友人に似ている男
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「あんた、俺よりちょっと下か同い年くらいだろ?」
「いくつに見えます?」
「そうだな…20代前半に見えなくもねぇが…20代後半だろ?」
「よく分かりましたね!
僕はわりと若く見えてしまうようで…あなたが初めてですよ…およその年齢を当てたの
20代後半で正解ですよ」
「さすが俺」
「ちなみにあなたは?」
「29」
「おや…」
「その反応からして実は年齢一緒か?」
「…えぇまぁ…
もうすぐ30になるのに20代前半に見えるらしくて…それが悩みなんですよ」
「いいんじゃねぇか?
若く見えてた方が得じゃねぇか?」
「そんなもんですかね」
「ますます知り合いに似ているな」
「どういう知り合いで?」
「ダチなんだ
もう何年も会ってねぇからどこで何をしてるかなんて分からねぇけどな」
「なんなら僕が調べましょうか?
探偵ですから」
「やめとくわ…
連絡がないのは元気な証拠だからな…
いきなりの連絡が事故で亡くなりました報告になるのは二度とごめんだ
まぁ…目の前で死なれる方がごめんだがな」
「何かあったんですか…?」
「ちょっとな…
あんたに言っても知らない人間の話さ」
「訳ありのようですし聞かなかったことにしますよ」
「そうか…
そういえばサンドイッチ美味かったぜ」
「ありがとうございます」
「食べてたらさっきのダチのこと思い出して懐かしくなったけどな」
「何か思い出でも?」
「ちょっとした思い出だな
もうあのメンツが揃うことのない思い出をな…」
「……」
「しんみりさせて悪かったな」
「いえ…」
「そうだ、こいつを渡しとく」
松田は名刺を安室に渡した。
「名刺ですか…?」
「探偵やってんなら刑事に知り合いくらいいてもおかしくねぇからな
まぁ、俺の部署がお前の役に立つかは知らねぇがな」
「一応もらっておきますよ」
「そうか…」
「では、一応僕のも渡しておきます」
安室も名刺を松田に渡した。
「もらっておくぜ」
名刺交換をした。
「ごちそうさん」
「いえ、ありがとうございました」
会計をしてポアロを出て行った松田。
松田が出て行ってから松田の名刺を取り出す安室。
「ん?」
名刺の裏に何か書いてあった。
【連絡よこせって言っただろ?忘れてんじゃねぇよ】
「(…人違いだったらどうする気だ…あいつ)」
実は何気ない会話の中で互いに腹の探り合いをしていた二人。
「(あのメンツが揃わない?
あいつがヒロのことは詳しくは知らないはずだ…
説明はしていないしな
となると…あとの二人のことか…)」
「(あいつ…年齢以外何も情報はくれなかったな…
あいつと腹の探り合いって…
向かねぇわ俺には…
慣れねぇことすんじゃなかったぜ…
まったく…)」
松田は車に乗ると警視庁に戻って行った。
「いくつに見えます?」
「そうだな…20代前半に見えなくもねぇが…20代後半だろ?」
「よく分かりましたね!
僕はわりと若く見えてしまうようで…あなたが初めてですよ…およその年齢を当てたの
20代後半で正解ですよ」
「さすが俺」
「ちなみにあなたは?」
「29」
「おや…」
「その反応からして実は年齢一緒か?」
「…えぇまぁ…
もうすぐ30になるのに20代前半に見えるらしくて…それが悩みなんですよ」
「いいんじゃねぇか?
若く見えてた方が得じゃねぇか?」
「そんなもんですかね」
「ますます知り合いに似ているな」
「どういう知り合いで?」
「ダチなんだ
もう何年も会ってねぇからどこで何をしてるかなんて分からねぇけどな」
「なんなら僕が調べましょうか?
探偵ですから」
「やめとくわ…
連絡がないのは元気な証拠だからな…
いきなりの連絡が事故で亡くなりました報告になるのは二度とごめんだ
まぁ…目の前で死なれる方がごめんだがな」
「何かあったんですか…?」
「ちょっとな…
あんたに言っても知らない人間の話さ」
「訳ありのようですし聞かなかったことにしますよ」
「そうか…
そういえばサンドイッチ美味かったぜ」
「ありがとうございます」
「食べてたらさっきのダチのこと思い出して懐かしくなったけどな」
「何か思い出でも?」
「ちょっとした思い出だな
もうあのメンツが揃うことのない思い出をな…」
「……」
「しんみりさせて悪かったな」
「いえ…」
「そうだ、こいつを渡しとく」
松田は名刺を安室に渡した。
「名刺ですか…?」
「探偵やってんなら刑事に知り合いくらいいてもおかしくねぇからな
まぁ、俺の部署がお前の役に立つかは知らねぇがな」
「一応もらっておきますよ」
「そうか…」
「では、一応僕のも渡しておきます」
安室も名刺を松田に渡した。
「もらっておくぜ」
名刺交換をした。
「ごちそうさん」
「いえ、ありがとうございました」
会計をしてポアロを出て行った松田。
松田が出て行ってから松田の名刺を取り出す安室。
「ん?」
名刺の裏に何か書いてあった。
【連絡よこせって言っただろ?忘れてんじゃねぇよ】
「(…人違いだったらどうする気だ…あいつ)」
実は何気ない会話の中で互いに腹の探り合いをしていた二人。
「(あのメンツが揃わない?
あいつがヒロのことは詳しくは知らないはずだ…
説明はしていないしな
となると…あとの二人のことか…)」
「(あいつ…年齢以外何も情報はくれなかったな…
あいつと腹の探り合いって…
向かねぇわ俺には…
慣れねぇことすんじゃなかったぜ…
まったく…)」
松田は車に乗ると警視庁に戻って行った。