▪小さな4人の大きな約束
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「すごいじゃん、真島くん!NAME2さん!」
「うぉーっ!やったなぁ!」
どこから聞きつけたのか、
私と太一が受験に合格したということが
一部のクラスメイトに知れていた。
千早「どうしたの?」
NAME1「……あ、太一が開明成受かったって。
私も柊女学院受かったから…。」
千早「そっか…
NAME1は前から決めてたんだもんね…。
………おめでとう!
でも太一は秀西大附属行くんでしょ?
チャリで行けるから本命って言ってたもんね?
開明成行ったらかるたできなくなっちゃうよ。」
太一「…な………なに言ってんだよ。
かるたできなくなっても
開明成行くに決まってんじゃん…。」
NAME1「…………私も…
白波会には行けなくなると思う……。」
開明成中学は総理大臣が何人も出るような
トップクラスの中高一貫校。
受かって蹴る人なんかいない…。
私の行く柊女学院は通学片道2時間。
学校と白波会は家を挟んで逆方向になるから
たぶん通うのは難しくなる。
千早「…新、なんか太一がさあ、
かるたできなくなってもいいとか言うんだよ。
NAME1も白波会来れなくなるって。
そんな冗談さあーー………」
新「……僕も…福井のじいちゃんが倒れてもて
卒業したら福井に帰る。
…ずっと一緒にかるたはできん。」
心臓がどくんと鳴って目の前が暗くなる。
私の私立行きは随分前から決まってて
離れてしまうことは覚悟していた。
それでもたまに時間作って
みんなと会えればって思ってた。
だけど
太一もいない、
新もいない、
もうみんなで会えないの…?
…ーバラバラになっちゃう…。
新は福井戻ってもかるたは続けるだろうけど
私の中学の勉強が大変だったら
今までみたいに大会に参加して会うことも
できなくなるかもしれない。
きっと………
4人で集まることはもう無い…。
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「すごいじゃん、真島くん!NAME2さん!」
「うぉーっ!やったなぁ!」
どこから聞きつけたのか、
私と太一が受験に合格したということが
一部のクラスメイトに知れていた。
千早「どうしたの?」
NAME1「……あ、太一が開明成受かったって。
私も柊女学院受かったから…。」
千早「そっか…
NAME1は前から決めてたんだもんね…。
………おめでとう!
でも太一は秀西大附属行くんでしょ?
チャリで行けるから本命って言ってたもんね?
開明成行ったらかるたできなくなっちゃうよ。」
太一「…な………なに言ってんだよ。
かるたできなくなっても
開明成行くに決まってんじゃん…。」
NAME1「…………私も…
白波会には行けなくなると思う……。」
開明成中学は総理大臣が何人も出るような
トップクラスの中高一貫校。
受かって蹴る人なんかいない…。
私の行く柊女学院は通学片道2時間。
学校と白波会は家を挟んで逆方向になるから
たぶん通うのは難しくなる。
千早「…新、なんか太一がさあ、
かるたできなくなってもいいとか言うんだよ。
NAME1も白波会来れなくなるって。
そんな冗談さあーー………」
新「……僕も…福井のじいちゃんが倒れてもて
卒業したら福井に帰る。
…ずっと一緒にかるたはできん。」
心臓がどくんと鳴って目の前が暗くなる。
私の私立行きは随分前から決まってて
離れてしまうことは覚悟していた。
それでもたまに時間作って
みんなと会えればって思ってた。
だけど
太一もいない、
新もいない、
もうみんなで会えないの…?
…ーバラバラになっちゃう…。
新は福井戻ってもかるたは続けるだろうけど
私の中学の勉強が大変だったら
今までみたいに大会に参加して会うことも
できなくなるかもしれない。
きっと………
4人で集まることはもう無い…。
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