杉下警部との出会い
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これは理彩が初めて杉下警部に会った日の出来事である。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日は母親の帰りが遅くなるのが朝から分かっていたので夕食は1人。
1人分だけ作る気分ではなかった理彩は駅前のハンバーガーショップに行き食べて帰ることにした。
「こんな店はいつでも潰せるんだぞ!!」
「落ち着いて下さい!!分かりましたから」
『(何か揉めてるのかな?)』
理彩が店内に入るとお客の男性と店員が揉めていた。
まわりの客は何事かとそちらを見ていた。
お客の男性は席に着く。
理彩は気にはなるけどお腹がすいていたので、とりあえず注文して商品を受け取ると席を探した。
カウンター席はサラリーマンとOLで埋まり四人掛けはすでに何人かいて空いていたのは先程の男性の席の通路を挟んだ席が空いていただけだった。
理彩は仕方なくそこに座ると食べ始めた。
「うぐあーーー!!」
すると突然男性の苦しむ声が店内に響く。
バタンッ
ついには男性は倒れた。
『…っ!!』
物音に理彩がそちらを見るとあの男性が倒れていた。
理彩は口に手を当て震えた。
「きゃあー」
近くにいた人が悲鳴を上げた。
『(いや!!見たくない!!)
あっ警察…警察呼ばないと!!』
「何かありましたか?お客様」
悲鳴を聞いた店員が様子を見にきた。
『ダメ…!!
誰もこの人に近づかないで!
触ったりなんてしないで!!
警察来るまで誰も店から出ないでください!!
逃げたら警察に疑われます!!』
「確かに」
「うん」
「最悪なんですけど…」
「そんなこと言ったら失礼よ」
「だって…」
とその場にいた人の反応はそれぞれだった。
理彩は携帯で通報した。
通報を終えると理彩は吐き気がして口元に手を当て思わずトイレに駆け込む。
『…はぁはぁ…』
少し吐くと吐き気が落ち着いてきた。
『たすけて……』
とっさに携帯を開きある人に電話をかけた。
『出て…くれるかな…』
《もしもし?どうした?》
『あっ、あの…ま…つ…だ…さん…っ』
《どうしたんだお前!?》
『あっ、あの…えっと…あの…えっと…死体が…あって…』
《大丈夫か!?通報とかは!?》
『今…しました…』
《そうか、場所はどこだ!?》
『○○駅前の…ハンバーガー…ショップ…』
《すぐ行ってやるから!!客はいるだろ!?
店から出すな》
『多分…大丈夫…逃げたら…警察に…疑われるって……私言った…だから…』
《さすがだな
ちょっと待ってろよ!!すぐ行ってやるから!!》
『うん…』
通話を切る。
トイレを出て席に戻る。
「大丈夫?」
『はい…まだちょっと…気持ち悪い…です…』
トイレに行った理彩の様子に気づいてくれたOLさんが話しかけてくれた。
「無理もないけどね」
『はい…』
少しして警察がやってきた。
「通報したのは?」
『あの…私…です…』
理彩は手を挙げて答えた。
「あんたか」
『通報して…ここにいたお客さんたちに…店から出ると…疑われるって…言って…残ってもらいました』
「だからやけに人がいるのか?」
「全員から話を聞かなきゃですね」
「だな」
「鑑識によるとだ…
死亡推定時刻は今から30分前で毒殺だとよ」
「30分前か」
メモする刑事
三人いた刑事は手分けしてお客から話を聞いた。
「通報したそこの嬢ちゃん」
『はい?』
「あんたはどこにいた?」
『ちょうど商品を受け取ってそこの席で食べ始めた頃に…
その人…が…苦しむ声を上げたんです』
席を教え説明した。
「そうか」
『通報したら…気持ち悪くなって吐きそうになって…トイレに駆け込みました…』
「そうか…
まっ、高校生に死体なんて縁がねぇよな」
『それに…トラウマ持ちで…血とかが苦手なんです…私…』
「トラウマ?」
『亡くなった人は…血は出てないけど…血とか死体…見るの…小さな頃からダメなんです…』
「何か訳ありか?」
『刑事さんは…捜査一課の方ですか?』
「あ?ああ、そうだが?」
『目暮さんの…係…じゃないですよね?』
「目暮?」
『捜査一課の強行犯担当の…目暮さんのことです』
「ああ、あの人か…知り合いか?」
『お父さんが昔に…お世話になって…
そうですか…違う係…
トラウマのことを知ってる刑事さんはいないか…いたら心配されちゃうか』
「父親?」
『私のお父さんは元刑事なので』
「元刑事!?」
『トラウマのことを話すには長い話になるので後から聞いてみて下さい…』
「分かった」
「1つよろしいですか?」
違う人に声をかけられた。
「げっ、出た」
『はい?』
「困りますよ警部殿!勝手に」
他の刑事二人も理彩のいるところにやってきた。
「少しだけお時間下さい」
「どうぞ1分だけ」
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今日は母親の帰りが遅くなるのが朝から分かっていたので夕食は1人。
1人分だけ作る気分ではなかった理彩は駅前のハンバーガーショップに行き食べて帰ることにした。
「こんな店はいつでも潰せるんだぞ!!」
「落ち着いて下さい!!分かりましたから」
『(何か揉めてるのかな?)』
理彩が店内に入るとお客の男性と店員が揉めていた。
まわりの客は何事かとそちらを見ていた。
お客の男性は席に着く。
理彩は気にはなるけどお腹がすいていたので、とりあえず注文して商品を受け取ると席を探した。
カウンター席はサラリーマンとOLで埋まり四人掛けはすでに何人かいて空いていたのは先程の男性の席の通路を挟んだ席が空いていただけだった。
理彩は仕方なくそこに座ると食べ始めた。
「うぐあーーー!!」
すると突然男性の苦しむ声が店内に響く。
バタンッ
ついには男性は倒れた。
『…っ!!』
物音に理彩がそちらを見るとあの男性が倒れていた。
理彩は口に手を当て震えた。
「きゃあー」
近くにいた人が悲鳴を上げた。
『(いや!!見たくない!!)
あっ警察…警察呼ばないと!!』
「何かありましたか?お客様」
悲鳴を聞いた店員が様子を見にきた。
『ダメ…!!
誰もこの人に近づかないで!
触ったりなんてしないで!!
警察来るまで誰も店から出ないでください!!
逃げたら警察に疑われます!!』
「確かに」
「うん」
「最悪なんですけど…」
「そんなこと言ったら失礼よ」
「だって…」
とその場にいた人の反応はそれぞれだった。
理彩は携帯で通報した。
通報を終えると理彩は吐き気がして口元に手を当て思わずトイレに駆け込む。
『…はぁはぁ…』
少し吐くと吐き気が落ち着いてきた。
『たすけて……』
とっさに携帯を開きある人に電話をかけた。
『出て…くれるかな…』
《もしもし?どうした?》
『あっ、あの…ま…つ…だ…さん…っ』
《どうしたんだお前!?》
『あっ、あの…えっと…あの…えっと…死体が…あって…』
《大丈夫か!?通報とかは!?》
『今…しました…』
《そうか、場所はどこだ!?》
『○○駅前の…ハンバーガー…ショップ…』
《すぐ行ってやるから!!客はいるだろ!?
店から出すな》
『多分…大丈夫…逃げたら…警察に…疑われるって……私言った…だから…』
《さすがだな
ちょっと待ってろよ!!すぐ行ってやるから!!》
『うん…』
通話を切る。
トイレを出て席に戻る。
「大丈夫?」
『はい…まだちょっと…気持ち悪い…です…』
トイレに行った理彩の様子に気づいてくれたOLさんが話しかけてくれた。
「無理もないけどね」
『はい…』
少しして警察がやってきた。
「通報したのは?」
『あの…私…です…』
理彩は手を挙げて答えた。
「あんたか」
『通報して…ここにいたお客さんたちに…店から出ると…疑われるって…言って…残ってもらいました』
「だからやけに人がいるのか?」
「全員から話を聞かなきゃですね」
「だな」
「鑑識によるとだ…
死亡推定時刻は今から30分前で毒殺だとよ」
「30分前か」
メモする刑事
三人いた刑事は手分けしてお客から話を聞いた。
「通報したそこの嬢ちゃん」
『はい?』
「あんたはどこにいた?」
『ちょうど商品を受け取ってそこの席で食べ始めた頃に…
その人…が…苦しむ声を上げたんです』
席を教え説明した。
「そうか」
『通報したら…気持ち悪くなって吐きそうになって…トイレに駆け込みました…』
「そうか…
まっ、高校生に死体なんて縁がねぇよな」
『それに…トラウマ持ちで…血とかが苦手なんです…私…』
「トラウマ?」
『亡くなった人は…血は出てないけど…血とか死体…見るの…小さな頃からダメなんです…』
「何か訳ありか?」
『刑事さんは…捜査一課の方ですか?』
「あ?ああ、そうだが?」
『目暮さんの…係…じゃないですよね?』
「目暮?」
『捜査一課の強行犯担当の…目暮さんのことです』
「ああ、あの人か…知り合いか?」
『お父さんが昔に…お世話になって…
そうですか…違う係…
トラウマのことを知ってる刑事さんはいないか…いたら心配されちゃうか』
「父親?」
『私のお父さんは元刑事なので』
「元刑事!?」
『トラウマのことを話すには長い話になるので後から聞いてみて下さい…』
「分かった」
「1つよろしいですか?」
違う人に声をかけられた。
「げっ、出た」
『はい?』
「困りますよ警部殿!勝手に」
他の刑事二人も理彩のいるところにやってきた。
「少しだけお時間下さい」
「どうぞ1分だけ」