▪小さな4人の大きな約束
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新「わっ」
ドンッ
NAME1「あっ…。」
ベチャッ
大雨の帰り道、突然横から衝撃を受けて
びちゃびちゃの地面に倒れ込む。
驚いてしかめた顔を上げると、
隣で新くんが尻もちをついていた。
真島「ワリーワリー。ごめんなー、一張羅を。
明日の服なくなっちゃったー?
でも地味子と2人、お似合いだぜ?」
犯人は真島くん。
新くんを突き飛ばして、
よろけた新くんが私にぶつかったんだ。
真島「明日の服は母ちゃんに
スカートでも借りてー……ふぐっ」
千早「太一!あんたがこんなケツの穴
小さいとは思わなかったよ!」
新くんと顔を見合わせ、
千早ちゃんと真島くんがぎゃあぎゃあと
揉める様子を傍観する。
人の喧嘩が苦手な私は、
どちらかが声を張り上げる度に
肩をビクッと震わせた。
真島「こいつの肩持ったら
明日から千早もハブだぞ!」
千早「いーよ、やれば。」
真島「ほんとにやるぞ?!
いいのか?!超さみしーぞ!」
千早「だからいーって。」
千早ちゃん、真島くん相手にすごい…。
自分とはまるで逆だった。
私もあんな風になれたら。
ドンッ
ビチャッ
千早ちゃんも突き飛ばされて、
” 女の子なのに、真島くん、酷い! ”
そう思っても口には出せずに
自分の弱さを噛み締め俯くしかなかった。
それでも千早ちゃんは、
私と新くんに微笑むと
手を伸ばして立ち上がらせてくれたんだ。
かわいくて、強くて、優しくて。
私には無いものを沢山持ってる千早ちゃん。
思えば千早ちゃんは
教室でも話しかけてくれてたね。
お腹の中から熱いものが込み上げて
それが目からこぼれていく。
眼鏡の奥のこの雫が雨なのか涙なのか
それを知るのは今ここにいる3人だけだった。
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新「わっ」
ドンッ
NAME1「あっ…。」
ベチャッ
大雨の帰り道、突然横から衝撃を受けて
びちゃびちゃの地面に倒れ込む。
驚いてしかめた顔を上げると、
隣で新くんが尻もちをついていた。
真島「ワリーワリー。ごめんなー、一張羅を。
明日の服なくなっちゃったー?
でも地味子と2人、お似合いだぜ?」
犯人は真島くん。
新くんを突き飛ばして、
よろけた新くんが私にぶつかったんだ。
真島「明日の服は母ちゃんに
スカートでも借りてー……ふぐっ」
千早「太一!あんたがこんなケツの穴
小さいとは思わなかったよ!」
新くんと顔を見合わせ、
千早ちゃんと真島くんがぎゃあぎゃあと
揉める様子を傍観する。
人の喧嘩が苦手な私は、
どちらかが声を張り上げる度に
肩をビクッと震わせた。
真島「こいつの肩持ったら
明日から千早もハブだぞ!」
千早「いーよ、やれば。」
真島「ほんとにやるぞ?!
いいのか?!超さみしーぞ!」
千早「だからいーって。」
千早ちゃん、真島くん相手にすごい…。
自分とはまるで逆だった。
私もあんな風になれたら。
ドンッ
ビチャッ
千早ちゃんも突き飛ばされて、
” 女の子なのに、真島くん、酷い! ”
そう思っても口には出せずに
自分の弱さを噛み締め俯くしかなかった。
それでも千早ちゃんは、
私と新くんに微笑むと
手を伸ばして立ち上がらせてくれたんだ。
かわいくて、強くて、優しくて。
私には無いものを沢山持ってる千早ちゃん。
思えば千早ちゃんは
教室でも話しかけてくれてたね。
お腹の中から熱いものが込み上げて
それが目からこぼれていく。
眼鏡の奥のこの雫が雨なのか涙なのか
それを知るのは今ここにいる3人だけだった。
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