純黒の悪夢
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「それは、自分が犯罪組織の一員だという記憶があるってことか?」
松田は自分の背に理彩を隠し、女性にそう言った。
『え?』
「どうして…それを…」
「知り合いから情報があってな
記憶が戻ったなら刑事としてはこの先には行かせられねぇな」
「私を…捕まえる…つもり…」
「そうしたいが、今はガキどもの救出が最優先だ」
「考えなら…あるわ…」
「聞くぜ」
「あれよ…」
女性は近くのクレーン車を指さした。
「クレーン車で止める気か?」
「時間がない…」
「やれるだけやってみな
終わったらあんたは警察に引渡す」
「えぇ」
『お姉さん!
これ止血に使って下さい』
理彩はハンカチを渡す。
「汚れるわ…」
『でも!このままじゃ出血でお姉さんが!!
あの子達を助ける前に死んじゃいます!!』
「どのみち…このままじゃ私は助からない…」
「理彩の言う通り、ガキどもを助ける前にお前が死ぬぜ
大人しく借りときな」
「分かったわ…」
女性はクレーン車に向かった。
『これでよかったんですよね?』
「よくはねぇけど…
あいつはガキどもを助けるって言ったんだ
それを信じるしかねぇな」
その後、クレーン車が何とか観覧車を止めた。
だが、クレーン車の操縦席はほとんど潰れている。
松田は近づき何とか操縦席から重傷の女性…キュラソーを外へと引っ張る。
『陣平さん!お姉さんは!?』
「理彩それ以上近寄るな
こいつ出血がやべぇ」
『そんなっ!!』
「とにかく救急車を呼んでくれ」
『はいっ』
松田に言われ慌てて連絡した。
松田は出来る応急処置をする。
『連絡しました』
「サンキューな」
「操縦者は!?」
そこに公安が何人かやって来た。
そこには肩を借りながら歩く風見の姿もあった。
「おーおー、早ぇご到着だな公安
こいつをクレーン車から引きずり降ろしたが出血がひどくてやべぇ」
「そうですか」
「救急車は手配したから到着待ちだ」
「彼女は何故…」
「何故観覧車を止めようとしたか?」
頷く風見。
「こいつ言ってたぜ
記憶喪失の自分を心配してくれたガキどもが観覧車に取り残されているから必ず助け出すとな」
「そうか…そんなことを」
話しているといきなりキュッと裾を掴まれた。
「理彩?」
振り返ると理彩が掴んでいた。
『もう…無理っ』
口元に手を当てている。
「血を見すぎたし限界だな」
こくんと頷く理彩。
「即ぶっ倒れなかっただけマシだな」
この場は公安に任せ理彩の介抱に専念する松田だった。
救急車が到着し重傷のキュラソーは警察病院へと緊急搬送された。
理彩も念のため松田の車で警察病院へと向かった。
「ねぇおじさん
誰がクレーン車操縦してたの!?」
ボロボロなコナンがやって来た。
「おじ…俺はまだ30だ!」
「へぇーそうなんだ
ごめんね
年齢知らなかったから」
「まぁ仕方ない」
「で、操縦してたのは?
まさか…」
「女性だ
君には関係ないことだ」
「そっか
まぁいいや
詳細は安室さんに今度聞いてみるから」
コナンはそれだけ言うと走ってどこかへ行ってしまった。
「っ!!
(この少年何者なんだ!?
降谷さんの偽名まで)」
と思われているなどコナンは知らない。
次へ続く
松田は自分の背に理彩を隠し、女性にそう言った。
『え?』
「どうして…それを…」
「知り合いから情報があってな
記憶が戻ったなら刑事としてはこの先には行かせられねぇな」
「私を…捕まえる…つもり…」
「そうしたいが、今はガキどもの救出が最優先だ」
「考えなら…あるわ…」
「聞くぜ」
「あれよ…」
女性は近くのクレーン車を指さした。
「クレーン車で止める気か?」
「時間がない…」
「やれるだけやってみな
終わったらあんたは警察に引渡す」
「えぇ」
『お姉さん!
これ止血に使って下さい』
理彩はハンカチを渡す。
「汚れるわ…」
『でも!このままじゃ出血でお姉さんが!!
あの子達を助ける前に死んじゃいます!!』
「どのみち…このままじゃ私は助からない…」
「理彩の言う通り、ガキどもを助ける前にお前が死ぬぜ
大人しく借りときな」
「分かったわ…」
女性はクレーン車に向かった。
『これでよかったんですよね?』
「よくはねぇけど…
あいつはガキどもを助けるって言ったんだ
それを信じるしかねぇな」
その後、クレーン車が何とか観覧車を止めた。
だが、クレーン車の操縦席はほとんど潰れている。
松田は近づき何とか操縦席から重傷の女性…キュラソーを外へと引っ張る。
『陣平さん!お姉さんは!?』
「理彩それ以上近寄るな
こいつ出血がやべぇ」
『そんなっ!!』
「とにかく救急車を呼んでくれ」
『はいっ』
松田に言われ慌てて連絡した。
松田は出来る応急処置をする。
『連絡しました』
「サンキューな」
「操縦者は!?」
そこに公安が何人かやって来た。
そこには肩を借りながら歩く風見の姿もあった。
「おーおー、早ぇご到着だな公安
こいつをクレーン車から引きずり降ろしたが出血がひどくてやべぇ」
「そうですか」
「救急車は手配したから到着待ちだ」
「彼女は何故…」
「何故観覧車を止めようとしたか?」
頷く風見。
「こいつ言ってたぜ
記憶喪失の自分を心配してくれたガキどもが観覧車に取り残されているから必ず助け出すとな」
「そうか…そんなことを」
話しているといきなりキュッと裾を掴まれた。
「理彩?」
振り返ると理彩が掴んでいた。
『もう…無理っ』
口元に手を当てている。
「血を見すぎたし限界だな」
こくんと頷く理彩。
「即ぶっ倒れなかっただけマシだな」
この場は公安に任せ理彩の介抱に専念する松田だった。
救急車が到着し重傷のキュラソーは警察病院へと緊急搬送された。
理彩も念のため松田の車で警察病院へと向かった。
「ねぇおじさん
誰がクレーン車操縦してたの!?」
ボロボロなコナンがやって来た。
「おじ…俺はまだ30だ!」
「へぇーそうなんだ
ごめんね
年齢知らなかったから」
「まぁ仕方ない」
「で、操縦してたのは?
まさか…」
「女性だ
君には関係ないことだ」
「そっか
まぁいいや
詳細は安室さんに今度聞いてみるから」
コナンはそれだけ言うと走ってどこかへ行ってしまった。
「っ!!
(この少年何者なんだ!?
降谷さんの偽名まで)」
と思われているなどコナンは知らない。
次へ続く