▪小さな4人の大きな約束
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千早「…大会なんか、出ないよっ!!!」
初めて見る千早の脆い姿。
驚きと心配と焦りと、
色んな感情が身体中を駆け巡るけど
それが言葉になる前に
千早は踵を返して走っていってしまった。
痛さを感じる程に冷たい空気が肌に浸みる。
原田「あれ、なんで千早ちゃん来てないの?」
太一「……俺のせいで……。」
新「いや…僕のせいなんや…。」
太一「…何がだ!調子に乗んなよテメー!」
新「でも僕が福井帰るで、僕のせいや!」
太一「俺のせいだっつってんだろ!
俺のが付き合い長いんだよ!」
新「僕のせいや!」
NAME1「やめてよ二人とも!!」
抑えていた気持ちが溢れ出し
二人の思いが交錯する。
太一と新の激しい怒号と掴み合いの中
私は止めるのにただがむしゃらで
周りの視線も目に入らず
頭の中では楽しかった記憶がループし
私たち4人が繋がれたのは
千早のおかげだったと今更ながらに噛み締めた。
心までバラバラになりたくないよ…。
次の日もその次の日も
私たち4人は同じ教室にいるのに
それぞれ間に壁が挟まったように
関わりあわなかった。
みんなが遠い…。
私一人白波会からの帰り道
キラキラと輝く星空を見上げる。
フッと頭に考えが舞い降りて走り出すと、
そこから一番近い豪邸のインターホンを鳴らした。
NAME1「太一!太一っ!」
………ー
太一を連れて
次に向かったのは学校寄りの古いアパート。
近所への迷惑も考えず、ドアを激しく叩く。
NAME1「新っ!新!」
4人で出たいよ、大会。
だって
本当に最後かもしれないんだよ。
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千早「…大会なんか、出ないよっ!!!」
初めて見る千早の脆い姿。
驚きと心配と焦りと、
色んな感情が身体中を駆け巡るけど
それが言葉になる前に
千早は踵を返して走っていってしまった。
痛さを感じる程に冷たい空気が肌に浸みる。
原田「あれ、なんで千早ちゃん来てないの?」
太一「……俺のせいで……。」
新「いや…僕のせいなんや…。」
太一「…何がだ!調子に乗んなよテメー!」
新「でも僕が福井帰るで、僕のせいや!」
太一「俺のせいだっつってんだろ!
俺のが付き合い長いんだよ!」
新「僕のせいや!」
NAME1「やめてよ二人とも!!」
抑えていた気持ちが溢れ出し
二人の思いが交錯する。
太一と新の激しい怒号と掴み合いの中
私は止めるのにただがむしゃらで
周りの視線も目に入らず
頭の中では楽しかった記憶がループし
私たち4人が繋がれたのは
千早のおかげだったと今更ながらに噛み締めた。
心までバラバラになりたくないよ…。
次の日もその次の日も
私たち4人は同じ教室にいるのに
それぞれ間に壁が挟まったように
関わりあわなかった。
みんなが遠い…。
私一人白波会からの帰り道
キラキラと輝く星空を見上げる。
フッと頭に考えが舞い降りて走り出すと、
そこから一番近い豪邸のインターホンを鳴らした。
NAME1「太一!太一っ!」
………ー
太一を連れて
次に向かったのは学校寄りの古いアパート。
近所への迷惑も考えず、ドアを激しく叩く。
NAME1「新っ!新!」
4人で出たいよ、大会。
だって
本当に最後かもしれないんだよ。
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