杉下警部との出会い
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『お父さんが刑事を辞める時にお母さんが私だけを連れて家を出て行きました
私は双子なんですが、姉の方はお父さんと暮らしています』
「別々なんですか?」
『両親が話し合いをしてどちらかに子供を任せずお互いに育てるってことになったみたいです
姉とは学校は一緒なので私たちは仲は悪くないけど両親がどうしても喧嘩しちゃうので…』
「複雑な家庭事情がありそうですね」
「あぁ」
その後、事件は一段落した。
客は帰ってもいいと言われ松田が家まで送ってくれた。
翌日の朝、松田から犯人が逮捕されたとメールが来た。
犯人は店員だったそうだ。
放課後。
親友と校門の方に向かいながら会話していたが校門近くに顔見知りがいた。
『唯、ごめん
急用思い出したからクレープはまた今度!!』
「いいよ!!じゃあまた明日ね」
『うん』
その人に近寄る。
「よろしかったんですか?」
『杉下さんが私に用事だと思ったから』
「そうですか
あっ、昨日の事件は無事に解決しました」
『そうみたいですね
松田さんから解決したというメールが来たので知っています』
「おや?彼はやることが早いですね」
『杉下さんは解決したのを知らせに来たんですか?』
「少し話を伺えればと思いましてね」
『いいですよ』
「あちらに車がありますからそちらで」
『はい』
車がある方に行くと見覚えのある車と人が待っていた。
「よぉ来たな」
『松田さん』
「俺が行ってもよかったが杉下に任せた」
松田はしていたサングラスを外して理彩に話しかけた。
松田の車に乗りやって来たのは警視庁だった。
一応昨日の確認で呼ばれたという形になっているらしい。
二人について行き中に入り少しして特命係と書かれたプレートが見えた。
『ここはもしかして?』
「特命係の部屋だ」
「刑事になら元刑事の話をしてもあまり気にしませんからちょうどいいと思いましてね」
『お父さんのことですか?』
「どうしても気になりましてね」
『杉下さんの悪い癖…確かにそうかも』
「おや?松田君情報ですね」
「気になると知りたがる悪い癖ってな」
部屋の中に入る。
松田が自分の椅子を持って来て理彩に座るように促す。
「理彩さんは紅茶がお好きだと松田君から聞きました
冷めないうちにどうぞ」
杉下が紅茶を自分の分と理彩のを注ぎ渡した。
松田は自分でコーヒーを用意した。
『いい香りがします』
「ダージリンです」
『いただきます
美味しいです』
「それは良かった
紅茶かコーヒーしかないもので」
『杉下さんが紅茶派で松田さんがコーヒー派だからですか?』
「そうです」
「おい杉下、早く本題に入れよ」
「そうですね」
『杉下さんは何を聞きたいんですか?』
「理彩さんのお父さんのことと家庭環境がどうしても気になりましてね」
『今まで松田さんにも詳しく話したことなかったですが…
お父さんが刑事を辞めたきっかけはある日お母さんが人質になった事件にあります
お父さんは人質のお母さんを助けるために拳銃でお母さんの足付近と犯人の肩を撃ちました
その行動が問題視されたという風にお母さんから聞きました』
「人質になったとは?」
『はい…
そして後から順番にお話しますが…両親が別居することになったのは私のせいなんです』
「理彩のせい?それは初耳だ」
『言ってませんから…姉の蘭は唯一知らないことです』
「そうか」
「何が起きたのですか?」
『あれは私が7歳くらいの時でした…
私も後からお母さんに聞いた部分もありますが私は今でもあの日のことは鮮明に覚えています』
理彩はゆっくりと語りだした。
『双子の蘭は起きた事件のことを忘れてしまっています
所轄にいたお父さんは、よく当時警部補だった目暮さんと捜査することが多く忙しくなかなか家に帰れないことがありました
なのでお母さんが着替えなどを届けていました
それはあの日も同じでした
その日はお母さんの他に私と蘭も一緒でした
昨日も少し話をしましたけど』
「言ってたな目暮にたまに会ってたってな」
「えぇ」
『その日行くと取り調べをしていたそうです
ただ、なかなか進まなくて休憩中だったそうです
逮捕した容疑者はトイレに行っていた
そこに私たちがやって来た
そして事件は起きたんです』
「何があったんですか?」
『トイレに行っていた容疑者が同行していた警官の隙をついたらしく、拳銃を奪ってトイレから出て来たんです』
「それで?」
『偶然が重なり…たまたまトイレの入口近くにいたお母さんが人質になってしまったんです
突然の出来事に場は騒然となりました
まだ小さな私と蘭はそばにいた目暮さんが危ないからと抱き上げ離れようとしてくれた時でした…
お父さんが拳銃を撃ったのは…』
「お父さんの拳銃の腕前は?」
『かなりいいそうです
蘭はちょうど背を向けていたから覚えてなかったのも仕方ないです
でも私は…』
私は双子なんですが、姉の方はお父さんと暮らしています』
「別々なんですか?」
『両親が話し合いをしてどちらかに子供を任せずお互いに育てるってことになったみたいです
姉とは学校は一緒なので私たちは仲は悪くないけど両親がどうしても喧嘩しちゃうので…』
「複雑な家庭事情がありそうですね」
「あぁ」
その後、事件は一段落した。
客は帰ってもいいと言われ松田が家まで送ってくれた。
翌日の朝、松田から犯人が逮捕されたとメールが来た。
犯人は店員だったそうだ。
放課後。
親友と校門の方に向かいながら会話していたが校門近くに顔見知りがいた。
『唯、ごめん
急用思い出したからクレープはまた今度!!』
「いいよ!!じゃあまた明日ね」
『うん』
その人に近寄る。
「よろしかったんですか?」
『杉下さんが私に用事だと思ったから』
「そうですか
あっ、昨日の事件は無事に解決しました」
『そうみたいですね
松田さんから解決したというメールが来たので知っています』
「おや?彼はやることが早いですね」
『杉下さんは解決したのを知らせに来たんですか?』
「少し話を伺えればと思いましてね」
『いいですよ』
「あちらに車がありますからそちらで」
『はい』
車がある方に行くと見覚えのある車と人が待っていた。
「よぉ来たな」
『松田さん』
「俺が行ってもよかったが杉下に任せた」
松田はしていたサングラスを外して理彩に話しかけた。
松田の車に乗りやって来たのは警視庁だった。
一応昨日の確認で呼ばれたという形になっているらしい。
二人について行き中に入り少しして特命係と書かれたプレートが見えた。
『ここはもしかして?』
「特命係の部屋だ」
「刑事になら元刑事の話をしてもあまり気にしませんからちょうどいいと思いましてね」
『お父さんのことですか?』
「どうしても気になりましてね」
『杉下さんの悪い癖…確かにそうかも』
「おや?松田君情報ですね」
「気になると知りたがる悪い癖ってな」
部屋の中に入る。
松田が自分の椅子を持って来て理彩に座るように促す。
「理彩さんは紅茶がお好きだと松田君から聞きました
冷めないうちにどうぞ」
杉下が紅茶を自分の分と理彩のを注ぎ渡した。
松田は自分でコーヒーを用意した。
『いい香りがします』
「ダージリンです」
『いただきます
美味しいです』
「それは良かった
紅茶かコーヒーしかないもので」
『杉下さんが紅茶派で松田さんがコーヒー派だからですか?』
「そうです」
「おい杉下、早く本題に入れよ」
「そうですね」
『杉下さんは何を聞きたいんですか?』
「理彩さんのお父さんのことと家庭環境がどうしても気になりましてね」
『今まで松田さんにも詳しく話したことなかったですが…
お父さんが刑事を辞めたきっかけはある日お母さんが人質になった事件にあります
お父さんは人質のお母さんを助けるために拳銃でお母さんの足付近と犯人の肩を撃ちました
その行動が問題視されたという風にお母さんから聞きました』
「人質になったとは?」
『はい…
そして後から順番にお話しますが…両親が別居することになったのは私のせいなんです』
「理彩のせい?それは初耳だ」
『言ってませんから…姉の蘭は唯一知らないことです』
「そうか」
「何が起きたのですか?」
『あれは私が7歳くらいの時でした…
私も後からお母さんに聞いた部分もありますが私は今でもあの日のことは鮮明に覚えています』
理彩はゆっくりと語りだした。
『双子の蘭は起きた事件のことを忘れてしまっています
所轄にいたお父さんは、よく当時警部補だった目暮さんと捜査することが多く忙しくなかなか家に帰れないことがありました
なのでお母さんが着替えなどを届けていました
それはあの日も同じでした
その日はお母さんの他に私と蘭も一緒でした
昨日も少し話をしましたけど』
「言ってたな目暮にたまに会ってたってな」
「えぇ」
『その日行くと取り調べをしていたそうです
ただ、なかなか進まなくて休憩中だったそうです
逮捕した容疑者はトイレに行っていた
そこに私たちがやって来た
そして事件は起きたんです』
「何があったんですか?」
『トイレに行っていた容疑者が同行していた警官の隙をついたらしく、拳銃を奪ってトイレから出て来たんです』
「それで?」
『偶然が重なり…たまたまトイレの入口近くにいたお母さんが人質になってしまったんです
突然の出来事に場は騒然となりました
まだ小さな私と蘭はそばにいた目暮さんが危ないからと抱き上げ離れようとしてくれた時でした…
お父さんが拳銃を撃ったのは…』
「お父さんの拳銃の腕前は?」
『かなりいいそうです
蘭はちょうど背を向けていたから覚えてなかったのも仕方ないです
でも私は…』