黄金の林檎
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『さっきFBIの人がいましたよ?
気をつけて下さいね!
できれば拳銃はもうしまった方がいいです
私が見たくないだけだけど…』
理彩はなるべく拳銃を見ずに話した。
「怖くないのか…?」
『通り魔さんは怖いよ?拳銃もね
私…拳銃にはトラウマあるから…
でも…新一が通り魔さんを逃がすって決めたみたいだから私も協力します』
「……」
理彩はそれだけ言うと新一を追って階段を降りて行く。
「タクシー…いねぇのかよ!?」
『さっき逃げられちゃったの忘れてた…』
「はぁ?」
『新一を待ってたら怪しい人が現れたから運転手さんったら通り魔だと思って私達を置き去りにして逃げられたの』
「どうすんだよ?」
『そこを右に曲がると表通りに出るんだって!
さっき親切な人が教えてくれたからそこでタクシーを見つけるしかないかも』
「マジかよ…」
『…っ…』
フラッ
『目の前が…何だか…ぐるぐるする…』
「はぁ?理彩!?」
座り込む理彩。
「大丈夫か!?」
『むり…』
ドサッ
「お前もかよ!?
おい!?理彩!?しっかりしろ!」
新一は仕方なく一度蘭を地面に寝かせ理彩を背負い蘭をまた抱えてタクシーを待つことになってしまった。
男のプライドにかけても大事な幼なじみたちを落とすまいとタクシーが来るまで耐える新一少年なのでした。
その光景を通り魔は上から見ていた。
「(どっちが世話が焼けるのかしらねボウヤ?
仕方ないわね…助けられた借りを返すわ)」
通り魔は携帯電話を取り出すとタクシーを親切に呼んであげた。
新一たちがタクシーに無事に乗り込んだのを見届けてから通り魔は立ち去った。
そうとは知らず新一たちはタクシーに乗りホテルへと帰って行った。
ホテルに着くと念のため医者を呼んで蘭と理彩は診てもらった。
蘭は風邪、理彩は血をたくさん見たことによるショックで気絶しただけだった。
『(立て続けに血と拳銃を見たのにすぐに気絶しないで耐えれた自分に拍手だよね)』と思う理彩なのでした。
『(あっ…松田さんへのお土産何にしょうかな…
変なお菓子は購入すんなって事前に却下されたから普通の物だよね…
無難にアメリカだからアロハシャツとか?
でもアロハシャツは微妙か…その場合はハワイか…どうしょうか…
やっぱりアメリカの美味しいコーヒーショップを探してコーヒー豆をお土産にするのがいいのかな?
松田さんはコーヒー好きだもんね!
それに決まりっ!
あとはお母さんにもお土産頼まれたし…お母さんのお土産は悩む!
蘭にも相談だね!)』
事件のことはいつの間にか記憶の片隅へ追いやりメル友な刑事の松田と母親へのお土産に真剣に悩む理彩なのでした。
せっかくのアメリカ旅行を理彩は堪能した。
「そうよ!TVのニュースでやってたでしょ?
通り魔が見つかったって…あれ…新ちゃんが通報したのよ!
でも警察が現場に行った時にはもう通り魔は拳銃で自殺してたらしいけどね…」
《「さすがは有希子自慢の息子ね?
彼女たちは無事かしら?」》
「蘭ちゃんも理彩ちゃんも元気よ
蘭ちゃんは昨夜、熱が出て大変だったけど一晩休んだらすっかり良くなったみたいよ!
その代わり、昨日の出来事はすっかり忘れちゃったみたいだけどね」
《「色々あったようだから忘れたくなったんでしょうけどね」》
「多分ね…
理彩ちゃんは血を立て続けに見たショックと解決したって安心感から気絶したみたいだけど…
明日の飛行機で日本に帰るから今日はお土産を買うんだって私たちとは今は別行動してるけどね!
ねぇシャロン?」
《「何?」》
「シャロン…もしかして気付いていたんじゃない?ローズがあの後何をしでかすかって…」
《「ええ…そういう勘は昔から働くのよ
まさか人殺しをするなんて思わなかったけど…
それより、蘭ちゃんに伝えといてくれない?
あなたの言う通り…私にも天使がいたみたいって…」》
「何かいいことでもあったの?」
《「ええ…まあね
それから理彩ちゃんに伝言よ
あなたを悩ませてる人に神様が微笑んでくれるといいわねって私も祈っていてあげるってね」》
「分かったわシャロン」
有希子はシャロンとの電話を終えた。
END
気をつけて下さいね!
できれば拳銃はもうしまった方がいいです
私が見たくないだけだけど…』
理彩はなるべく拳銃を見ずに話した。
「怖くないのか…?」
『通り魔さんは怖いよ?拳銃もね
私…拳銃にはトラウマあるから…
でも…新一が通り魔さんを逃がすって決めたみたいだから私も協力します』
「……」
理彩はそれだけ言うと新一を追って階段を降りて行く。
「タクシー…いねぇのかよ!?」
『さっき逃げられちゃったの忘れてた…』
「はぁ?」
『新一を待ってたら怪しい人が現れたから運転手さんったら通り魔だと思って私達を置き去りにして逃げられたの』
「どうすんだよ?」
『そこを右に曲がると表通りに出るんだって!
さっき親切な人が教えてくれたからそこでタクシーを見つけるしかないかも』
「マジかよ…」
『…っ…』
フラッ
『目の前が…何だか…ぐるぐるする…』
「はぁ?理彩!?」
座り込む理彩。
「大丈夫か!?」
『むり…』
ドサッ
「お前もかよ!?
おい!?理彩!?しっかりしろ!」
新一は仕方なく一度蘭を地面に寝かせ理彩を背負い蘭をまた抱えてタクシーを待つことになってしまった。
男のプライドにかけても大事な幼なじみたちを落とすまいとタクシーが来るまで耐える新一少年なのでした。
その光景を通り魔は上から見ていた。
「(どっちが世話が焼けるのかしらねボウヤ?
仕方ないわね…助けられた借りを返すわ)」
通り魔は携帯電話を取り出すとタクシーを親切に呼んであげた。
新一たちがタクシーに無事に乗り込んだのを見届けてから通り魔は立ち去った。
そうとは知らず新一たちはタクシーに乗りホテルへと帰って行った。
ホテルに着くと念のため医者を呼んで蘭と理彩は診てもらった。
蘭は風邪、理彩は血をたくさん見たことによるショックで気絶しただけだった。
『(立て続けに血と拳銃を見たのにすぐに気絶しないで耐えれた自分に拍手だよね)』と思う理彩なのでした。
『(あっ…松田さんへのお土産何にしょうかな…
変なお菓子は購入すんなって事前に却下されたから普通の物だよね…
無難にアメリカだからアロハシャツとか?
でもアロハシャツは微妙か…その場合はハワイか…どうしょうか…
やっぱりアメリカの美味しいコーヒーショップを探してコーヒー豆をお土産にするのがいいのかな?
松田さんはコーヒー好きだもんね!
それに決まりっ!
あとはお母さんにもお土産頼まれたし…お母さんのお土産は悩む!
蘭にも相談だね!)』
事件のことはいつの間にか記憶の片隅へ追いやりメル友な刑事の松田と母親へのお土産に真剣に悩む理彩なのでした。
せっかくのアメリカ旅行を理彩は堪能した。
「そうよ!TVのニュースでやってたでしょ?
通り魔が見つかったって…あれ…新ちゃんが通報したのよ!
でも警察が現場に行った時にはもう通り魔は拳銃で自殺してたらしいけどね…」
《「さすがは有希子自慢の息子ね?
彼女たちは無事かしら?」》
「蘭ちゃんも理彩ちゃんも元気よ
蘭ちゃんは昨夜、熱が出て大変だったけど一晩休んだらすっかり良くなったみたいよ!
その代わり、昨日の出来事はすっかり忘れちゃったみたいだけどね」
《「色々あったようだから忘れたくなったんでしょうけどね」》
「多分ね…
理彩ちゃんは血を立て続けに見たショックと解決したって安心感から気絶したみたいだけど…
明日の飛行機で日本に帰るから今日はお土産を買うんだって私たちとは今は別行動してるけどね!
ねぇシャロン?」
《「何?」》
「シャロン…もしかして気付いていたんじゃない?ローズがあの後何をしでかすかって…」
《「ええ…そういう勘は昔から働くのよ
まさか人殺しをするなんて思わなかったけど…
それより、蘭ちゃんに伝えといてくれない?
あなたの言う通り…私にも天使がいたみたいって…」》
「何かいいことでもあったの?」
《「ええ…まあね
それから理彩ちゃんに伝言よ
あなたを悩ませてる人に神様が微笑んでくれるといいわねって私も祈っていてあげるってね」》
「分かったわシャロン」
有希子はシャロンとの電話を終えた。
END