純黒の悪夢(おまけ)
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それから何日か経ったある日のこと。
理彩は松田とポアロにいた。
店内には梓さんが休憩中のためキッチンで仕事中の安室、お客は理彩と松田以外ではカウンターでアイスコーヒーを飲んでいるコナンがいるだけだった。
『そういえば
この前の水族館の時に陣平さんを待っている時に観覧車を見ていたって話をしましたよね?』
「そういやそんなこと言ってたな
それがどうした?」
『実はその時にちょっとあり得ない光景を目撃したんです』
「は?あり得ない光景!?」
『観覧車の頂上で男性だと思うんですけど、二人いてどうやら喧嘩してたみたいなんですよね』
ごほっ
ガシャン
ごふっ
理彩の発した言葉に店内から様々な反応があった。
1人は飲んでいたホットコーヒーを噎せた。
1人は洗っていた皿を落とした。
1人は飲んでいたアイスコーヒーを噎せた。
ちなみに上から松田、安室、コナンの反応である。
『しかもですよ
あんな不平等な殴り合いの喧嘩?なんですかね?
そんなのを初めて見ました!
遠目ではっきりとは分からなかったんですが金髪なのは見えたんですけどその人は弱いからハンデがないと戦えないのかな?って感じに一方的にもう1人の相手に襲い掛かってるみたいでした
陣平さんがそばにいたら状況を弁えろって注意もしくはその場で逮捕して貰いたかったかもしれません!!』
と何やらプンプンと怒っている理彩。
「(そいつらって間違いなくゼロと赤井だな
やり合ったって言ってたしな)」
「(見られていたのか…
たが!あれは赤井が!!)」
「(おい、まさか…それって赤井さんと安室さんのことだよな!?
一体どんな殴り合いしてたんだよ!?)」
理彩の話す内容にそれぞれが思い当たる人物たちを浮かばせた。
『その相手の人は何かを背負ってたんですけど同じくらい動いてましたからたぶん強いと思います
金髪さんより動きずらそうな服装でした』
理彩の話を最後まで聞き終わると口をひきつらせその人物を凝視する松田とコナン。
そしてその二人から冷たい視線を向けられているのは無我夢中で皿洗いをしている安室だった。
『あの安室さん?
何かお皿の割れるような音がしましたけど大丈夫ですか?』
「あはは…お気になさらず!
ちょっと手を滑らせて割ってしまっただけですので」
『そうですか?』
「理彩
そういう輩を今度見つけたら説教しとくわ」
『お願いします』
安室は弱くないのに見事に理彩に誤解されてしまったのでした。
「ねぇ、松田刑事と理彩姉ちゃん
今日はどうしたの?
ポアロに来るなんて」
『お見舞いに行って来た帰りなの
帰りにお茶して行こうってなってここに来たから』
「お見舞い?誰の?」
『実は水族館で会ったあのお姉さんだよ』
「え!?」
コナンは驚く。
「チビ探偵にだけ教えとくが奴は一応表向きは死んだことになってんだが今は公安の厳重な監視下に置かれている」
「それなのにどうしてお見舞いにってことになるの!?」
「それがな…」
松田は語りだした。
それは水族館での事件の翌日のことだった。
「おはようさん」
「おはようございます松田君」
すでに杉下は来ていた。
神戸はまだのようだ。
「昨日はせっかくのデートでしたのに大変だったようですね
大丈夫でしたか?」
杉下は新聞を手にしている。
「あぁ…
あと一歩逃げるのが遅れてたら危なかったぜ
間一髪だった」
「理彩さんは大丈夫でしたか?」
「あぁ
怪我はしてねぇよ
ただ、ちょっとした事件もあったからな
その時に血を見ていつもの症状があったから念のため病院には連れて行ったけどな」
「そうでしたか
しかし、観覧車が転がるとは驚きました
原因は不明だそうですがね」
「いや、きっかけになったのは爆弾だ」
「おや!?そうなのですか?」
「確かめてねぇけど爆発があったからな」
「新聞等は原因不明としか出てませんが?」
「上が報道に規制をかけたんだろうぜ
SNSで正体不明な軍用ヘリがいたなんて目撃情報まで拡散されていたようだしな」
「松田君は見てないんですか?」
「それどころじゃなかったからな」
「そうでしたか」
プルルル
内線が鳴る。
「はい、特命係」
杉下が出た。
「松田君
君にです」
「ん?
もしもし?」
内線を代わる。
《「松田巡査部長ですね?
朝からすみません
公安の風見と言います」》
「昨日はどうも」
《「昨日のことでお話があるのでこちらに来て頂きたいのですが?」》
「分かった
今から行く」
《「お待ちしてます」》
切る。
「ちょっと用事ができたから出て来る」
「いってらっしゃい」
特命の部屋を出ていく。
「特命係の松田だ」
「話は聞いています
こちらへどうぞ」
案内される。
「風見さん
特命係の方がいらっしゃいました」
「あぁ、ありがとう」
「では」
案内してくれた人は戻って行く。
理彩は松田とポアロにいた。
店内には梓さんが休憩中のためキッチンで仕事中の安室、お客は理彩と松田以外ではカウンターでアイスコーヒーを飲んでいるコナンがいるだけだった。
『そういえば
この前の水族館の時に陣平さんを待っている時に観覧車を見ていたって話をしましたよね?』
「そういやそんなこと言ってたな
それがどうした?」
『実はその時にちょっとあり得ない光景を目撃したんです』
「は?あり得ない光景!?」
『観覧車の頂上で男性だと思うんですけど、二人いてどうやら喧嘩してたみたいなんですよね』
ごほっ
ガシャン
ごふっ
理彩の発した言葉に店内から様々な反応があった。
1人は飲んでいたホットコーヒーを噎せた。
1人は洗っていた皿を落とした。
1人は飲んでいたアイスコーヒーを噎せた。
ちなみに上から松田、安室、コナンの反応である。
『しかもですよ
あんな不平等な殴り合いの喧嘩?なんですかね?
そんなのを初めて見ました!
遠目ではっきりとは分からなかったんですが金髪なのは見えたんですけどその人は弱いからハンデがないと戦えないのかな?って感じに一方的にもう1人の相手に襲い掛かってるみたいでした
陣平さんがそばにいたら状況を弁えろって注意もしくはその場で逮捕して貰いたかったかもしれません!!』
と何やらプンプンと怒っている理彩。
「(そいつらって間違いなくゼロと赤井だな
やり合ったって言ってたしな)」
「(見られていたのか…
たが!あれは赤井が!!)」
「(おい、まさか…それって赤井さんと安室さんのことだよな!?
一体どんな殴り合いしてたんだよ!?)」
理彩の話す内容にそれぞれが思い当たる人物たちを浮かばせた。
『その相手の人は何かを背負ってたんですけど同じくらい動いてましたからたぶん強いと思います
金髪さんより動きずらそうな服装でした』
理彩の話を最後まで聞き終わると口をひきつらせその人物を凝視する松田とコナン。
そしてその二人から冷たい視線を向けられているのは無我夢中で皿洗いをしている安室だった。
『あの安室さん?
何かお皿の割れるような音がしましたけど大丈夫ですか?』
「あはは…お気になさらず!
ちょっと手を滑らせて割ってしまっただけですので」
『そうですか?』
「理彩
そういう輩を今度見つけたら説教しとくわ」
『お願いします』
安室は弱くないのに見事に理彩に誤解されてしまったのでした。
「ねぇ、松田刑事と理彩姉ちゃん
今日はどうしたの?
ポアロに来るなんて」
『お見舞いに行って来た帰りなの
帰りにお茶して行こうってなってここに来たから』
「お見舞い?誰の?」
『実は水族館で会ったあのお姉さんだよ』
「え!?」
コナンは驚く。
「チビ探偵にだけ教えとくが奴は一応表向きは死んだことになってんだが今は公安の厳重な監視下に置かれている」
「それなのにどうしてお見舞いにってことになるの!?」
「それがな…」
松田は語りだした。
それは水族館での事件の翌日のことだった。
「おはようさん」
「おはようございます松田君」
すでに杉下は来ていた。
神戸はまだのようだ。
「昨日はせっかくのデートでしたのに大変だったようですね
大丈夫でしたか?」
杉下は新聞を手にしている。
「あぁ…
あと一歩逃げるのが遅れてたら危なかったぜ
間一髪だった」
「理彩さんは大丈夫でしたか?」
「あぁ
怪我はしてねぇよ
ただ、ちょっとした事件もあったからな
その時に血を見ていつもの症状があったから念のため病院には連れて行ったけどな」
「そうでしたか
しかし、観覧車が転がるとは驚きました
原因は不明だそうですがね」
「いや、きっかけになったのは爆弾だ」
「おや!?そうなのですか?」
「確かめてねぇけど爆発があったからな」
「新聞等は原因不明としか出てませんが?」
「上が報道に規制をかけたんだろうぜ
SNSで正体不明な軍用ヘリがいたなんて目撃情報まで拡散されていたようだしな」
「松田君は見てないんですか?」
「それどころじゃなかったからな」
「そうでしたか」
プルルル
内線が鳴る。
「はい、特命係」
杉下が出た。
「松田君
君にです」
「ん?
もしもし?」
内線を代わる。
《「松田巡査部長ですね?
朝からすみません
公安の風見と言います」》
「昨日はどうも」
《「昨日のことでお話があるのでこちらに来て頂きたいのですが?」》
「分かった
今から行く」
《「お待ちしてます」》
切る。
「ちょっと用事ができたから出て来る」
「いってらっしゃい」
特命の部屋を出ていく。
「特命係の松田だ」
「話は聞いています
こちらへどうぞ」
案内される。
「風見さん
特命係の方がいらっしゃいました」
「あぁ、ありがとう」
「では」
案内してくれた人は戻って行く。