▪小さな4人の大きな約束
お名前入力
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
.
新くんの家で千早と新くんが勝負した時
《せ》を抜いたのもまぐれじゃない。
新くんの視線を感じて目を向けると
恐ろしい程に猛り立った表情をしていた。
…………
……
…
千早「負けた………。」
新・NAME1「ふふふふふふ………」
多くの取札を手に私と新くんは
千早に勝った気になる。
太一「やめろよおまえら…
ほんとに負けたのはあっちだよ……。」
正面を向くと
床に項垂れて精気を失うヒョロくんがいた。
ヒョロ「5枚しか………5枚………5……………」
「しっかりヒョロくん!あっごめん浩くん…!」
ドスドスとした地響きを感じ振り向くと
頬を赤らめた原田先生が
鼻息荒くこちらに走ってくるのが見える。
原田「君たち名前は?かるた好きかい?
うちのかるた会入る?!」
新「会費はいくらですか!!」
え!新くんそこ?!
原田「小学生からは取らないよ。」
新「じゃあ入ります!!」
決断はや!
新「綿谷新、小6です。」
ヒョロ「綿谷新!!」
抜け殻になっていたヒョロくんが
ぐるんと顔だけをこちらに向けて叫び驚いた。
ヒョロ「知ってる……おまえ………
全国大会の結果表で見た………
小1から小5まで学年別で毎年
NAME2ってやつと優勝争いしてるやつだ!」
ヒョロくんの声に、周りにいる人達がざわつき出す。
千早「え!NAME2って……、NAME1?!」
太一「はぁ?!おまえら全国ワンツー?!」
ヒョロ「何ィ?!」
原田 ( それどころじゃない。
綿谷っていったら'80年代に七連覇した永世名人
福井の綿谷始さんのお孫さんか?!
もう一人の女の子も、NAME1ちゃんってまさか
現在は専任読手を務められる
元三連覇クイーン、NAME2さんとこの?! )
「また出た原田先生のガッツポーズ。」
「白波会の昔からの悲願だもんな。」
『 うちからいつか名人・クイーンをー…』
原田「きみたちは?やらないかい、かるた。」
太一「え。え……おれは……えーと……。」
千早「…私まだ全部覚えてなくて…
綿谷くんやNAME1みたいには………。
せ…先生………先生あのね、えっと、あのね、」
千早はもうきっとかるたの虜になってる。
.
新くんの家で千早と新くんが勝負した時
《せ》を抜いたのもまぐれじゃない。
新くんの視線を感じて目を向けると
恐ろしい程に猛り立った表情をしていた。
…………
……
…
千早「負けた………。」
新・NAME1「ふふふふふふ………」
多くの取札を手に私と新くんは
千早に勝った気になる。
太一「やめろよおまえら…
ほんとに負けたのはあっちだよ……。」
正面を向くと
床に項垂れて精気を失うヒョロくんがいた。
ヒョロ「5枚しか………5枚………5……………」
「しっかりヒョロくん!あっごめん浩くん…!」
ドスドスとした地響きを感じ振り向くと
頬を赤らめた原田先生が
鼻息荒くこちらに走ってくるのが見える。
原田「君たち名前は?かるた好きかい?
うちのかるた会入る?!」
新「会費はいくらですか!!」
え!新くんそこ?!
原田「小学生からは取らないよ。」
新「じゃあ入ります!!」
決断はや!
新「綿谷新、小6です。」
ヒョロ「綿谷新!!」
抜け殻になっていたヒョロくんが
ぐるんと顔だけをこちらに向けて叫び驚いた。
ヒョロ「知ってる……おまえ………
全国大会の結果表で見た………
小1から小5まで学年別で毎年
NAME2ってやつと優勝争いしてるやつだ!」
ヒョロくんの声に、周りにいる人達がざわつき出す。
千早「え!NAME2って……、NAME1?!」
太一「はぁ?!おまえら全国ワンツー?!」
ヒョロ「何ィ?!」
原田 ( それどころじゃない。
綿谷っていったら'80年代に七連覇した永世名人
福井の綿谷始さんのお孫さんか?!
もう一人の女の子も、NAME1ちゃんってまさか
現在は専任読手を務められる
元三連覇クイーン、NAME2さんとこの?! )
「また出た原田先生のガッツポーズ。」
「白波会の昔からの悲願だもんな。」
『 うちからいつか名人・クイーンをー…』
原田「きみたちは?やらないかい、かるた。」
太一「え。え……おれは……えーと……。」
千早「…私まだ全部覚えてなくて…
綿谷くんやNAME1みたいには………。
せ…先生………先生あのね、えっと、あのね、」
千早はもうきっとかるたの虜になってる。
.