ギスギスしたお茶会
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高坂さんと須東さんの息子たちが同級生で同じ中学を目指していて受験の前日に勉強しに来た須東さんの息子がインフルエンザにかかっていてそれが高坂さんの息子にうつって受験どころではなくなったそうだ。
さらに当時妊娠していた高坂さんもインフルエンザがうつってしまった。
妊娠中に風邪を引いたりすると胎児に悪影響を及ぼすかもと医者に言われノイローゼになり流産してしまったらしい。
「流産…」
「そんな…」
「もちろん最初はただ油断してたとか運がなかっただけだって思ってました…
後日訪ねて来た須東さんの息子の恒夫君からあんな話を聞くまでは…」
「え?」
「恒夫君が言ったんです
私の息子に謝っておいて欲しいって…
恒夫君は自分がインフルエンザにかかっているのは分かっていて治りかけてて…そしたら母親から
【最後の追い込みなんだから勉強しに行きなさい!
それでライバルが1人でも減るならラッキーじゃない!】
って言われたと」
「「ひどい…」」
「恒夫君はボクが言ったってことはお母さんには内緒だってすごく申し訳なさそうでした…」
「伶菜ならありうるわね…」
「ひどいのは私も同じですよ…
あなたたちを疑わせて罪を逃れようとしたんですから…
でも残念です…
バタフライピーには解毒作用もあるから選んだんですよ…
もしかしたら私の中で燻るどす黒い殺意を…犯行前に浄化してくれるかもしれないと思ったのに…」
高坂さんはそう言った。
「しかしまぁ見舞い客を毒殺とはな…」
「正直呪われてますよこの病院…
前にも色々あったみたいだし」
コナンたちと共に病院の出入口にやってきた高木はこの病院が呪われているかもしれないと言った。
「色々とは?」
「アナウンサーの水無怜奈さんが入院してたって噂になったり…怪我人が押し寄せてパニックになったり爆弾騒ぎもあったとか…」
「「‼」」
『親友の見舞いに来た時に確かに爆弾騒ぎありました』
「そうだったな」
「た、高木刑事!
もう警視庁に帰んなきゃいけないんじゃない?」
コナンは慌てたように高木の言葉を遮る。
「やばっ!
油売ってる場合じゃなかった」
時計を見て慌てる高木。
「じゃあ楠田陸道って男のこととか知りませんよね?」
「楠田陸道?
ああ!そういえばその爆弾騒ぎの何日か前にこの近くで破損車両が見つかってその車の持ち主が楠田陸道って男でしたよ」
「え…」
「この病院の患者だったそうですけど急に姿をくらませたらしくて…
謎の多い事件でその破損車両の車内に大量の血が飛び散っていて…1㎜に満たない血痕もあったって鑑識さんが言って」
バシッ
「痛っ!
痛いじゃないですか松田さん‼」
松田が高木の頭を叩く。
「高木、お前な
ベラベラと関係ねぇ奴らに捜査情報を喋るんじゃねぇよ!
お前さ、伊達班長から口が軽いとか言われたことねぇか?」
「す、すみません…
伊達さんにもお前は口が軽いから気をつけろってよく言われてたんですけど…つい…」
「(伊達さんって確か高木刑事の教育係だった刑事さんだよな?)」
「いい先輩をお持ちだったんですね高木さん」
「っ⁉
(一言も先輩とは言ってねぇのに何でこいつは今、そうだって断言したんだ?
しかも"だった"って過去形で⁉
まさか知り合いだったとかか?)」
「そりゃあ伊達さんは凄い人だったんです‼」
『確かにそうでしたね』
「班長、老け顔がコンプレックスだったがな」
「へぇーそうなんですか」
「高木、佐藤には告げ口しとくからな
お前の部下は口が軽いってな」
「そ、それだけは勘弁してくださいよ松田さん‼」
「分かった分かった
ほれ、いつまでも油売ってると目暮に怒られんじゃねぇ?」
「あ!急がなきゃ」
高木は慌てて警視庁に戻るのでした。
「(それにしても1㎜に満たない高速の飛沫血痕…拳銃か‼)」
高木の情報を聞き安室はそう思った。
そんな安室をコナンが怪しいと睨み付けた。
「そうだ安室」
「何でしょうか?松田さん」
「風邪はもういいのか?」
「えぇそれならご心配なく」
「そうか、最近ポアロで見かけなかったからどうしたのかと思ったぜ」
「探偵の仕事の方がいくつか入りましてポアロはお休みをもらっていましたので」
「なるほどな
また近いうちにいつものコーヒーとお前のハムサンド食いに行くわ」
「お待ちしてます」
コナンたちは帰ることにした。
駐車場の車の元へ向かう。
「楠田の件はどうする?
お前気になってんだろ
調べるか?」
「頼む」
「了解」
小五郎たちの後ろを歩きこそこそと内緒話をしている安室と松田をコナンが凝視していたのは二人は気づかなかった。
さらに当時妊娠していた高坂さんもインフルエンザがうつってしまった。
妊娠中に風邪を引いたりすると胎児に悪影響を及ぼすかもと医者に言われノイローゼになり流産してしまったらしい。
「流産…」
「そんな…」
「もちろん最初はただ油断してたとか運がなかっただけだって思ってました…
後日訪ねて来た須東さんの息子の恒夫君からあんな話を聞くまでは…」
「え?」
「恒夫君が言ったんです
私の息子に謝っておいて欲しいって…
恒夫君は自分がインフルエンザにかかっているのは分かっていて治りかけてて…そしたら母親から
【最後の追い込みなんだから勉強しに行きなさい!
それでライバルが1人でも減るならラッキーじゃない!】
って言われたと」
「「ひどい…」」
「恒夫君はボクが言ったってことはお母さんには内緒だってすごく申し訳なさそうでした…」
「伶菜ならありうるわね…」
「ひどいのは私も同じですよ…
あなたたちを疑わせて罪を逃れようとしたんですから…
でも残念です…
バタフライピーには解毒作用もあるから選んだんですよ…
もしかしたら私の中で燻るどす黒い殺意を…犯行前に浄化してくれるかもしれないと思ったのに…」
高坂さんはそう言った。
「しかしまぁ見舞い客を毒殺とはな…」
「正直呪われてますよこの病院…
前にも色々あったみたいだし」
コナンたちと共に病院の出入口にやってきた高木はこの病院が呪われているかもしれないと言った。
「色々とは?」
「アナウンサーの水無怜奈さんが入院してたって噂になったり…怪我人が押し寄せてパニックになったり爆弾騒ぎもあったとか…」
「「‼」」
『親友の見舞いに来た時に確かに爆弾騒ぎありました』
「そうだったな」
「た、高木刑事!
もう警視庁に帰んなきゃいけないんじゃない?」
コナンは慌てたように高木の言葉を遮る。
「やばっ!
油売ってる場合じゃなかった」
時計を見て慌てる高木。
「じゃあ楠田陸道って男のこととか知りませんよね?」
「楠田陸道?
ああ!そういえばその爆弾騒ぎの何日か前にこの近くで破損車両が見つかってその車の持ち主が楠田陸道って男でしたよ」
「え…」
「この病院の患者だったそうですけど急に姿をくらませたらしくて…
謎の多い事件でその破損車両の車内に大量の血が飛び散っていて…1㎜に満たない血痕もあったって鑑識さんが言って」
バシッ
「痛っ!
痛いじゃないですか松田さん‼」
松田が高木の頭を叩く。
「高木、お前な
ベラベラと関係ねぇ奴らに捜査情報を喋るんじゃねぇよ!
お前さ、伊達班長から口が軽いとか言われたことねぇか?」
「す、すみません…
伊達さんにもお前は口が軽いから気をつけろってよく言われてたんですけど…つい…」
「(伊達さんって確か高木刑事の教育係だった刑事さんだよな?)」
「いい先輩をお持ちだったんですね高木さん」
「っ⁉
(一言も先輩とは言ってねぇのに何でこいつは今、そうだって断言したんだ?
しかも"だった"って過去形で⁉
まさか知り合いだったとかか?)」
「そりゃあ伊達さんは凄い人だったんです‼」
『確かにそうでしたね』
「班長、老け顔がコンプレックスだったがな」
「へぇーそうなんですか」
「高木、佐藤には告げ口しとくからな
お前の部下は口が軽いってな」
「そ、それだけは勘弁してくださいよ松田さん‼」
「分かった分かった
ほれ、いつまでも油売ってると目暮に怒られんじゃねぇ?」
「あ!急がなきゃ」
高木は慌てて警視庁に戻るのでした。
「(それにしても1㎜に満たない高速の飛沫血痕…拳銃か‼)」
高木の情報を聞き安室はそう思った。
そんな安室をコナンが怪しいと睨み付けた。
「そうだ安室」
「何でしょうか?松田さん」
「風邪はもういいのか?」
「えぇそれならご心配なく」
「そうか、最近ポアロで見かけなかったからどうしたのかと思ったぜ」
「探偵の仕事の方がいくつか入りましてポアロはお休みをもらっていましたので」
「なるほどな
また近いうちにいつものコーヒーとお前のハムサンド食いに行くわ」
「お待ちしてます」
コナンたちは帰ることにした。
駐車場の車の元へ向かう。
「楠田の件はどうする?
お前気になってんだろ
調べるか?」
「頼む」
「了解」
小五郎たちの後ろを歩きこそこそと内緒話をしている安室と松田をコナンが凝視していたのは二人は気づかなかった。