▪小さな4人の大きな約束
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新「…かるたは他の国ではまだあんま
やられてえんくて、まぁ難しいでの。
でもそれはつまり、日本で一番になったら
世界で一番ってことやろ?
…かるたで名人になるのが僕の夢や。
ほんで、NAME1ちゃんは…」
NAME1「…ク……クイーン…。」
言っちゃった。
わー、言っちゃった!
照れくささと同時に
ほわほわと胸があったかくなってくる。
新「僕はNAME1ちゃんは
ほんとにクイーンになると思うわ。」
NAME1「新くんも絶対名人になるよ!」
身体が震える程に嬉しくて
クラスメイトの前だと言うことも忘れ
心の底から思い切り笑った。
千早「名人…クイーン…世界一…。」
新「千早って、いい名前やの。」
千早「え?」
新「ほらこれ。
これは上の句が《ちはや》で取れる札やから、
もう《ちはや》に見える。
僕やNAME1ちゃんの目はそうなってるんや。」
まだちょっと慣れないけど、
千早ちゃんに向けて微笑んでみる。
新母「ただいまー…。あらっ?
まぁ新!お友達か!?いや…
ガールフレンド!?…2人!?
あっ、NAME1ちゃんやないの!?
久しぶりやのー!
みんなおイモ食べるか!?」
新くんのお母さん、相変わらずだ。
千早「いえ、あの……帰ります。」
千早ちゃんはランドセルを背負うと
お邪魔しました、と帰ってしまった。
NAME1「あ…じゃあ、私も。」
新「NAME1ちゃん、もう一回だけ、
一回でいいで、かるたしよっさ!」
新母「ほんなら終わったらおイモ食べ!」
千早ちゃんと一緒に出るべきだった。
出遅れた。
NAME1「もう一回だけだよ?」
新「うん!」
普段は静かな雰囲気の新くんが
かるたになると急に無邪気になる。
そんな新くんの笑顔につられて
気づけば私も笑ってた。
新「東京にいたら、かるた仲間えんで
隠すのもまぁ分からんでもないよ。
ほんでも、やっぱり
NAME1ちゃんはNAME1ちゃんやろ?」
みんながみんな、
そうやって認めてくれる訳じゃない。
でも、新くんがそう言ってくれて
少し気持ちが楽になったよ。
私は新くんを助けてあげれないのに
新くんは私を救ってくれたようで
その優しさが純粋に嬉しかったんだ。
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新「…かるたは他の国ではまだあんま
やられてえんくて、まぁ難しいでの。
でもそれはつまり、日本で一番になったら
世界で一番ってことやろ?
…かるたで名人になるのが僕の夢や。
ほんで、NAME1ちゃんは…」
NAME1「…ク……クイーン…。」
言っちゃった。
わー、言っちゃった!
照れくささと同時に
ほわほわと胸があったかくなってくる。
新「僕はNAME1ちゃんは
ほんとにクイーンになると思うわ。」
NAME1「新くんも絶対名人になるよ!」
身体が震える程に嬉しくて
クラスメイトの前だと言うことも忘れ
心の底から思い切り笑った。
千早「名人…クイーン…世界一…。」
新「千早って、いい名前やの。」
千早「え?」
新「ほらこれ。
これは上の句が《ちはや》で取れる札やから、
もう《ちはや》に見える。
僕やNAME1ちゃんの目はそうなってるんや。」
まだちょっと慣れないけど、
千早ちゃんに向けて微笑んでみる。
新母「ただいまー…。あらっ?
まぁ新!お友達か!?いや…
ガールフレンド!?…2人!?
あっ、NAME1ちゃんやないの!?
久しぶりやのー!
みんなおイモ食べるか!?」
新くんのお母さん、相変わらずだ。
千早「いえ、あの……帰ります。」
千早ちゃんはランドセルを背負うと
お邪魔しました、と帰ってしまった。
NAME1「あ…じゃあ、私も。」
新「NAME1ちゃん、もう一回だけ、
一回でいいで、かるたしよっさ!」
新母「ほんなら終わったらおイモ食べ!」
千早ちゃんと一緒に出るべきだった。
出遅れた。
NAME1「もう一回だけだよ?」
新「うん!」
普段は静かな雰囲気の新くんが
かるたになると急に無邪気になる。
そんな新くんの笑顔につられて
気づけば私も笑ってた。
新「東京にいたら、かるた仲間えんで
隠すのもまぁ分からんでもないよ。
ほんでも、やっぱり
NAME1ちゃんはNAME1ちゃんやろ?」
みんながみんな、
そうやって認めてくれる訳じゃない。
でも、新くんがそう言ってくれて
少し気持ちが楽になったよ。
私は新くんを助けてあげれないのに
新くんは私を救ってくれたようで
その優しさが純粋に嬉しかったんだ。
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