▪小さな4人の大きな約束
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暗記時間を無視して廊下で作戦会議。
新「まず千早担当にした札は《一字決まり》。
《む》とか《す》とか読まれた瞬間に
もう取りに行っていい札で、7枚あるんや。」
NAME1「千早は反射神経いいから
集中したら大丈夫。あとは二字決まりも
わかるのあったら取って。」
千早「がんばる!」
新「真島には《大山札》って言われる
《六字決まり》の札を回してる。」
NAME1「《あさぼらけ》《きみがため》
《わたのはら》、各2枚で全部で6枚だよ。」
新「ヤマを張って取るで大山札って呼ばれてる。
真島もヤマ張っていいで詠まれたら取りに行って。」
真島「お手つきだったらどーすんだよ。」
NAME1・新「「 大丈夫 。」」
真島くんの不服そうな目。
真島「綿谷と地味子だけでやれば良かったじゃん。
めんどくせぇ。
足でまといいねー方が楽に勝てんだろ。」
私は…みんなとかるたしてみたい。
《チーム》になってみたい…。
新「チームに…なってみたくての…。」
…新くんも同じ想いでいたことに、
静かな喜びが水のように溢れてくる。
ずっと周りと壁を作ってきたから
誰かと気持ちを共有するなんて初めてで
嬉しくて嬉しくて息が弾んだ。
原田 ( 作戦立ててきた。経験者がいる…どの子だ? )
” ほ ”
バッ
” ととぎすー ”
千早「えっ!NAME1?!
なんで?!今の一字決まり私の担当でしょ?!」
NAME1「ハッ!ごめん…つい…!」
新「だって千早遅いが。」
千早「…………💢」
新くん…!そんなはっきりと…!
” きみがためー ”
バシッ
” はるののにいでてわかなつむー ”
真島「あっ、しまった。お手つき…。」
新「大丈夫。僕が当たり札取ったで。
でもお手つきやからプラマイゼロになるわ。」
真島「…………💢」
新「大山札は僕も取りに行く。
真島が間違ってもプラマイゼロならいいで。」
おっと……新くん本気すぎる…。
いや、私も本気だけど、
新くんのはもはや個人戦。
千早と真島くん、お願いだから怒らないでー!!
そう心の中で祈りながら焦りに目を回した。
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暗記時間を無視して廊下で作戦会議。
新「まず千早担当にした札は《一字決まり》。
《む》とか《す》とか読まれた瞬間に
もう取りに行っていい札で、7枚あるんや。」
NAME1「千早は反射神経いいから
集中したら大丈夫。あとは二字決まりも
わかるのあったら取って。」
千早「がんばる!」
新「真島には《大山札》って言われる
《六字決まり》の札を回してる。」
NAME1「《あさぼらけ》《きみがため》
《わたのはら》、各2枚で全部で6枚だよ。」
新「ヤマを張って取るで大山札って呼ばれてる。
真島もヤマ張っていいで詠まれたら取りに行って。」
真島「お手つきだったらどーすんだよ。」
NAME1・新「「 大丈夫 。」」
真島くんの不服そうな目。
真島「綿谷と地味子だけでやれば良かったじゃん。
めんどくせぇ。
足でまといいねー方が楽に勝てんだろ。」
私は…みんなとかるたしてみたい。
《チーム》になってみたい…。
新「チームに…なってみたくての…。」
…新くんも同じ想いでいたことに、
静かな喜びが水のように溢れてくる。
ずっと周りと壁を作ってきたから
誰かと気持ちを共有するなんて初めてで
嬉しくて嬉しくて息が弾んだ。
原田 ( 作戦立ててきた。経験者がいる…どの子だ? )
” ほ ”
バッ
” ととぎすー ”
千早「えっ!NAME1?!
なんで?!今の一字決まり私の担当でしょ?!」
NAME1「ハッ!ごめん…つい…!」
新「だって千早遅いが。」
千早「…………💢」
新くん…!そんなはっきりと…!
” きみがためー ”
バシッ
” はるののにいでてわかなつむー ”
真島「あっ、しまった。お手つき…。」
新「大丈夫。僕が当たり札取ったで。
でもお手つきやからプラマイゼロになるわ。」
真島「…………💢」
新「大山札は僕も取りに行く。
真島が間違ってもプラマイゼロならいいで。」
おっと……新くん本気すぎる…。
いや、私も本気だけど、
新くんのはもはや個人戦。
千早と真島くん、お願いだから怒らないでー!!
そう心の中で祈りながら焦りに目を回した。
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