▪小さな4人の大きな約束
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新「やっぱりNAME1ちゃんは強いのぉ。
特に一字決まりは手ぇが出んわ。」
NAME1「新くんもまた強くなったね。
はあ、悔しい〜。」
結果は2枚差で私の負け。
全国大会では小1から毎年、
私か新くんのどちらかが優勝で
どちらかが準優勝をしている。
勝ったり負けたり、実力はだいたい同じくらい。
千早「……ちょっと待った!
なんなの2人とも!これがかるた?!」
新「綾瀬さんもやろっさ。」
千早「むむむ…挑まれたら拒めないのが私…。」
” あらし ”
バッ
” ふくー ”
カッと音を立てて札が襖に突き刺さった。
新「やばい、また刺さってもた。」
千早ちゃんが穴の空いた襖を見て青ざめる。
学校の大会しか経験が無いなら
びっくりするのも当たり前。
相手がいきなり新くんだもん。
千早ちゃんの反応が一々面白くて
思わず頬が緩む。
” せ ” ダンッ
” をはやみー ”
……………え?
誰が相手でも手加減しない筈の新くんが
初心者の千早ちゃんに抜かれた…?
ドクンと心臓が跳ねるのを感じた。
いやいや、たまたまだよね…。
新「ありがとうございました。」
千早「………。」
結果は24枚差。
もちろん新くんの勝ち。
千早「なんなのあんたら!鬼強じゃん!」
新「でも綾瀬さん1枚取ったが。」
NAME1「そうだよ、
新くんから取るなんてすごいよ。」
千早「1枚だけで完敗じゃん!」
新「でも……、たっ、楽しかった!」
真っ直ぐな目を輝かせて言う新くんに
少しだけドキッとした。
新「福井では結構みんなかるたやってて、
でも東京じゃそう言う訳にいかんくて。
NAME1ちゃんはかるたできるの隠してるし
いつも一人でやってて…。」
NAME1「…う…。」
遠回しに私のせいで孤独だと言われたようで
ぐさりと胸に突き刺さる。
千早「NAME1ちゃんは何で隠すの?
あんなに凄いのに!」
NAME1「…うちの学校では
かるたやってる人他にいないし、
珍しいって注目されるでしょ…。
馬鹿にされるのとか、嫌だし…。」
千早「そっかぁ。」
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新「やっぱりNAME1ちゃんは強いのぉ。
特に一字決まりは手ぇが出んわ。」
NAME1「新くんもまた強くなったね。
はあ、悔しい〜。」
結果は2枚差で私の負け。
全国大会では小1から毎年、
私か新くんのどちらかが優勝で
どちらかが準優勝をしている。
勝ったり負けたり、実力はだいたい同じくらい。
千早「……ちょっと待った!
なんなの2人とも!これがかるた?!」
新「綾瀬さんもやろっさ。」
千早「むむむ…挑まれたら拒めないのが私…。」
” あらし ”
バッ
” ふくー ”
カッと音を立てて札が襖に突き刺さった。
新「やばい、また刺さってもた。」
千早ちゃんが穴の空いた襖を見て青ざめる。
学校の大会しか経験が無いなら
びっくりするのも当たり前。
相手がいきなり新くんだもん。
千早ちゃんの反応が一々面白くて
思わず頬が緩む。
” せ ” ダンッ
” をはやみー ”
……………え?
誰が相手でも手加減しない筈の新くんが
初心者の千早ちゃんに抜かれた…?
ドクンと心臓が跳ねるのを感じた。
いやいや、たまたまだよね…。
新「ありがとうございました。」
千早「………。」
結果は24枚差。
もちろん新くんの勝ち。
千早「なんなのあんたら!鬼強じゃん!」
新「でも綾瀬さん1枚取ったが。」
NAME1「そうだよ、
新くんから取るなんてすごいよ。」
千早「1枚だけで完敗じゃん!」
新「でも……、たっ、楽しかった!」
真っ直ぐな目を輝かせて言う新くんに
少しだけドキッとした。
新「福井では結構みんなかるたやってて、
でも東京じゃそう言う訳にいかんくて。
NAME1ちゃんはかるたできるの隠してるし
いつも一人でやってて…。」
NAME1「…う…。」
遠回しに私のせいで孤独だと言われたようで
ぐさりと胸に突き刺さる。
千早「NAME1ちゃんは何で隠すの?
あんなに凄いのに!」
NAME1「…うちの学校では
かるたやってる人他にいないし、
珍しいって注目されるでしょ…。
馬鹿にされるのとか、嫌だし…。」
千早「そっかぁ。」
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