「じゃあ私も！
つけの分でしょ！
お父さんのお小遣いの前借り分と今月と来月の生活費とクリーニング代をと」
「あ、コラ！蘭!?」
「しめて93万8618円もらうからね！」
「お…おい！
4382円しか残らねぇじゃねぇかよ！」
「文句あるの？お父さん」
「…ない…です…」
『(あはは…)』
「(女って怖っ！
今のは完璧おっちゃんが悪いんだけどな…)」
理彩とコナンは英理と蘭の行動に苦笑いである。

「じゃあ有希ちゃん！
理彩と一緒に食事やお買い物に行きましょ！」
「うんうん♪行こ行こ！」
「ほら理彩！置いてくわよ」
『え…あっうん…(昨日の嫌な予感が的中したよ…)』
母親の元へと諦めトボトボと歩く理彩。
「英理ちゃん！理彩ちゃんをたくさん着飾るわよ！」
「楽しみね！」
「もっちろん、理彩ちゃんにはいっぱい聞きたいことあるのよね♥」
「でしょうね！」
『あはは…(嫌だ…今すぐ帰りたい…!!)』
理彩は蘭とコナンに助けを求めようと二人を見ようとしたがそれより先に英理と有希子に捕まり両腕を二人に握られ逃げられなかった。
「「(ごめん…助けられない！)」」
蘭とコナンは母親ズに連行される理彩を見ていることしかできなかった。


次回へつづく