11/7の爆弾事件
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2日後
今日は全国模試があるため学校へ行かないといけない。
『じゃあお母さん、行ってきます』
「行ってらっしゃい」
家を出た理彩。
その頃、警察では前日からの優勝パレードの爆弾騒ぎから捜査一課の高木と白鳥が爆弾に巻き込まれたりとどこの課もバタバタしていた。
暇な部署…特命係以外はである。
杉下と神戸は新聞を見ながら話していた。
「昨日から物騒ですね」
「確かに」
「おはようさん」
松田がやって来た。
「いつもより遅い…おや?
すごい荷物ですね松田君」
「確かに」
「今日はあれから3年だからな
一応古巣時代からの道具を持って来ただけだ」
「古巣?処理班時代のですか?」
実は杉下は昨日のパレードの爆弾事件が起きた後に上から呼ばれ松田を関わらせず大人しくさせろと言われていた。
だが彼は首を突っ込む気満々だ。
「パレードの爆弾騒ぎは新聞で見た
きっと今年の今日は何か起きる
捜査一課がバタバタしているらしいな」
「そこまで分かっていながら」
「いい加減、あの犯人をいつまでも野放しにしている訳にはいかねぇからな」
「珍しく松田が事件解決に燃えてるね?」
「仕方ないかと
松田君が課をまわされたきっかけの事件ですからね
松田君はその犯人を捕まえたくて仕方ないようですから」
「なるほど」
「って訳だから…今日は俺は単独行動させてもらうぜ」
「ダメですよ松田君、もう少し待っていて下さい」
「は?」
「それに上から君は大人しくしているように言われています」
「だからって…はいそうですかって俺が素直に聞くとでも思ってんのか!?」
「思っていませんよ
だから待って下さいと言っているんですよ」
「は?」
「遅くなりました」
やってきたのは鑑識の米沢だった。
「お待ちしていましたよ」
「杉下警部に頼まれた昨日のパレードの事件で使われた爆弾の種類の詳細と現在の捜査一課の情報です」
「!!」
松田は驚く。
「昨日の爆弾事件に巻き込まれ病院に搬送された捜査一課強行犯係の白鳥警部の車に仕掛けられた物がこちらです」
「白鳥だと!?」
松田はそこは初耳だったらしく驚く。
「確か急性硬膜下血腫…現在は手術を終えて意識回復を待っているそうですな」
「あいつがな」
「回収した爆発物から構造が爆発物処理班協力により報告がこち……ら…ってあの…」
バサッと米沢の手から松田が資料を奪い目を通し言った。
「なるほどな
車のドアを開けるとピンが外れ、もう一度開けて外に出ようとすると着火する仕組みだな」
「え?」
「見ただけで仕組みが分かってしまうとはさすが元爆発物処理班エースですね」
「悪いか?
だが、何故白鳥はすぐ車を降りようとしたかだ
報告によると乗り込んだのにすぐ降りようとしたって書いてあるぜ」
「どうやら犯行予告な紙があったそうで、
その場にいた刑事の報告で対策本部ができ現在はその捜査をしているそうです」
「米沢、その内容は分からねぇか?」
「おや?松田刑事が珍しくやる気ですなぁ」
「うるせぇよ
人の命がかかってんだよ」
「えっと…後から警察内に同じ内容のFAXが届いたそうで内容が…
あっ、これですね」
【俺は剛球豪打のメジャーリーガー
さあ延長戦の始まりだ
試合開始の合図は明日正午、終了は午後3時
出来のいいストッパーを用意しても無駄だ
最後は俺が逆転する
試合を中止したくば俺の元へ来い
血塗られたマウンドに貴様ら警察が登るのを鋼のバッターボックスで待っている】
「3年前のと似ているな」
「松田君、3年前のはどんな文章だったのか分かりますか?」
「覚えているぜ
FAXを見てその一つの爆弾解体したのは俺だからな」
「その内容は?」
「【我は円卓の騎士なり
愚かで狡猾な警察諸君に告ぐ
本日正午と14時に我が戦友の首を弔う面白い花火を打ち上げる
止めたくば我が元へ来い
72番目の席を空けて待っている】というもんだった」
「松田、場所はどこだったわけ?」
「予告文にある72番目の席から杯戸ショッピングモールの観覧車なのは検討がついたからな
そこに向かい発見した爆弾を解体したわけだが実はおまけがあり簡単には解体できず爆発1秒前に終わったからすんなりじゃねぇがな」
「「おまけ?」」
「水銀レバーのスイッチを起動されるし、
4分前にもう一つの場所のヒントが出るのが爆発3秒前だと表示された」
「水銀レバー?」
「わずかな振動でも中の玉が転がりそれが線に触れると爆発するものですな」
「おや」
「え?爆発3秒前!?」
「ヒントの途中で分かったからギリギリで解体したぜ」
「場所は?」
「米花中央病院だ」
「病院?」
「円卓の騎士は中世ヨーロッパ
あの頃の騎士には十字がデザインされた仮面をしています」
「さすが杉下だな
そうだ、だから十字から病院の地図記号だと分かってはいたがヒントを見なければ場所は分からなかった」
今日は全国模試があるため学校へ行かないといけない。
『じゃあお母さん、行ってきます』
「行ってらっしゃい」
家を出た理彩。
その頃、警察では前日からの優勝パレードの爆弾騒ぎから捜査一課の高木と白鳥が爆弾に巻き込まれたりとどこの課もバタバタしていた。
暇な部署…特命係以外はである。
杉下と神戸は新聞を見ながら話していた。
「昨日から物騒ですね」
「確かに」
「おはようさん」
松田がやって来た。
「いつもより遅い…おや?
すごい荷物ですね松田君」
「確かに」
「今日はあれから3年だからな
一応古巣時代からの道具を持って来ただけだ」
「古巣?処理班時代のですか?」
実は杉下は昨日のパレードの爆弾事件が起きた後に上から呼ばれ松田を関わらせず大人しくさせろと言われていた。
だが彼は首を突っ込む気満々だ。
「パレードの爆弾騒ぎは新聞で見た
きっと今年の今日は何か起きる
捜査一課がバタバタしているらしいな」
「そこまで分かっていながら」
「いい加減、あの犯人をいつまでも野放しにしている訳にはいかねぇからな」
「珍しく松田が事件解決に燃えてるね?」
「仕方ないかと
松田君が課をまわされたきっかけの事件ですからね
松田君はその犯人を捕まえたくて仕方ないようですから」
「なるほど」
「って訳だから…今日は俺は単独行動させてもらうぜ」
「ダメですよ松田君、もう少し待っていて下さい」
「は?」
「それに上から君は大人しくしているように言われています」
「だからって…はいそうですかって俺が素直に聞くとでも思ってんのか!?」
「思っていませんよ
だから待って下さいと言っているんですよ」
「は?」
「遅くなりました」
やってきたのは鑑識の米沢だった。
「お待ちしていましたよ」
「杉下警部に頼まれた昨日のパレードの事件で使われた爆弾の種類の詳細と現在の捜査一課の情報です」
「!!」
松田は驚く。
「昨日の爆弾事件に巻き込まれ病院に搬送された捜査一課強行犯係の白鳥警部の車に仕掛けられた物がこちらです」
「白鳥だと!?」
松田はそこは初耳だったらしく驚く。
「確か急性硬膜下血腫…現在は手術を終えて意識回復を待っているそうですな」
「あいつがな」
「回収した爆発物から構造が爆発物処理班協力により報告がこち……ら…ってあの…」
バサッと米沢の手から松田が資料を奪い目を通し言った。
「なるほどな
車のドアを開けるとピンが外れ、もう一度開けて外に出ようとすると着火する仕組みだな」
「え?」
「見ただけで仕組みが分かってしまうとはさすが元爆発物処理班エースですね」
「悪いか?
だが、何故白鳥はすぐ車を降りようとしたかだ
報告によると乗り込んだのにすぐ降りようとしたって書いてあるぜ」
「どうやら犯行予告な紙があったそうで、
その場にいた刑事の報告で対策本部ができ現在はその捜査をしているそうです」
「米沢、その内容は分からねぇか?」
「おや?松田刑事が珍しくやる気ですなぁ」
「うるせぇよ
人の命がかかってんだよ」
「えっと…後から警察内に同じ内容のFAXが届いたそうで内容が…
あっ、これですね」
【俺は剛球豪打のメジャーリーガー
さあ延長戦の始まりだ
試合開始の合図は明日正午、終了は午後3時
出来のいいストッパーを用意しても無駄だ
最後は俺が逆転する
試合を中止したくば俺の元へ来い
血塗られたマウンドに貴様ら警察が登るのを鋼のバッターボックスで待っている】
「3年前のと似ているな」
「松田君、3年前のはどんな文章だったのか分かりますか?」
「覚えているぜ
FAXを見てその一つの爆弾解体したのは俺だからな」
「その内容は?」
「【我は円卓の騎士なり
愚かで狡猾な警察諸君に告ぐ
本日正午と14時に我が戦友の首を弔う面白い花火を打ち上げる
止めたくば我が元へ来い
72番目の席を空けて待っている】というもんだった」
「松田、場所はどこだったわけ?」
「予告文にある72番目の席から杯戸ショッピングモールの観覧車なのは検討がついたからな
そこに向かい発見した爆弾を解体したわけだが実はおまけがあり簡単には解体できず爆発1秒前に終わったからすんなりじゃねぇがな」
「「おまけ?」」
「水銀レバーのスイッチを起動されるし、
4分前にもう一つの場所のヒントが出るのが爆発3秒前だと表示された」
「水銀レバー?」
「わずかな振動でも中の玉が転がりそれが線に触れると爆発するものですな」
「おや」
「え?爆発3秒前!?」
「ヒントの途中で分かったからギリギリで解体したぜ」
「場所は?」
「米花中央病院だ」
「病院?」
「円卓の騎士は中世ヨーロッパ
あの頃の騎士には十字がデザインされた仮面をしています」
「さすが杉下だな
そうだ、だから十字から病院の地図記号だと分かってはいたがヒントを見なければ場所は分からなかった」