11/7の爆弾事件
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《「どういう意味ですか?警部殿」》
《「観覧車の中の状態を表した文章なのではと思いましてね」》
《「「「観覧車の中?」」」》
「なるほど、そういうことか!」
松田はそう言われ意味を理解した。
《「【書き忘れた1時の場所は
あの日打ち上げられなかったのあの席で命短し恋せよ乙女は1時に眠るように再び君を待とう
検討を祈る】
爆弾と共に少女が眠るあの場所に来るのを待っているという意味に捉えることもできる」》
《「そういう風にも考えられるな」》
「なるほど…ならこの状況に納得だ」
《「理彩さんは大丈夫ですか?」》
「少し前に目が覚めたばかりだが、
気絶した理彩をガムテープで口元と手足を拘束して足元には爆弾が置かれた状態だったぜ」
《「そうでしたか…」》
松田は携帯電話を横にいた理彩に渡した。
「杉下だ
こっから厄介だからこいつをスピーカーモードにして持っててくれ」
『あっはい…
あのっ…杉下さん…?』
《「大丈夫ですか…理彩さん」》
『まだ…ボーッとしますけど…なんとか…大丈夫です…』
《「僕たちはもうすぐ駐車場に着きます
もう少し頑張って下さいね」》
『はい…』
ドガン!!!!グィンッ!
爆発音がしてゴンドラが止まった。
『きゃっ』
「やりやがったな!あの野郎っ」
《「どうしました!?」》
《「何の音だ!?グラサン!!」》
「理彩はそこから動くな!!
野郎っ!早速水銀レバーの起動スイッチを爆発で作動させやがった!!
わずかな振動でも玉が線に触れるとドカンな仕組みだ」
『あっ…はいっ』
《「爆発ですか?」》
《「確かに煙がここからでも確認できるな」》
《「松田?
水銀レバーって何?」》
「今も言ったが…起動スイッチが押される前なら固定されているがスイッチが作動したため不安定になっていて振動があれば玉が転がり線に触れると爆発する厄介な物でな
東都タワーの爆弾にも前回のにも付いていたよく爆弾の起爆スイッチに使われる一種だ」
《「えー!?」》
《「今の爆発で作動したってことはもしまた爆発なんかあったら…」》
「ドカンに決まってんだろ!
だから慎重に解体作業してんだよ!
ってかあんまり心配な情報を与えんなよてめぇら
忘れてねぇよな
理彩は俺と一緒に爆弾のあるゴンドラ内にいるんだぞ?
恐怖をこれ以上与えんな」
《「スピーカーモードにしろって言ったのはグラサンだろうが!!
てめぇが嬢ちゃんにまで聞かせてんだろうが!!」》
「作業しながら電話できるか!
バカ伊丹!」
《「んだと!?」》
《「まあまあ、こんな時にいつものやりとりしないで下さいよ!」》
《「とりあえず松田君」》
「何だよ?」
《「なんとか解体を頑張って下さい
もしもの場合は脱出できるように策を考えて下さい
犯人は近くにいるのでしょう
なんとか我々で犯人を見つけます」》
「犯人なら見たぜ」
《「はい?」》
《「え?」》
「そいつに閉じ込められたからな
下が見えねぇがまだ観覧車の近くにいるのは確かだ」
《「そうなんですか!?」》
「それにしてもタイミングが良すぎるんだよな…さっきの爆発…
あんたらと会話していてあんたらが駐車場に着くって話の時だっただろ?」
《「確かに…」》
「奴は恐らく観覧車内を盗聴している
あと、救助させるつもりがねぇくらい理彩には申し訳ねぇが簡単に想像できるしな
東都タワーのと違ってメッセージが出ねぇ分…この複雑な爆弾の解体だけに集中できるからな
気が楽だが危険度は変わらねぇ…」
《「そうでしたか…」》
「東都タワーはどうだ?」
《「神戸君情報では無事に解体したそうです」》
「ヒントは?」
《「EVIT」》
「EVIT?」
《「ヒントの途中で切ってしまったそうです」》
「はあ!?」
《「そのことはあちらの方たちにお任せしてここで犯人を食い止め逮捕して場所を吐かせましょう」》
「そうか…期待しとくぜ」
《「はい」》
通話を終えた。
数分後、水銀レバーに気をつけての解体は無事に終わった。
「よく頑張ったな
こいつの解体は無事に終わった」
『よかった…です…』
「さて…どう脱出をするか…
この手のタイプの頑丈に固定された天井から出るには危険だ
扉は犯人がロックしたからな…
ロープでもあれば話は別だが…」
『まだ…何かあるから…脱出が優先ってことですか?』
「ああ、可能性が高い」
『そうですか…』
ドガン!!ガタンっ!
「うおっ」
『きゃっ』
急に爆音がしたと思えば突如ゴンドラが傾いた。
バランスを崩した理彩を松田はとっさに抱きしめ支えた。
「大丈夫か!?」
『はい…でも…一体何があったんでしょうか?』
「何が起きたかはここでは分からねぇな…
だが、変にゴンドラがグラグラと揺れているな」
『そんなっ』
松田の腕の中で青ざめてしまう理彩なのであった。
《「観覧車の中の状態を表した文章なのではと思いましてね」》
《「「「観覧車の中?」」」》
「なるほど、そういうことか!」
松田はそう言われ意味を理解した。
《「【書き忘れた1時の場所は
あの日打ち上げられなかったのあの席で命短し恋せよ乙女は1時に眠るように再び君を待とう
検討を祈る】
爆弾と共に少女が眠るあの場所に来るのを待っているという意味に捉えることもできる」》
《「そういう風にも考えられるな」》
「なるほど…ならこの状況に納得だ」
《「理彩さんは大丈夫ですか?」》
「少し前に目が覚めたばかりだが、
気絶した理彩をガムテープで口元と手足を拘束して足元には爆弾が置かれた状態だったぜ」
《「そうでしたか…」》
松田は携帯電話を横にいた理彩に渡した。
「杉下だ
こっから厄介だからこいつをスピーカーモードにして持っててくれ」
『あっはい…
あのっ…杉下さん…?』
《「大丈夫ですか…理彩さん」》
『まだ…ボーッとしますけど…なんとか…大丈夫です…』
《「僕たちはもうすぐ駐車場に着きます
もう少し頑張って下さいね」》
『はい…』
ドガン!!!!グィンッ!
爆発音がしてゴンドラが止まった。
『きゃっ』
「やりやがったな!あの野郎っ」
《「どうしました!?」》
《「何の音だ!?グラサン!!」》
「理彩はそこから動くな!!
野郎っ!早速水銀レバーの起動スイッチを爆発で作動させやがった!!
わずかな振動でも玉が線に触れるとドカンな仕組みだ」
『あっ…はいっ』
《「爆発ですか?」》
《「確かに煙がここからでも確認できるな」》
《「松田?
水銀レバーって何?」》
「今も言ったが…起動スイッチが押される前なら固定されているがスイッチが作動したため不安定になっていて振動があれば玉が転がり線に触れると爆発する厄介な物でな
東都タワーの爆弾にも前回のにも付いていたよく爆弾の起爆スイッチに使われる一種だ」
《「えー!?」》
《「今の爆発で作動したってことはもしまた爆発なんかあったら…」》
「ドカンに決まってんだろ!
だから慎重に解体作業してんだよ!
ってかあんまり心配な情報を与えんなよてめぇら
忘れてねぇよな
理彩は俺と一緒に爆弾のあるゴンドラ内にいるんだぞ?
恐怖をこれ以上与えんな」
《「スピーカーモードにしろって言ったのはグラサンだろうが!!
てめぇが嬢ちゃんにまで聞かせてんだろうが!!」》
「作業しながら電話できるか!
バカ伊丹!」
《「んだと!?」》
《「まあまあ、こんな時にいつものやりとりしないで下さいよ!」》
《「とりあえず松田君」》
「何だよ?」
《「なんとか解体を頑張って下さい
もしもの場合は脱出できるように策を考えて下さい
犯人は近くにいるのでしょう
なんとか我々で犯人を見つけます」》
「犯人なら見たぜ」
《「はい?」》
《「え?」》
「そいつに閉じ込められたからな
下が見えねぇがまだ観覧車の近くにいるのは確かだ」
《「そうなんですか!?」》
「それにしてもタイミングが良すぎるんだよな…さっきの爆発…
あんたらと会話していてあんたらが駐車場に着くって話の時だっただろ?」
《「確かに…」》
「奴は恐らく観覧車内を盗聴している
あと、救助させるつもりがねぇくらい理彩には申し訳ねぇが簡単に想像できるしな
東都タワーのと違ってメッセージが出ねぇ分…この複雑な爆弾の解体だけに集中できるからな
気が楽だが危険度は変わらねぇ…」
《「そうでしたか…」》
「東都タワーはどうだ?」
《「神戸君情報では無事に解体したそうです」》
「ヒントは?」
《「EVIT」》
「EVIT?」
《「ヒントの途中で切ってしまったそうです」》
「はあ!?」
《「そのことはあちらの方たちにお任せしてここで犯人を食い止め逮捕して場所を吐かせましょう」》
「そうか…期待しとくぜ」
《「はい」》
通話を終えた。
数分後、水銀レバーに気をつけての解体は無事に終わった。
「よく頑張ったな
こいつの解体は無事に終わった」
『よかった…です…』
「さて…どう脱出をするか…
この手のタイプの頑丈に固定された天井から出るには危険だ
扉は犯人がロックしたからな…
ロープでもあれば話は別だが…」
『まだ…何かあるから…脱出が優先ってことですか?』
「ああ、可能性が高い」
『そうですか…』
ドガン!!ガタンっ!
「うおっ」
『きゃっ』
急に爆音がしたと思えば突如ゴンドラが傾いた。
バランスを崩した理彩を松田はとっさに抱きしめ支えた。
「大丈夫か!?」
『はい…でも…一体何があったんでしょうか?』
「何が起きたかはここでは分からねぇな…
だが、変にゴンドラがグラグラと揺れているな」
『そんなっ』
松田の腕の中で青ざめてしまう理彩なのであった。