
「もちろん知ってるぜ」
「そう…分かっていたのね」
「理彩からすれば、頼りになるお兄さんを慕う気持ちからいつの間にか恋愛感情に変わったんだろうけどな
これでも俺は距離は置いたんだぜ
だがそれで自分の気持ちには気づいたがな
わりと近くで見てきて気づいたが…
あいつはあいつなりに背伸びして大人になろうとしている
まぁ年齢が壁なんだろうぜ」
「理彩が小学生の時点で、すでに警察関係の仕事ってことは…」
「まぁ理彩とは年齢上12は離れてるしな」
「えっ…ってことは29くらいよね!?」
「そうだな」
「犯罪レベルね」
「そういう理由もあるしな
あいつが成人するまでどうこうするなんて考えてねぇよ」
「あら、ちゃんと考えているのね」
「理彩から両親の仕事を聞いていたから気にしたさ
絶対に弁護士の母親であるあんたから年齢のツッコミがくるくらいは想像できるしな」
「まぁ確かにそうよね…
学生結婚だった私が娘に偉そうにそういうことは言えないわね」
「そうだったのか?」