純黒の悪夢
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『明かりが!!』
《「奴ら始めやがった!!
すぐ行く!!
理彩はそこを動くな!!
いいな!!」》
『分かりました』
通話を終える。
『水族館は明るいままなの?』
疑問に思った理彩だった。
観覧車ではある作戦が実行されていたのだが水族館からは暗くて何も見えなかった。
「はあはあっ…理彩!!」
『陣平さん!!』
少しして松田が息を切らしながら走って来た。
そして理彩を抱きしめると無事かを確認する。
「無事か!?」
『はい!陣平さんは?』
「大丈夫だ」
『よかった』
「だが、ここにいるのも危ねぇかもしれねぇ」
『一体何が起きてるんですか?』
「説明はあまりできねぇが、チビ探偵の話では危ねぇ連中がこの東都水族館にいるらしい」
『え!?そうなんですか!?』
「あぁ、これもそいつらの仕業だろ
館内より外に出た方がいざという時に避難しやすいな」
『分かりました』
外に向かった。
ドガン!!
外に出たら観覧車付近から爆発が起きた。
『っ!?』
「爆発!?
(解体が間に合わなかったのか!?
いや…何か違うな)」
ヒュー…ドン!!
今度は花火が上がった。
それにより辺りが明るくなり観覧車付近の状態が見えた。
観覧車付近にヘリがいて観覧車に弾丸の雨を浴びせているではないか。
「なっ!?マジか!?
(あれが噂に聞く組織が使うっていうヘリか!?
奴らって本当に何でもありかよ!?)」
『え?ヘリ!?』
松田と理彩はその光景に驚く。
すると突然ヘリが煙を出しながら去って行った。
「(今の爆発といい花火といい…まさかあいつらか!?)」
松田はこれがまだ観覧車にいるコナンたちの仕業だと思った。
ヘリが去り安心したがそうもいかなかった。
弾丸の雨によりダメージを負った側の観覧車が水族館の方へ突然転がり出したのだ。
『観覧車が!?』
「やべぇ!!」
来場者たちは観覧車が迫り来るのでパニックが起きる。
「(やっぱパニックになるわな
たぶん公安が指示通り対処はするはずだが)
ここも危ねぇな
逃げるぜ理彩」
『あっ、はい』
はぐれまいと松田は理彩の手を掴むと安全そうな場所を目指し走り出す。
『え…お姉さん!?』
「どうした!?」
突然理彩が立ち止まる。
『陣平さん!あそこ!!
昼間のお姉さんが傷だらけで!!』
「何!?」
松田が理彩の指差した方を見るとお腹に鉄材が刺さった痛々しい姿の昼間の記憶喪失の女性がフラフラと歩いているのが見えた。
「やべぇな!!
(あいつ観覧車のゴンドラの中にいたんじゃねぇのかよ!?
まさか逃げられたのか!?)」
『た、助けなきゃ!!』
「おい理彩!待て!!」
理彩は女性の方に向かって走り出そうとするも松田に止められた。
『でも陣平さん!お姉さんが!!』
「俺たちだって逃げねぇと危ねぇだろ!!」
『でも…あんな状態のお姉さんをほっとけません!!』
「理彩」
『危険なのも分かってます!!
でもきっとお姉さんを助けなかったら後から絶対後悔すると思うんです!!
だからお願いします!!』
「ったく!!分かった
あいつを助けりゃいいんだろ」
『ありがとうございます!!』
女性を追いかける。
「あの子…たち…を…助け…なきゃ…」
女性…キュラソーは視界が霞み鉄材が刺さったままの痛む体を無視して記憶喪失だった自分を心配してくれたあの優しい子供たちを観覧車から助けたいとしか考えておらず無我夢中で歩みを進めていた。
『お姉さん!!待って!!』
すると突然腕を掴まれたので振り払う。
「貴女…昼間の…」
キュラソーはその人物を見るとあの子供たちとダーツをしていた時にいたあの子供たちの知り合いである少女だった。
さらにその少女と一緒にいた男性もそばにいた。
『そんな傷だらけの体「時間が…ない…早く…あの…子たちを…」え?』
「あの子たち?」
キュラソーの言ったあの子たちというのが誰のことを言っているのか分からない松田と理彩。
「記憶の…なかった…私に…優しく…接して…くれた…あの…子たちを…」
『それって歩美ちゃんたちのことですか?』
「えぇ…」
キュラソーは理彩の言葉に頷いた。
「ガキどもがどうした!?」
「私がいた…観覧車側…の…ゴンドラに…取り残されて…いる…」
「なっ!?」
『歩美ちゃんたちが!?』
キュラソーから教えられた事実に驚く二人。
「あの…子たち…のことは…シェリーちゃん…に…託して…来た…けど…
このまま…観覧車が…転がり…続ければ…あの…子たち…が…」
「(シェリーだと!?
確かあの灰原って嬢ちゃんのコードネームだったよな?
こいつ、まさか記憶が戻ってやがるのか!?)」
松田はそのことに驚く。
《「奴ら始めやがった!!
すぐ行く!!
理彩はそこを動くな!!
いいな!!」》
『分かりました』
通話を終える。
『水族館は明るいままなの?』
疑問に思った理彩だった。
観覧車ではある作戦が実行されていたのだが水族館からは暗くて何も見えなかった。
「はあはあっ…理彩!!」
『陣平さん!!』
少しして松田が息を切らしながら走って来た。
そして理彩を抱きしめると無事かを確認する。
「無事か!?」
『はい!陣平さんは?』
「大丈夫だ」
『よかった』
「だが、ここにいるのも危ねぇかもしれねぇ」
『一体何が起きてるんですか?』
「説明はあまりできねぇが、チビ探偵の話では危ねぇ連中がこの東都水族館にいるらしい」
『え!?そうなんですか!?』
「あぁ、これもそいつらの仕業だろ
館内より外に出た方がいざという時に避難しやすいな」
『分かりました』
外に向かった。
ドガン!!
外に出たら観覧車付近から爆発が起きた。
『っ!?』
「爆発!?
(解体が間に合わなかったのか!?
いや…何か違うな)」
ヒュー…ドン!!
今度は花火が上がった。
それにより辺りが明るくなり観覧車付近の状態が見えた。
観覧車付近にヘリがいて観覧車に弾丸の雨を浴びせているではないか。
「なっ!?マジか!?
(あれが噂に聞く組織が使うっていうヘリか!?
奴らって本当に何でもありかよ!?)」
『え?ヘリ!?』
松田と理彩はその光景に驚く。
すると突然ヘリが煙を出しながら去って行った。
「(今の爆発といい花火といい…まさかあいつらか!?)」
松田はこれがまだ観覧車にいるコナンたちの仕業だと思った。
ヘリが去り安心したがそうもいかなかった。
弾丸の雨によりダメージを負った側の観覧車が水族館の方へ突然転がり出したのだ。
『観覧車が!?』
「やべぇ!!」
来場者たちは観覧車が迫り来るのでパニックが起きる。
「(やっぱパニックになるわな
たぶん公安が指示通り対処はするはずだが)
ここも危ねぇな
逃げるぜ理彩」
『あっ、はい』
はぐれまいと松田は理彩の手を掴むと安全そうな場所を目指し走り出す。
『え…お姉さん!?』
「どうした!?」
突然理彩が立ち止まる。
『陣平さん!あそこ!!
昼間のお姉さんが傷だらけで!!』
「何!?」
松田が理彩の指差した方を見るとお腹に鉄材が刺さった痛々しい姿の昼間の記憶喪失の女性がフラフラと歩いているのが見えた。
「やべぇな!!
(あいつ観覧車のゴンドラの中にいたんじゃねぇのかよ!?
まさか逃げられたのか!?)」
『た、助けなきゃ!!』
「おい理彩!待て!!」
理彩は女性の方に向かって走り出そうとするも松田に止められた。
『でも陣平さん!お姉さんが!!』
「俺たちだって逃げねぇと危ねぇだろ!!」
『でも…あんな状態のお姉さんをほっとけません!!』
「理彩」
『危険なのも分かってます!!
でもきっとお姉さんを助けなかったら後から絶対後悔すると思うんです!!
だからお願いします!!』
「ったく!!分かった
あいつを助けりゃいいんだろ」
『ありがとうございます!!』
女性を追いかける。
「あの子…たち…を…助け…なきゃ…」
女性…キュラソーは視界が霞み鉄材が刺さったままの痛む体を無視して記憶喪失だった自分を心配してくれたあの優しい子供たちを観覧車から助けたいとしか考えておらず無我夢中で歩みを進めていた。
『お姉さん!!待って!!』
すると突然腕を掴まれたので振り払う。
「貴女…昼間の…」
キュラソーはその人物を見るとあの子供たちとダーツをしていた時にいたあの子供たちの知り合いである少女だった。
さらにその少女と一緒にいた男性もそばにいた。
『そんな傷だらけの体「時間が…ない…早く…あの…子たちを…」え?』
「あの子たち?」
キュラソーの言ったあの子たちというのが誰のことを言っているのか分からない松田と理彩。
「記憶の…なかった…私に…優しく…接して…くれた…あの…子たちを…」
『それって歩美ちゃんたちのことですか?』
「えぇ…」
キュラソーは理彩の言葉に頷いた。
「ガキどもがどうした!?」
「私がいた…観覧車側…の…ゴンドラに…取り残されて…いる…」
「なっ!?」
『歩美ちゃんたちが!?』
キュラソーから教えられた事実に驚く二人。
「あの…子たち…のことは…シェリーちゃん…に…託して…来た…けど…
このまま…観覧車が…転がり…続ければ…あの…子たち…が…」
「(シェリーだと!?
確かあの灰原って嬢ちゃんのコードネームだったよな?
こいつ、まさか記憶が戻ってやがるのか!?)」
松田はそのことに驚く。