11/7の爆弾事件
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「高さは前回と同じだからかなり上だな
リスクがありすぎるな」
『ごめんなさい…松田さん…』
「理彩?」
『松田さん…1人なら簡単に脱出…できましたよね…
私がいるから…
私…足手まとい…ですよね…』
「理彩」
松田は自身が抱きしめたまま支えている理彩の体が震えていることに気付いた。
松田が来なければ気絶したままだと自分は今の爆発で死んでいたかもしれない…。
解体できて喜んだが、すぐにまた爆発が起きて死への恐怖がじわじわと理彩を追い込んでいた。
「大丈夫だ」
『松田さん?』
「なんとか無事に降ろしてやるからって約束しただろ?」
松田は理彩の頬に優しく触れた。
『松田さん…』
理彩は顔を上げると松田を見た。
「こんなところで言うつもりはなかったが、いつ言えなくなるかは分からねぇからな
これだけは伝えておくぜ」
『え?』
「自分の命に代えても自分の愛すべき大事な奴を守れなくて何が男だ!刑事だ!」
『っ!?』
「お前のことが好きだぜ理彩」
『へ?えっ!?』
突然のことに理彩の頭はパニックになる。
「俺じゃ嫌か?」
理彩はブンブンって効果音が付きそうになるくらいの勢いで首を横に振った。
『あっ…えっと…
愛すべき大事なって…私のことだと思っても…いいんですか?』
「この場にはお前以外いねぇだろ?」
『でも…どうして…私なんですか?』
理彩は松田に問いかける。
「実は結構前から好意を抱いていたぜ
理彩が高校生になってすぐくらいからもう妹のような子供に見えなくなっていたからな
実はかなり困っていたんだぜ」
理彩の耳元で松田はそう告げた。
『松田さん…//
私…私もずっと前から松田さんのことが大好きなんです!!
松田さんに振り向いてもらえるような大人な女性にずっとなりたくて…
でも…心のどこかでいつも…松田さんは私に振り向いてくれないって諦めてて…
でもずっと前から好意はあって…片思いでもいいと思っていたから気持ちを知ることができて嬉しいのに…
信じられなくて…これ夢じゃないですよね?』
「あぁ」
『でも、ずっと松田さんには佐藤刑事のような美人な人が好きなんじゃないかとか、
やっぱり同じくらいの年齢じゃないと釣り合わないし似合わないとか色々考えてしまい…どうしても自分からは気持ちは言い出せなかったんです…』
「何でそこで佐藤?
あいつは論外だろ
あいつは多分生まれる性別は男だろってくらいだからな
ってか、あいつに女子力なんて求めたくねぇよ
捜査一課のアイドルだがなんだか知らんがあいつに惚れ込んでるアホ面刑事たちがいるらしいが俺はちげぇと思うぜ?」
『佐藤刑事が聞いたら…怒っちゃいますよ松田さん』
「知るかよ本心だ」
『(あはは…)』
思わず苦笑する理彩であった。
「理彩」
『はい?』
「今まで言わなかったのはな
お前の母親が弁護士であるのが大きいんだぜ
知られたら絶対に年齢にツッコミが入るし犯罪と言われても仕方ねぇくらいだからな
だからこの前お前のマンションで母親に遭遇した時は冷や汗はすげぇ出るし顔に出ていねぇかとか、タイミングがヤバかったとか色々あるがな」
『あの日ですか?
全然いつもと変わらない松田さんでしたけど?』
「そうか…ならいい
最初、気持ちを自覚した時点で距離は置いたつもりだ
連絡を控えたりしてたからな」
『言われてみれば…そんな時もあったような?』
「まぁ安心しろ
お前が成人するまではどうこうするつもり今のところはねぇから」
『優しすぎるっ』
「だが、俺も男だからな
成人までと言いつつ、いつまで我慢できるかは保証できねぇけどな」
『え…//』
「よし…震えは落ち着いたな
顔は真っ赤になったがな」
『松田さん…//からかわないで下さい…//』
「ついな」
自然と笑い合う二人であった。
ブロロロロという音が近づいて来た。
『何か音がしますね?』
「杉下が呼んでくれたヘリだろうな」
「大丈夫ですか!?」
マイクで呼び掛けられた。
救助隊員が1人ヘリから降りて来た。
その隊員から窓から離れてと合図してきたので松田は頷き離れた。
ガシャンバリン
窓ガラスを割ると扉をこじ開けた。
ゴンドラが傾いてグラグラと揺れている今、ヘリの風圧で更に揺れているがこの絶好なタイミングを逃すと脱出は難しい。
松田は理彩を支えながら入口に近づき隊員に理彩を預ける。
松田も後に続く。
「なるべく早く離れろ
いつまた爆発するか分からねぇから」
「はいっ!!」
ヘリが観覧車から離れる。
下にいた杉下たちは救助されるのが見えひと安心する。
「では続きといきますか」
杉下は目の前の犯人と話を続けた。
リスクがありすぎるな」
『ごめんなさい…松田さん…』
「理彩?」
『松田さん…1人なら簡単に脱出…できましたよね…
私がいるから…
私…足手まとい…ですよね…』
「理彩」
松田は自身が抱きしめたまま支えている理彩の体が震えていることに気付いた。
松田が来なければ気絶したままだと自分は今の爆発で死んでいたかもしれない…。
解体できて喜んだが、すぐにまた爆発が起きて死への恐怖がじわじわと理彩を追い込んでいた。
「大丈夫だ」
『松田さん?』
「なんとか無事に降ろしてやるからって約束しただろ?」
松田は理彩の頬に優しく触れた。
『松田さん…』
理彩は顔を上げると松田を見た。
「こんなところで言うつもりはなかったが、いつ言えなくなるかは分からねぇからな
これだけは伝えておくぜ」
『え?』
「自分の命に代えても自分の愛すべき大事な奴を守れなくて何が男だ!刑事だ!」
『っ!?』
「お前のことが好きだぜ理彩」
『へ?えっ!?』
突然のことに理彩の頭はパニックになる。
「俺じゃ嫌か?」
理彩はブンブンって効果音が付きそうになるくらいの勢いで首を横に振った。
『あっ…えっと…
愛すべき大事なって…私のことだと思っても…いいんですか?』
「この場にはお前以外いねぇだろ?」
『でも…どうして…私なんですか?』
理彩は松田に問いかける。
「実は結構前から好意を抱いていたぜ
理彩が高校生になってすぐくらいからもう妹のような子供に見えなくなっていたからな
実はかなり困っていたんだぜ」
理彩の耳元で松田はそう告げた。
『松田さん…//
私…私もずっと前から松田さんのことが大好きなんです!!
松田さんに振り向いてもらえるような大人な女性にずっとなりたくて…
でも…心のどこかでいつも…松田さんは私に振り向いてくれないって諦めてて…
でもずっと前から好意はあって…片思いでもいいと思っていたから気持ちを知ることができて嬉しいのに…
信じられなくて…これ夢じゃないですよね?』
「あぁ」
『でも、ずっと松田さんには佐藤刑事のような美人な人が好きなんじゃないかとか、
やっぱり同じくらいの年齢じゃないと釣り合わないし似合わないとか色々考えてしまい…どうしても自分からは気持ちは言い出せなかったんです…』
「何でそこで佐藤?
あいつは論外だろ
あいつは多分生まれる性別は男だろってくらいだからな
ってか、あいつに女子力なんて求めたくねぇよ
捜査一課のアイドルだがなんだか知らんがあいつに惚れ込んでるアホ面刑事たちがいるらしいが俺はちげぇと思うぜ?」
『佐藤刑事が聞いたら…怒っちゃいますよ松田さん』
「知るかよ本心だ」
『(あはは…)』
思わず苦笑する理彩であった。
「理彩」
『はい?』
「今まで言わなかったのはな
お前の母親が弁護士であるのが大きいんだぜ
知られたら絶対に年齢にツッコミが入るし犯罪と言われても仕方ねぇくらいだからな
だからこの前お前のマンションで母親に遭遇した時は冷や汗はすげぇ出るし顔に出ていねぇかとか、タイミングがヤバかったとか色々あるがな」
『あの日ですか?
全然いつもと変わらない松田さんでしたけど?』
「そうか…ならいい
最初、気持ちを自覚した時点で距離は置いたつもりだ
連絡を控えたりしてたからな」
『言われてみれば…そんな時もあったような?』
「まぁ安心しろ
お前が成人するまではどうこうするつもり今のところはねぇから」
『優しすぎるっ』
「だが、俺も男だからな
成人までと言いつつ、いつまで我慢できるかは保証できねぇけどな」
『え…//』
「よし…震えは落ち着いたな
顔は真っ赤になったがな」
『松田さん…//からかわないで下さい…//』
「ついな」
自然と笑い合う二人であった。
ブロロロロという音が近づいて来た。
『何か音がしますね?』
「杉下が呼んでくれたヘリだろうな」
「大丈夫ですか!?」
マイクで呼び掛けられた。
救助隊員が1人ヘリから降りて来た。
その隊員から窓から離れてと合図してきたので松田は頷き離れた。
ガシャンバリン
窓ガラスを割ると扉をこじ開けた。
ゴンドラが傾いてグラグラと揺れている今、ヘリの風圧で更に揺れているがこの絶好なタイミングを逃すと脱出は難しい。
松田は理彩を支えながら入口に近づき隊員に理彩を預ける。
松田も後に続く。
「なるべく早く離れろ
いつまた爆発するか分からねぇから」
「はいっ!!」
ヘリが観覧車から離れる。
下にいた杉下たちは救助されるのが見えひと安心する。
「では続きといきますか」
杉下は目の前の犯人と話を続けた。