ギスギスしたお茶会
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「ちょ、ちょっと待ってよ!
最初から自分のカップに毒を塗ってたって…樹里はずっとそのカップでハーブティーを飲んでたのよ?」
「忘れたんですか?
毒がついていたのはカップを左手で持った時の飲み口です
カップを左手で取らないように気をつければ毒を口にすることはありませんから」
「じゃあ毒はいつから?」
「恐らく入院する前から毒を持ち込んでおき、被害者が見舞いに来る当日に自分のカップに毒を塗り、その容器は部屋の外のどこかに捨てたんですよ
ですよね?」
「でも、あんたこそ忘れてんじゃないの?
樹里が飲んでたのは青いハーブティーで伶菜が飲んでいたのは赤いハーブティーよ
いくらレモンが浮いてたからって取り違えるわけないじゃない‼」
「そう、そのレモンこそがこのトリックの肝だったんですよ」
「肝?」
「えぇ、これからそのトリックをお見せしますよ
松田刑事、お願いしたものは用意できましたか?」
「あぁ」
松田のお湯とレモンとカップを用意していた。
そしてハーブティーを作り始めた。
「この青いお茶にレモンを入れる
するとだ」
みるみるうちに青いお茶の色が赤くなっていく。
「マ、マジか⁉」
「こりゃすごい」
「まるで科学の実験みたいですね」
「これはレモンの酸性に反応して変色してんだよ
これと同じ反応をするハーブティーが他にもある」
「酸性で赤くなるなら高坂さんがカップを磨くために使っていたこのアルカリ性である重曹をこいつを加えると…」
松田は重曹をさっきのお茶に加える。
「するとだ
再び青に戻る」
「おー!」
「あ、青に」
「戻った⁉」
「つまり高坂さんが行った犯行の流れはこうです
須東さんが見舞いに来るのを知り、須東さんだけ早めに呼び、お茶会をやるからと言ってお湯をもらいに行かせる
その間に持ち込んでおいた毒を自分のカップの反対側の飲み口に塗り毒の容器は病室の外のどこかに捨てる
そして見舞い人3人がそろい、お茶会をやるなら飲み比べをやろうと提案する
須東さんがハイビスカスティーを選ぶのを待った」
「ハイビスカスティーの色は少し紫かかった赤い色でレモンを入れて赤色に変色したバタフライピーの色と似ているのが理由だろ?」
「…」
「思惑通りにハイビスカスティーを選んだ須東さんのカップにあらかじめ中身をバタフライピーに入れ替えておいたティーパックを入れてその上にレモンをのせてお湯を注げばまるでハイビスカスティーのような赤いバタフライピーを須東さんに出せるというわけですよ」
「なるほど」
「それをどうやってすり替えるんだ?」
「携帯の写真を見ていたと言っていましたから写真に夢中になっている須東さんたちが夢中になっている時に毒のついた自分のカップに入った青いバタフライピーにレモンを浮かべ赤くして須東さんのカップを押し出すように置き、自分のカップを取ると見せかけて須東さんのカップを取り、そのカップのレモンを取り除いて重曹を入れ青色に戻した後、最初に置いた毒付きのカップを同じように少し押し出すように置けば毒付きカップは須東さんから見て左側に取ってがあることになる
携帯の写真に夢中になっている須東さんに毒付きカップを左手で取らせることができるという算段です
どこか間違ってますか?」
「あ、あんた見ていたようなこと言ってるけど…一体どこにそんな証拠が…」
「あれれ?
おばさんの左手の薬指が赤くなってるよ?
ケガでもしたの?」
「あ、いやこれは…」
コナンに指に付いた赤いのを指摘され慌てる高坂さん。
「犯人は現場から消し去る必要があった物が1つだけある
それは被害者が最初に飲んでいたカップに付いた口紅だ
入院患者の高坂さんのカップに口紅が付いていたら不自然だろ
それを咄嗟に指でぬぐって消した
口紅っていうのは石鹸とかを使わねぇとなかなか落ちねぇもんだ
被害者の須東さんが倒れわりとすぐに悲鳴を聞いた俺らがこの病室に入ったから洗っている余裕があるわけねぇよな」
「…」
「まぁすり替えられた須東さんのカップを調べれば証拠になりますよ
大量に重曹が混入しているはずですから」
ヴヴーと松田の携帯のバイブが震える。
「もしもし、どうだ?」
《「松田刑事のご指摘通りカップの中身から大量の重曹が検出されました」》
「そうか
さすが仕事早ぇな米沢、助かった」
《「いえ、日頃から特命係から無理難題を至急にと急かされてますからな」》
「いつも悪りぃとは思ってんだぜ
杉下はどうか分からねぇけどな
まぁサンキュー」
電話を終える。
「鑑識から連絡だ
カップの中身から大量の重曹が検出されたってよ」
「…」
「樹里…」
「樹里、伶菜を殺す動機って?」
「息子の受験だけが理由じゃないんです…」
「「え?」」
高坂さんは動機を語り始めた。
高坂さんの息子の受験が須東さんのせいで失敗したこと以外にも理由があることを…。
最初から自分のカップに毒を塗ってたって…樹里はずっとそのカップでハーブティーを飲んでたのよ?」
「忘れたんですか?
毒がついていたのはカップを左手で持った時の飲み口です
カップを左手で取らないように気をつければ毒を口にすることはありませんから」
「じゃあ毒はいつから?」
「恐らく入院する前から毒を持ち込んでおき、被害者が見舞いに来る当日に自分のカップに毒を塗り、その容器は部屋の外のどこかに捨てたんですよ
ですよね?」
「でも、あんたこそ忘れてんじゃないの?
樹里が飲んでたのは青いハーブティーで伶菜が飲んでいたのは赤いハーブティーよ
いくらレモンが浮いてたからって取り違えるわけないじゃない‼」
「そう、そのレモンこそがこのトリックの肝だったんですよ」
「肝?」
「えぇ、これからそのトリックをお見せしますよ
松田刑事、お願いしたものは用意できましたか?」
「あぁ」
松田のお湯とレモンとカップを用意していた。
そしてハーブティーを作り始めた。
「この青いお茶にレモンを入れる
するとだ」
みるみるうちに青いお茶の色が赤くなっていく。
「マ、マジか⁉」
「こりゃすごい」
「まるで科学の実験みたいですね」
「これはレモンの酸性に反応して変色してんだよ
これと同じ反応をするハーブティーが他にもある」
「酸性で赤くなるなら高坂さんがカップを磨くために使っていたこのアルカリ性である重曹をこいつを加えると…」
松田は重曹をさっきのお茶に加える。
「するとだ
再び青に戻る」
「おー!」
「あ、青に」
「戻った⁉」
「つまり高坂さんが行った犯行の流れはこうです
須東さんが見舞いに来るのを知り、須東さんだけ早めに呼び、お茶会をやるからと言ってお湯をもらいに行かせる
その間に持ち込んでおいた毒を自分のカップの反対側の飲み口に塗り毒の容器は病室の外のどこかに捨てる
そして見舞い人3人がそろい、お茶会をやるなら飲み比べをやろうと提案する
須東さんがハイビスカスティーを選ぶのを待った」
「ハイビスカスティーの色は少し紫かかった赤い色でレモンを入れて赤色に変色したバタフライピーの色と似ているのが理由だろ?」
「…」
「思惑通りにハイビスカスティーを選んだ須東さんのカップにあらかじめ中身をバタフライピーに入れ替えておいたティーパックを入れてその上にレモンをのせてお湯を注げばまるでハイビスカスティーのような赤いバタフライピーを須東さんに出せるというわけですよ」
「なるほど」
「それをどうやってすり替えるんだ?」
「携帯の写真を見ていたと言っていましたから写真に夢中になっている須東さんたちが夢中になっている時に毒のついた自分のカップに入った青いバタフライピーにレモンを浮かべ赤くして須東さんのカップを押し出すように置き、自分のカップを取ると見せかけて須東さんのカップを取り、そのカップのレモンを取り除いて重曹を入れ青色に戻した後、最初に置いた毒付きのカップを同じように少し押し出すように置けば毒付きカップは須東さんから見て左側に取ってがあることになる
携帯の写真に夢中になっている須東さんに毒付きカップを左手で取らせることができるという算段です
どこか間違ってますか?」
「あ、あんた見ていたようなこと言ってるけど…一体どこにそんな証拠が…」
「あれれ?
おばさんの左手の薬指が赤くなってるよ?
ケガでもしたの?」
「あ、いやこれは…」
コナンに指に付いた赤いのを指摘され慌てる高坂さん。
「犯人は現場から消し去る必要があった物が1つだけある
それは被害者が最初に飲んでいたカップに付いた口紅だ
入院患者の高坂さんのカップに口紅が付いていたら不自然だろ
それを咄嗟に指でぬぐって消した
口紅っていうのは石鹸とかを使わねぇとなかなか落ちねぇもんだ
被害者の須東さんが倒れわりとすぐに悲鳴を聞いた俺らがこの病室に入ったから洗っている余裕があるわけねぇよな」
「…」
「まぁすり替えられた須東さんのカップを調べれば証拠になりますよ
大量に重曹が混入しているはずですから」
ヴヴーと松田の携帯のバイブが震える。
「もしもし、どうだ?」
《「松田刑事のご指摘通りカップの中身から大量の重曹が検出されました」》
「そうか
さすが仕事早ぇな米沢、助かった」
《「いえ、日頃から特命係から無理難題を至急にと急かされてますからな」》
「いつも悪りぃとは思ってんだぜ
杉下はどうか分からねぇけどな
まぁサンキュー」
電話を終える。
「鑑識から連絡だ
カップの中身から大量の重曹が検出されたってよ」
「…」
「樹里…」
「樹里、伶菜を殺す動機って?」
「息子の受験だけが理由じゃないんです…」
「「え?」」
高坂さんは動機を語り始めた。
高坂さんの息子の受験が須東さんのせいで失敗したこと以外にも理由があることを…。