純黒の悪夢(おまけ)
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『それとこれを』
理彩はあの白いイルカをキュラソーに渡した。
「これ…」
『これは私はもらえません
それはやっぱりお姉さんが持っていて下さい
それが言いたくて今日は来たんです』
「でも!!
他に貴女に渡せるものがないわ」
『ハンカチくらい1枚なくても困りません!!
お姉さんが助かった
それだけでいいんです!!』
「…っ」
『あと、お姉さんが悪い人で本当はどういう人なのか私は知りません
だけど、あの日のお姉さんは歩美ちゃんたちと純粋に笑って楽しんでいました
そのイルカさんはそんな歩美ちゃんたちとお姉さんとの大切な思い出だと思うので大切にして下さい』
「…」
キュラソーはイルカを見つめる。
『私はそうしてくれた方が嬉しいのでそれがお礼…じゃダメですか?』
「そんな風に言われてしまえば仕方ないわね
大切にするわ」
『はい』
チラッと松田は公安の刑事たちを見る。
刑事たちは時計を見ている。
そろそろタイムリミットのようだ。
「理彩、そろそろ時間だ
何かまだ話したいことあるか?」
『あ、じゃあ』
「何かしら?」
『歩美ちゃんたちはお姉さんのせいで巻き込まれたなんてことはまったく知らないですけど、何か歩美ちゃんたちに伝えたいことってありますか?
私でよければ伝えますけど?』
「私のことはあの子たちには記憶喪失の優しいお姉さんのままでいたいから伝えて欲しいことはないわ
ただ、【あの子たちを巻き込んでしまってごめんなさい、秘密は守るから】
とだけ茶髪の女の子に伝えて欲しい
彼女にならそれだけで言いたいことは分かるはずだから」
『茶髪の女の子…哀ちゃんですね
分かりました』
「お願いね」
「(秘密?
シェリーが縮んでいるってことを秘密にするって意味か?)」
松田は密かそう思った。
「というわけで見舞いに行ったわけだ」
「へぇー、そうなんだ
で、松田刑事の使えるコネって何なの?」
「企業秘密だ
チビ探偵には教えられねぇな」
「えー…秘密なの!?」
もしかして使えるコネ=安室さんだったりして?とコナンは内心思った。
『コナン君、哀ちゃんにお姉さんがそう言ってたって伝えてくれないかな?
私はなかなか哀ちゃんと会わないからお願いしてもいいかな?』
「うん、分かった
灰原に伝えてとくよ」
『ありがとう』
というやり取りがあったのだった。
END
理彩はあの白いイルカをキュラソーに渡した。
「これ…」
『これは私はもらえません
それはやっぱりお姉さんが持っていて下さい
それが言いたくて今日は来たんです』
「でも!!
他に貴女に渡せるものがないわ」
『ハンカチくらい1枚なくても困りません!!
お姉さんが助かった
それだけでいいんです!!』
「…っ」
『あと、お姉さんが悪い人で本当はどういう人なのか私は知りません
だけど、あの日のお姉さんは歩美ちゃんたちと純粋に笑って楽しんでいました
そのイルカさんはそんな歩美ちゃんたちとお姉さんとの大切な思い出だと思うので大切にして下さい』
「…」
キュラソーはイルカを見つめる。
『私はそうしてくれた方が嬉しいのでそれがお礼…じゃダメですか?』
「そんな風に言われてしまえば仕方ないわね
大切にするわ」
『はい』
チラッと松田は公安の刑事たちを見る。
刑事たちは時計を見ている。
そろそろタイムリミットのようだ。
「理彩、そろそろ時間だ
何かまだ話したいことあるか?」
『あ、じゃあ』
「何かしら?」
『歩美ちゃんたちはお姉さんのせいで巻き込まれたなんてことはまったく知らないですけど、何か歩美ちゃんたちに伝えたいことってありますか?
私でよければ伝えますけど?』
「私のことはあの子たちには記憶喪失の優しいお姉さんのままでいたいから伝えて欲しいことはないわ
ただ、【あの子たちを巻き込んでしまってごめんなさい、秘密は守るから】
とだけ茶髪の女の子に伝えて欲しい
彼女にならそれだけで言いたいことは分かるはずだから」
『茶髪の女の子…哀ちゃんですね
分かりました』
「お願いね」
「(秘密?
シェリーが縮んでいるってことを秘密にするって意味か?)」
松田は密かそう思った。
「というわけで見舞いに行ったわけだ」
「へぇー、そうなんだ
で、松田刑事の使えるコネって何なの?」
「企業秘密だ
チビ探偵には教えられねぇな」
「えー…秘密なの!?」
もしかして使えるコネ=安室さんだったりして?とコナンは内心思った。
『コナン君、哀ちゃんにお姉さんがそう言ってたって伝えてくれないかな?
私はなかなか哀ちゃんと会わないからお願いしてもいいかな?』
「うん、分かった
灰原に伝えてとくよ」
『ありがとう』
というやり取りがあったのだった。
END