杉下警部との出会い
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「いいでしょう
亡くなった方に同席していた方はいないんですね?」
『いませんでした…』
「そうでしたか」
『あ…!』
理彩はあることを思い出した。
「どうかされました?」
『そういえば…亡くなったあの人…
私が店内に入った時に…店員さんと揉めていたんです』
「揉めていた?」
『他のお客さんも見ていたと思うから…聞いてみて下さい…』
「覚えていればで構いません
どんな感じの内容でしたか?」
『確か…
店なんて潰せるみたいなことを言っていました』
「それが動機か」
「ありがとうございます」
「杉下警部、そろそろいいでしょうかね?」
「ええ、ありがとうございます伊丹刑事」
「そうですか、ではお帰り下さい」
『?(杉下?伊丹?どこかで…)』
どこかで聞いた名前に理彩は首を傾げた。
『杉下さん?』
思い出した。
知り合いからその名前を聞いていたのだ。
「おや?何か?」
『もしかして…』
「そのまさかだぜ」
そこに新たに人が来て理彩の頭に手を置く男性。
「おや、遅かったですね松田君」
「俺の癖を知ってて言うか杉下」
「いえ別に」
「グラサン野郎まで来やがった」
「うるせぇよ伊丹」
『(伊丹…あっ!この人のことなんだ)』
伊丹という名前にも覚えがある。
「げっ、特命が揃いやがった」
「バカ伊丹
こっちも仕事だ」
「仕事だと?」
「うげっ松田までいる」
「芹沢も黙れよ!うるせぇな」
「神戸以外が見事に揃ったな」
「仕事って何だ?」
「こいつ」
松田は理彩を前に出す。
『ちょっと!?何!?松田さん!?』
「はぁ?通報者の嬢ちゃん?」
「どういうこと!?」
「依頼人だぜ」
「「「依頼人!?」」」
三人は理彩を見る。
「こいつが通報した後に事件だって俺のところに電話して来たんだ」
「それで急いで来たという訳ですよ」
「松田、その子と知り合いなの!?」
「まぁな」
「えー!?」
『松田さん…
こういう時に知り合いの刑事呼ぶのは…ダメなんですか?』
「悪くはねぇ!
だがこいつらは特命係に現場をいじられるのが嫌なだけだから理彩は気にすんな」
『あ、はい…』
「自覚あるなら来るなグラサン野郎!!」
「うるせぇよ伊丹」
睨み合う二人。
「こいつは借りていくからな伊丹」
「はぁ!?」
スルーされ目撃者を奪われ伊丹は諦めた。
「そんで、お前大丈夫かよ?」
『実は…まだ…気持ち…悪い…です…』
「だろうな
我慢するからだぜ?」
『我慢して…ないです
捜査協力です』
「そんなもん後回しだ!
やっぱりな…顔色悪い」
『大丈夫…』
「なわけあるか!!アホ」
「無理はいけませんよ?」
『でも…』
「ちょっと座って落ち着け」
近くにあった椅子を松田が持ってきた。
断れず仕方なく座る理彩。
「そういえば自己紹介していませんでしたね
警視庁特命係の杉下といいます」
『私は毛利理彩です』
「松田君に電話されましたね?」
『はい…』
「その時にそばにいましてね
事件と聞きやって来ました」
『松田さんの上司の杉下さん…なんですよね?』
「おや?よく分かりましたね?」
『松田さんからこんな感じの人とか名前は聞いていたので』
「そうでしたか」
『お忙しいのに…すみません…』
「いえ、暇でしたから紅茶を飲んでいましたからご心配なさらずに」
『紅茶…杉下さんは紅茶が好きなんですか?』
「はい」
『松田さんが言ってた通りなんだ』
「紅茶飲みながら読書だぜ?」
『本当に暇だったんですね』
「そういえば、松田君から聞きましたが、理彩さんはトラウマをお持ちだとか?」
『はい…話すと長くなりますけど…
血や死体はダメなんです
血がダメなので魚が捌けないくらいなんです!』
「魚が捌けないとかどんな例えだよ!?」
『分かりやすく言ったつもりですけど?』
「逆に分かりにくい!!」
『あれれ?』
「それにしても、まだ高校生なのに通報してとっさにお客が店を出ないようになどの判断ができるとはすごいですね」
『別居中のお父さんが元刑事なので…
小さな頃から何かあれば警察に電話しろとか、怪しい人を見たらどこでもいいから特徴を覚えて警察に言えとかって言われていたので癖ですね』
「そうでしたか、
おや?お父さんは元刑事ですか?」
『所轄?だったそうですけど…
捜査一課の目暮さんにはお世話になっていて私が小さな頃にも何度か会ったことがあります
あとは今は確か管理官をされていると聞いたことがありますが、松本さんにもお会いしたことがあります』
「おやすごい」
「確かにな」
『仕事中のお父さんに荷物を持って行くお母さんに付いて行っては目暮さんにお父さんは仕事頑張ってますか?なんて話をしたり、
松本さんには肩車してもらって遊んでもらっていたこともあります』
「途中がおかしい気がするが?」
「幼いながらに父親の仕事にでも興味があったのでしょうね」
『お父さんが現役だったのは今から9年くらい前まで…今は儲からない私立探偵をしています』
「そうでしたか」
亡くなった方に同席していた方はいないんですね?」
『いませんでした…』
「そうでしたか」
『あ…!』
理彩はあることを思い出した。
「どうかされました?」
『そういえば…亡くなったあの人…
私が店内に入った時に…店員さんと揉めていたんです』
「揉めていた?」
『他のお客さんも見ていたと思うから…聞いてみて下さい…』
「覚えていればで構いません
どんな感じの内容でしたか?」
『確か…
店なんて潰せるみたいなことを言っていました』
「それが動機か」
「ありがとうございます」
「杉下警部、そろそろいいでしょうかね?」
「ええ、ありがとうございます伊丹刑事」
「そうですか、ではお帰り下さい」
『?(杉下?伊丹?どこかで…)』
どこかで聞いた名前に理彩は首を傾げた。
『杉下さん?』
思い出した。
知り合いからその名前を聞いていたのだ。
「おや?何か?」
『もしかして…』
「そのまさかだぜ」
そこに新たに人が来て理彩の頭に手を置く男性。
「おや、遅かったですね松田君」
「俺の癖を知ってて言うか杉下」
「いえ別に」
「グラサン野郎まで来やがった」
「うるせぇよ伊丹」
『(伊丹…あっ!この人のことなんだ)』
伊丹という名前にも覚えがある。
「げっ、特命が揃いやがった」
「バカ伊丹
こっちも仕事だ」
「仕事だと?」
「うげっ松田までいる」
「芹沢も黙れよ!うるせぇな」
「神戸以外が見事に揃ったな」
「仕事って何だ?」
「こいつ」
松田は理彩を前に出す。
『ちょっと!?何!?松田さん!?』
「はぁ?通報者の嬢ちゃん?」
「どういうこと!?」
「依頼人だぜ」
「「「依頼人!?」」」
三人は理彩を見る。
「こいつが通報した後に事件だって俺のところに電話して来たんだ」
「それで急いで来たという訳ですよ」
「松田、その子と知り合いなの!?」
「まぁな」
「えー!?」
『松田さん…
こういう時に知り合いの刑事呼ぶのは…ダメなんですか?』
「悪くはねぇ!
だがこいつらは特命係に現場をいじられるのが嫌なだけだから理彩は気にすんな」
『あ、はい…』
「自覚あるなら来るなグラサン野郎!!」
「うるせぇよ伊丹」
睨み合う二人。
「こいつは借りていくからな伊丹」
「はぁ!?」
スルーされ目撃者を奪われ伊丹は諦めた。
「そんで、お前大丈夫かよ?」
『実は…まだ…気持ち…悪い…です…』
「だろうな
我慢するからだぜ?」
『我慢して…ないです
捜査協力です』
「そんなもん後回しだ!
やっぱりな…顔色悪い」
『大丈夫…』
「なわけあるか!!アホ」
「無理はいけませんよ?」
『でも…』
「ちょっと座って落ち着け」
近くにあった椅子を松田が持ってきた。
断れず仕方なく座る理彩。
「そういえば自己紹介していませんでしたね
警視庁特命係の杉下といいます」
『私は毛利理彩です』
「松田君に電話されましたね?」
『はい…』
「その時にそばにいましてね
事件と聞きやって来ました」
『松田さんの上司の杉下さん…なんですよね?』
「おや?よく分かりましたね?」
『松田さんからこんな感じの人とか名前は聞いていたので』
「そうでしたか」
『お忙しいのに…すみません…』
「いえ、暇でしたから紅茶を飲んでいましたからご心配なさらずに」
『紅茶…杉下さんは紅茶が好きなんですか?』
「はい」
『松田さんが言ってた通りなんだ』
「紅茶飲みながら読書だぜ?」
『本当に暇だったんですね』
「そういえば、松田君から聞きましたが、理彩さんはトラウマをお持ちだとか?」
『はい…話すと長くなりますけど…
血や死体はダメなんです
血がダメなので魚が捌けないくらいなんです!』
「魚が捌けないとかどんな例えだよ!?」
『分かりやすく言ったつもりですけど?』
「逆に分かりにくい!!」
『あれれ?』
「それにしても、まだ高校生なのに通報してとっさにお客が店を出ないようになどの判断ができるとはすごいですね」
『別居中のお父さんが元刑事なので…
小さな頃から何かあれば警察に電話しろとか、怪しい人を見たらどこでもいいから特徴を覚えて警察に言えとかって言われていたので癖ですね』
「そうでしたか、
おや?お父さんは元刑事ですか?」
『所轄?だったそうですけど…
捜査一課の目暮さんにはお世話になっていて私が小さな頃にも何度か会ったことがあります
あとは今は確か管理官をされていると聞いたことがありますが、松本さんにもお会いしたことがあります』
「おやすごい」
「確かにな」
『仕事中のお父さんに荷物を持って行くお母さんに付いて行っては目暮さんにお父さんは仕事頑張ってますか?なんて話をしたり、
松本さんには肩車してもらって遊んでもらっていたこともあります』
「途中がおかしい気がするが?」
「幼いながらに父親の仕事にでも興味があったのでしょうね」
『お父さんが現役だったのは今から9年くらい前まで…今は儲からない私立探偵をしています』
「そうでしたか」