黄金の林檎
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「でもそれはギリシャ神話…
このミュージカルは一味違うわよ!
貴族役のあの王子の正体観たらビックリするわよ」
『え?』
「見よ!哀れな人間達よ…
我が名はミカエル…」
「『ミカエル!?
あの大天使の!?』」
蘭と理彩は双子ならではの息の合ったツッコミで驚く。
「ウソくさー…」
「ね?ビックリしたでしょ」
『はい』
ズォー
天使の登場に観客は盛り上がる。
ガシャン
「「「「!?」」」」
「なっ…なに!?」
『いやあっ!!』
理彩は顔を手で覆いステージを見ないようにする。
ステージでは現れた天使のヒースが胸を拳銃で撃たれ血が着いた状態で登場したため動揺した出演者たち。
先ほどの落下音は拳銃だった。
観客の中には悲鳴をあげ逃げようと必死である。
「母さんと蘭は血を見て動けねぇ理彩を頼む!」
「え?ちょっと新ちゃん!?」
新一は走って行った。
少しして警察がやって来た。
有希子は現場検証中の警察の知り合いに声をかけた。
「闇の男爵夫人!」
「ユキコ!?
どうして君が?」
「たまたまミュージカルを観に来てたの
まさかミュージカルがミステリーになるなんてね」
「理彩…大丈夫?」
『うん…びっくりしちゃっただけ…これくらいの距離なら大丈夫みたい…
ちょうど警察の人が亡くなったヒースさんを囲んでて見えないから大丈夫みたい…
私はここの席で待ってるから…蘭は有希子さんの所にいても大丈夫だよ』
「本当に?」
『うん』
蘭は有希子の元へ。
『あの時…ステージからテラス席に赤い光が一瞬見えてたよね…』
理彩は客席を見渡しステージを見た。
『ちょうどヒースさんが登場したあそこからだよね?』
考え込む理彩。
ステージでは新一が気づいたことを母親と警察に話していた。
現場保存のため客席にいた理彩は警察に出るよう言われ仕方なくステージにいる新一たちと合流した。
楽屋に行くと女優たちは不穏なムードだった。
「ねぇ今の話、本当なの?リラ」
「えぇ…ヒースと愛し合っていたわ
もう5年になるかしら」
「じゃああなたは私と彼が付き合ってるのを知ってて…」
「落ち着いてよ二人とも
こんな日にそんな話をしないでよ」
「あら…一番動揺しているのはあなたじゃないローズ
自分の彼に恋人がいたんですもの」
「あなたもなの!?」
「なるほどね…あの四人ならヒースを巡る動機がありそうだわ」
「え?何故だね?
彼が三人と付き合っていたのは分かったがあのイベリスは関係ないんじゃ?」
「あぁ実はヒースとイベリスって夫婦なのよ」
「えー?」
「えっ!?」
「舞台裏を案内している時にシャロンがこっそり教えてくれたのよ
人気が落ちるからって劇団のみんなにも内緒にしてるって」
『ってことはかなり泥沼関係なんじゃない?
あの四人の女優さんたちとヒースさんって…
え?何股になるの?』
「うーん…三股?」
「(おーい…おめぇらな…気になるのそこかよ!)」
「でもどうやって彼を殺すかよね…」
有希子は悩む。
「ちょっと見てみるか…」
「『?』」
新一はそう言うと楽屋を出て行った。
蘭と理彩は追いかけた。
新一がやって来たのはステージ。
「何か分かったの?新一」
「なぁおめぇら身長いくつだ?」
「『160㎝だけど?』」
「んじゃ5ft3inか…
このパンフがだいたい12inだから…1ft…悪いけど蘭!
このパンフを持って鏡の前に立ってくれ」
「え?うん」
蘭は鏡の前に移動する。
「やっぱりか…短いな…
ん?キズだ」
『キズ?』
「おいおい…繋ぎ合わせた跡があるじゃねぇかよ!
大事な鏡なんだよなこれ?」
「劇団の人はそう言ってたよ」
『ヒースさんはもっと身長あるから鏡から出ちゃうよね
何か入ったり隠れる所でもないと隠れられないよね?』
「そうか!理彩ナイスだ!」
『え?』
「舞台特有のアレを使ったんだ」
新一はそう言うと鏡の後ろに向かった。
「どういうこと?」
『舞台特有?うーん…
あっ奈落か!』
「奈落?」
『舞台でいきなり人が飛び出す仕掛けの穴って言えばいいのかな空間みたいな感じ
確かにそれを使えばヒースさんが隠れていられるかも』
「(羽?それに血の跡がある…間違いねぇな)」
「新ちゃん?何か分かったの?」
有希子がやって来た。
「ばっちりな」
「教えて教えて!」
「どうせそれを自分で推理して分かったように披露するんだろ母さん」
「あ…バレた?」
「バレバレ…」
「てへっ…勿体ぶらないで教えてよ新ちゃん!」
「仕方ねぇな」
新一は有希子に説明した。
少しして関係者がステージに集められ現場を再現することになった。
このミュージカルは一味違うわよ!
貴族役のあの王子の正体観たらビックリするわよ」
『え?』
「見よ!哀れな人間達よ…
我が名はミカエル…」
「『ミカエル!?
あの大天使の!?』」
蘭と理彩は双子ならではの息の合ったツッコミで驚く。
「ウソくさー…」
「ね?ビックリしたでしょ」
『はい』
ズォー
天使の登場に観客は盛り上がる。
ガシャン
「「「「!?」」」」
「なっ…なに!?」
『いやあっ!!』
理彩は顔を手で覆いステージを見ないようにする。
ステージでは現れた天使のヒースが胸を拳銃で撃たれ血が着いた状態で登場したため動揺した出演者たち。
先ほどの落下音は拳銃だった。
観客の中には悲鳴をあげ逃げようと必死である。
「母さんと蘭は血を見て動けねぇ理彩を頼む!」
「え?ちょっと新ちゃん!?」
新一は走って行った。
少しして警察がやって来た。
有希子は現場検証中の警察の知り合いに声をかけた。
「闇の男爵夫人!」
「ユキコ!?
どうして君が?」
「たまたまミュージカルを観に来てたの
まさかミュージカルがミステリーになるなんてね」
「理彩…大丈夫?」
『うん…びっくりしちゃっただけ…これくらいの距離なら大丈夫みたい…
ちょうど警察の人が亡くなったヒースさんを囲んでて見えないから大丈夫みたい…
私はここの席で待ってるから…蘭は有希子さんの所にいても大丈夫だよ』
「本当に?」
『うん』
蘭は有希子の元へ。
『あの時…ステージからテラス席に赤い光が一瞬見えてたよね…』
理彩は客席を見渡しステージを見た。
『ちょうどヒースさんが登場したあそこからだよね?』
考え込む理彩。
ステージでは新一が気づいたことを母親と警察に話していた。
現場保存のため客席にいた理彩は警察に出るよう言われ仕方なくステージにいる新一たちと合流した。
楽屋に行くと女優たちは不穏なムードだった。
「ねぇ今の話、本当なの?リラ」
「えぇ…ヒースと愛し合っていたわ
もう5年になるかしら」
「じゃああなたは私と彼が付き合ってるのを知ってて…」
「落ち着いてよ二人とも
こんな日にそんな話をしないでよ」
「あら…一番動揺しているのはあなたじゃないローズ
自分の彼に恋人がいたんですもの」
「あなたもなの!?」
「なるほどね…あの四人ならヒースを巡る動機がありそうだわ」
「え?何故だね?
彼が三人と付き合っていたのは分かったがあのイベリスは関係ないんじゃ?」
「あぁ実はヒースとイベリスって夫婦なのよ」
「えー?」
「えっ!?」
「舞台裏を案内している時にシャロンがこっそり教えてくれたのよ
人気が落ちるからって劇団のみんなにも内緒にしてるって」
『ってことはかなり泥沼関係なんじゃない?
あの四人の女優さんたちとヒースさんって…
え?何股になるの?』
「うーん…三股?」
「(おーい…おめぇらな…気になるのそこかよ!)」
「でもどうやって彼を殺すかよね…」
有希子は悩む。
「ちょっと見てみるか…」
「『?』」
新一はそう言うと楽屋を出て行った。
蘭と理彩は追いかけた。
新一がやって来たのはステージ。
「何か分かったの?新一」
「なぁおめぇら身長いくつだ?」
「『160㎝だけど?』」
「んじゃ5ft3inか…
このパンフがだいたい12inだから…1ft…悪いけど蘭!
このパンフを持って鏡の前に立ってくれ」
「え?うん」
蘭は鏡の前に移動する。
「やっぱりか…短いな…
ん?キズだ」
『キズ?』
「おいおい…繋ぎ合わせた跡があるじゃねぇかよ!
大事な鏡なんだよなこれ?」
「劇団の人はそう言ってたよ」
『ヒースさんはもっと身長あるから鏡から出ちゃうよね
何か入ったり隠れる所でもないと隠れられないよね?』
「そうか!理彩ナイスだ!」
『え?』
「舞台特有のアレを使ったんだ」
新一はそう言うと鏡の後ろに向かった。
「どういうこと?」
『舞台特有?うーん…
あっ奈落か!』
「奈落?」
『舞台でいきなり人が飛び出す仕掛けの穴って言えばいいのかな空間みたいな感じ
確かにそれを使えばヒースさんが隠れていられるかも』
「(羽?それに血の跡がある…間違いねぇな)」
「新ちゃん?何か分かったの?」
有希子がやって来た。
「ばっちりな」
「教えて教えて!」
「どうせそれを自分で推理して分かったように披露するんだろ母さん」
「あ…バレた?」
「バレバレ…」
「てへっ…勿体ぶらないで教えてよ新ちゃん!」
「仕方ねぇな」
新一は有希子に説明した。
少しして関係者がステージに集められ現場を再現することになった。